花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
映画とパソコンと、好奇心も
いっぱいの主婦の日記です

台風と大震災と、そして・・・

2007年07月18日 | 日常の日記

三連休の前日までは綺麗に咲いていた我が家の「クチナシ」ですが・・・
台風が去ってもさっぱり晴天が戻らず、連日の雨と梅雨寒に、しおれて黄色くなって下を向いてしまいました。

沖縄九州地方に多大な被害を及ぼした台風4号も、関東地方は直撃を免れて東の海上に去って行きましたが、今度は新潟県中越地方や長野県北部を襲った大震災に身が震える思いです。

多くのお年寄りが犠牲になり、ライフラインが寸断されて、避難所での大変な日々をニュースで見るにつけ、いつわが身に降りかかるか分らない天災の怖さは、とうてい他人事とでは済ませられませんね。
被災地の皆様には心からお見舞いを申し上げます。


台風騒ぎの土日は、雨戸を閉め切った部屋にこもって、友人のぷりんさんから借りた本を読んでいました。

1995年、エベレストで日本人の難波康子さんを含む十数名が遭難した、まだ記憶に残っているあの山岳事故の記録。
アメリカのスポーツジャーナリストのジョン・クラカワー箸「空へ」です。

ニュージーランド人のガイドが率いるツァー会社が企画したエベレスト・トレッキング(参加費用はおよそ780万円!)に、このジャーナリストも取材として参加していたのです。

エベレストの頂上では晴れていたのに、あっという間に自然が牙を向き、激しいブリザードの中、下山中に次々と命を落とす人々の壮絶な姿に胸が痛くなりました。

生死を分けたのは「体力」と、激しい頭痛に見舞われる薄い空気の中での「判断力」、そして「運」・・・
そう思いました。

それにしてもあの神聖なエベレスト(中国名・チョモランマ)の基地がゴミだらけ、麓の村々は糞まみれの描写はショックですね
それでも眺めるだけなら是非行ってみたい憧れの「ネパール」です


連休最後の日は、窓辺でひたすら織り機に向かっておりました。
何となく眩暈がするなぁ~と・・・
いよいよ私も恐れていた「脳梗塞が」と、ヒヤッとしました。
そのくらいユ~ラユ~ラと・・・
グラグラではありませんでしたね。
近くの観葉植物の葉が揺れているので「地震」と知りました。

それからTVに釘づけ
時々織物をして
出来上がった二つのキャンディー・ボックスは人様にお見せできるようなシロモノではなくなりました
(右側のワイヤーを入れて織り上げた物を折りたたんで両端を結び、出来上がりが左の写真です)

ずっと家に閉じこもり、顔を突き合わせて動かないでいたら体調もおかしくなった我が夫婦、夜は近くの居酒屋さんに出かけて鋭気を養ってきました。(被害地の皆様、ごめんなさい
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我が家の近所にあったレストランが店じまいをして、駅前にお洒落な居酒屋を開いたと聞き、偵察がてら行ってきました。

若い人々が集まるチェーンの居酒屋さんと違って、落ち着いた大人の雰囲気が漂うお店でした。
私は「岩カキ」が美味しかったです。
主人は生が食べたかったと申していますが、それはやはり日本海側の現地ではないと無理なのかも・・・
富山と秋田で食べた岩ガキの味が忘れられませんね

グラスビールを一杯と、日本酒の四合ビンを頼んで、私も冷酒を少々いただきました。
(ヤハリ我が家は「別荘」は到底無理ですわ

いい気持ちになって最後はショッピング街でラーメンの仕上げです。
これではいくら痩せたいと思っても無理な話ですね。


最後に書店に寄って山の地図と沢木耕太郎の「凍」を買ってきました。

この本もヒマラヤの高峰・ギャチュンカンが舞台です。
帯びには”雪崩による一瞬の魔は美しい氷壁を死の壁に変えた。宙吊りになった妻の頭上で、生きて帰るためにせまられた後戻りできない選択とは・・・”と書かれています。
命の危険をおしてまで、人は何故山に登るのだろうか

そんなことを考えさせられる物語なのかなぁ~?
楽しみ!楽しみ!


コメント (16)
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