花と緑を追いかけて

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いっぱいの主婦の日記です

北アルプス「燕岳~常念岳」登山紀行・その1

2007年07月30日 | 山シリーズ
7月26日(木)
「中房温泉」から合戦尾根を登り「燕山荘」へ

朝5時、長野県有明にある「中房温泉」(日本秘湯を守る会)の宿で目覚めました。
沢の水の音に混じって、微かに軒下を流れる雨音が聞こえています。
前の晩から降り出した雨は、未だにやむ気配を見せません

「山はどうする?」と主人が聞いてきます。
「う~~ん」・・・
部屋のTVをつけると丁度天気予報をやっていました。
”今日のお天気は/。 明日のお天気は/ ”

「稜線歩きをする明日のお天気さえ良ければいいのよ。行こう」と私はキッパリと答えました。
「そうだな。われ等の晴れパワーは強烈だから、明日は絶対ピカピカの快晴になるぞ」と、主人も同調です。

朝ごはんはお弁当にしてもらっていました。
笹にくるまれた中華チマキを一つ食べ、持ってきたポットにもお茶を入れて・・・
空模様を眺めていると、6時半過ぎに雨が上がりました
「さぁ~!出発だ!」
こうして私たちの北アルプス登山はスタートしました


中房温泉の外湯の脇から登山道が始まります。
登山届けを出してから、アルプス三大急登の一つといわれる「合戦尾根」に取り付きました。
30分もしないうちに又雨が落ちてきて、仕方なく雨具を着ました。
中高生の学校登山の団体がたくさん登ってきます。
簡単な雨具に運動靴・・・
それでも元気いっぱいです
1時間半歩くと第2ベンチが現れて・・・
ここで残りのチマキを食べ、熱いお茶を飲みました。


このコースは急登ですが良く整備されていて、危ない所はほとんどありません。
時々スポーツ飲料を飲みながら立ち休みをし、更に頑張って1時間半登ると「合戦小屋」に出ます。
ここの「スイカ」が有名ですね
大勢の登山者が雨宿りをしながらスイカを食べていました。
モチロン中高生の団体たちも・・・





私たちも一切れ800円のスイカを半分にして食べました
古い雨具を着ている主人は全身びしょびしょで「寒い!」を連発・・・
温かいミルクも飲みました
ここから1時間10分で、稜線に建っている「燕山荘」です。






合戦小屋から先は広葉樹林帯となり、登山道脇には可憐なお花が見られるようになりました


雨もやんで少し空も明るくなって・・・
私もポーチからカメラを取り出す回数が増えてきます

このコースで写した花々をnon_nonさんのソースをお借りして纏めましたのでご覧下さい。
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合戦尾根の花々
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シナノキンバイのお花畑が現れると、すぐ上に「燕山荘」が見えてきました。
流石に歩き疲れてヨレヨレです

稜線に出ると、紫色のミヤマクワガタのお花畑が広がり、その中にピンクの「テガタチドリ」が目だった姿で咲いていました。

そして、目の前の階段の向こう側が「燕山荘」
時計を見ると11時20分でした。
中房温泉から約4時間半・・・
マップタイムに近い時間で登ってこれましたね


こちらが北アルプスでも1~2を争う規模の大きさで有名な「燕山荘」(えんざんそう)です。
オーナーの赤沼氏の活躍も見事ですね

「燕山荘」で全部着替えて、雨で濡れた雨具や衣類を乾燥室に吊るし、食堂で温かいお蕎麦を食べました


一休みしてから、水と傘を入れたナップザックを背負って、2km先の「燕岳」頂上に向かいました。

コメント (14)
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