しなしなの記録

 しなしなの趣味の記録です。洋楽カラオケ、郵便局訪問、川、猫など

おくりびと

2008-10-05 11:36:20 | Weblog
 9月8日に父が亡くなりました。享年78歳です。そのときに納棺師さんのお世話になりました。納棺の儀式を見たのは初めてでした。
 後の作業工程を考え、準備し、後戻りすることなく、手際の良い所作で、肌を露出することなく、進められました。納棺師さんは30代と思われる女性の方です。その作業は見ていて、とても美しく、うまいなと感心するものでした。通夜のとき、妻と妹と話しました。彼女は何故、この職業を選んだのだろう。どういう修行を積んできたのだろう。無駄のない所作は茶道といっしょだね。こんなことを聞いてみたいね、やっぱり映画「おくりびと」は見ておかなければと。
 ということで、10月4日に妻と「おくりびと」を見てきました。おもしろい映画です。笑いあり、涙あり(父の葬儀では涙は出ませんでしたが、映画を見て、涙がでました)です。納棺師という職業、誰もがお世話になるであろう職業です。映画を見て、扱うのは綺麗な遺体ばかりではないことも知りました。たいへんなご苦労もあるようです。でも、新たな旅立ちに対し、ご遺族のため、愛情を持ち、仕事に誇りを感じておられることが判りました。
 「死は門である」とは、映画で語られる言葉です。私は、新たな生への旅立ちの門をくぐることであると受け止めました。

※ 失敗したのは、札幌駅のシネコンの場合、私が50歳になったので、夫婦で鑑賞すると3600円が、2000円になることに気づいていませんでした。次回からは免許証携帯で行くと、お得になります。レッドクリフは見ようと妻と合意しました。

 写真は全く関係のない、釧路駅の看板です。バックにいる車輌は、廃止となってしまった特急まりも(若い頃から、「急行まりも」だったころも含め、随分利用させていただきました)です。
コメント
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