長蔵小屋から分岐の三平下までは20分。
途中の湿原にも水芭蕉やリュウキンカ、ミツガシワ、ミゾホウズキ、そして白い大カメノキが咲いていました。
尾瀬沼の標高は尾瀬ヶ原よりも200m高いので、遅くまで水芭蕉が楽しめるそうです。
以前は山小屋近くの水芭蕉は栄養が良いのか?、大きくなりすぎたりしていましたが、最近は浄化槽の設備が完備したのでしょう。
今回はどこでも小さな可憐な水芭蕉が楽しめました
ここから2時間ちょっとで、三平峠を越えて群馬県側の大清水に出られます。
私たちは尾瀬沼を時計回りに一周する予定・・・
沼尻方面に進みます。
すぐにたくさんのお花に出迎えられて、歓声をあげながらのハイキングとなりました。
朝はハッキリと見えていた「燧ケ岳」がもうすっかり雲の中です。
「けぶった尾瀬沼も風情があって良いかも・・・」と呟いたものの、木道は所々工事中で、ドロドロの中を歩く事もありました
でも・・・
エゾムラサキやカラフトダイコンソウなどの珍しいお花が見られて
何と!ノビネチドリもありました
このコースで出会ったたくさんの高山植物をnon_nonさんのタグをお借りして纏めましたので、ご覧下さい。
尾瀬沼の花々 | ||||
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写真下段一番左端の「エゾムラサキ」のお花の上に見える、黄色いお花は「カラフトダイコンソウ」です。
「尾瀬沼一周コース」は木立の間から尾瀬沼が見えますが、時々開けて岸辺に咲く水芭蕉の群落が鑑賞できます
私は白い登山ズボンをはいていたので、滑らないように注意しながら歩きました。
沼は更に霧が出てきて、一組の若い二人連れとすれ違っただけで、他に人の姿も見えません。
主人のザックにぶら下げた熊よけのカウベルの、ガランガランという音だけが鳴り響いていました。
「こんな所で熊さんとバッタリあったらどうしよう」
それでも登山道脇の高山植物に目を奪われての楽しひとときでした。
中でも、大好きな「サンカヨウ」を見たときはちょっと興奮状態になりました。
夏山では、実になっている姿がほとんどですものね・・・
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マウスオン・クリックで三枚の「サンカヨウ」の写真をご覧下さい
薄暗い登山道がぱぁ~っと明るくなって、見上げるとピンクのヤシオツツジが白いオオカメノキと並んでたくさん咲いていました
以前秩父の「両神山」で、早すぎて見損なっていた華やかなアカヤシオです。
ピンクのショウジョウバカマを見つけたので写真を撮っていると、このコースを歩き始めて二組目の中高年のご夫婦とすれ違いました。
挨拶を交わすと、「この先の湿原を抜けるとすぐに沼尻の小屋ですよ」と言われました。
ドロドロの道をズボンをたくし上げながら進むと、湖沼が点在する「小沼湿原」が現れました
※10枚のお花のマウスオン・スライドショーの入力をミスって、数時間ほど皆様にはご迷惑をおかけしたかも知れません。お詫び申し上げます