花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
映画とパソコンと、好奇心も
いっぱいの主婦の日記です

「黒斑山」残念登山記②

2005年08月31日 | 山シリーズ
トーミの頭から黒斑山頂上までは、40分のコースタイムです。
左側は樹木地帯ですが、右の浅間山方面はすっぱりと切り立った断崖で、
所々に展望できるスペースがありました。

下を覗くと、「湯の平高原」の
緑の一部が見えています。
でも、浅間は相変わらず霧の
---
一瞬霧が切れて稜線が見える
のですが---思いがけない
近さにビックリです。
「頂上で待っていれば、霧が
晴れるかも」---
淡い期待を抱いて、登り続け
ました。

浅間山を監視する「定点カメラ」の塔が見えてくると、すぐに頂上です。
わりとあっけなく頂上に到着。時計を見ると、12時半になっていました。
ゆっくり、ノンビリ、2時間半近くかけて上ってきた事になります。
頂上は思ったより狭くて、ほとんどの人々は「黒斑山・2404M」と書か
れた表示板の前で写真を撮り、戻っていきますが、我々は岩石に座って浅間の
姿を待つ事にします。

おにぎりや果物を食べて
腹ごしらえ、前に座って
いた若い女性と、「山岳
パトロール」の腕章を付けた
おじさんとの会話に私たちも、
仲間入りです。
女性は小布施の有名和菓子屋
さんにお勤めとか---
おじさんは小諸の写真屋さん
で、この日はパトロールの
当番日だったようです。


 この左の写真は、頂上から
 見たトーミの頭です。
 頂上には1時間ほどいましたが
 浅間山はついに顔を見せません
 でした。
 若い女性を先頭に、トントンと
 軽快に下ります。
 トーミの頭を過ぎるとすぐに 
 「中コース」への分岐---
  

私たちは、下りはこのコースを使うつもりでした.
「ここは森林地帯の中、沢に沿って行く道」と言うおじさんの説明で迷い,
結局4人で一緒に、登りと同じ見晴らしの良い「表コース」を下る事に
なりました。
若い女性に付いて行くのは大変でしたが、お花が現れると彼女は立ち止まり
名前を聞いてきます。おじさんより私たちの出番です。
これは「あさま山ぶどう」、こっちは「ブルーベリー」
その度に、彼女は味わってみます。「ブルーベリーの方が美味しい」
「シラタマノキ」を見つけた時は香りをかいでもらったのですが、
「ショウノウの匂い!」彼女は素直に反応していました

>
おばさんたちが答えられなかっ
たのは、このお花---
黄色のプチプチが可愛いいお花
だったけど、何ていう名前なの
かしら?もっともこの写真では
形も何も分かりませんね~~

地元のパトロールのおじさんも
色々な情報を教えてくれました。


このコースは、1年中歩けるそうで、特に晩秋の、浅間山にうっすらと雪が
かぶった時が最高だそうです
スジスジがくっきりと見えるのでしょう。

それと大事な事、登山カードに記入して山に入った人が、万が一噴火に
巻き込まれたら、最大で5000万円の補償金が、小諸市から出るそうです。
市はそれだけ「責任」を持って火山情報を出しているって事かしら
皆様、必ず「登山届」は出して登りましょうね~~~

[追記]
山で知り合った、20代後半の感じの良い女性と、人の良さそうなパトロールの
おじさん、そして私たち2人の一見奇妙な4人グループですが、一緒に下った
初秋の「黒斑山」は、「浅間山」が見えなかった悔しさはあるものの、楽しい
思い出が残りましたが---
この後、信じられない事が起きたのです。

午後2時半、2人と別れて私たちは「○○高原ホテル」の温泉に入りました。
30人近い団体(ツアーではなくて、女ばかりの山岳会?)が入浴を終える所で、
脱衣場は人で溢れていましたが、丁度入れ違いだったので、私たちはノンビリ、
ユッタリとを満喫できました。

3時50分のバスに乗るので、時間を見計らってお風呂から出てみたら、ナント!
私の新しい登山靴が片方だけ見当たらない
慌てて裸足で一階のフロントに駆けつけ、事情を話し、ロビーで休んでいた
山岳会のオバサマ達に聞いて回り~~嗚呼バスの時間だわ
ホテルのスリッパ借りて帰るしかない---覚悟を決めたその時,
「あったわよ~」山岳会のおば様の声で、我に返りました。
ロビーのソファーの底に、突っ込んであったそうな---

「なぜだぁ~~」わけの分からない出来事を体験しました。

コメント (6)
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