朝の6時半ごろ目覚めました。
起きて窓の外を見てみると、目の前の海の水平線が少し明るくなっています。
「えっ、もしかして朝日が海から昇ってくるの」
慌てて着替え、デジカメ抱えて飛び出しました。
空が茜色に染まって、沖に浮かぶ船の舳先の辺りから朝日が現れました
サザーン・オーシャンは南に面しているはずですが、エスペランスの海は少し東に向かって曲線を描いているのでしょう。
思いがけず、海から昇る「朝日」をみる事ができて感激しました
これを綴りながら、パース近くの浜辺で見た「インド洋の夕日」(3月6日にUP)の写真と見比べてしまいました
キッチンからも寝室からも、青い海が見える良いロケーションの宿です
お湯を沸かして、家から持ってきたコーヒーと前の日に買ったパンで朝食を済ませてから、「感動の海」を再び見に行きました。
柔らかい朝日に照らされたラッキー・ベイの海は、前日の午後のような明るい輝きはありませんが、朝の静けさが漂っていました。
海が望める展望台にテーブルを広げて、コーヒーを飲みながら朝食をしているキャンピングカーの二人が、いい雰囲気をかもし出しています。
私もできればこのような、ユッタリとした旅がしてみたい・・・
朝から泳いでいる男性がいました。
手前には白い浜辺に寝そべっているビキニ姿の女性
まるで映画の中の一シーンを見ているようで・・・
風景全体がオトナの雰囲気なんですね。
アルバニーやエスペランスで出合った旅人は、ほとんどが男女のペァーで、日本に多い団体様ご一行や女性だけのグループは皆無でした。
一回りしてから街に戻り、ビジターセンターでお土産類を扱っている事を思い出したので覗いて見ました。
ウ~~ン、買いたい物が無い
しいて言えば、大きな「エスペランスの海」の写真パネルが欲しかったのですが、「日本に帰る時、どうやって持って行くのだ?」と主人に言われて諦めました
結局買ったのは、絵葉書と綺麗なビーチとピンクレイクが描かれた4本のスプーンだけ
ビジターセンターの前のガソリンスタンドで給油をしてから、AM10時20分、いよいよ出発です。
「エスペランスの海よ湖よ、一生の思い出をありがとう」
来る時も見たユーカリ並木に見送られながら「エスペランスの街」に別れを告げました。