こちらは、横浜のMM21近くにある「県民共済ビル」前の桜です。
ビルの谷間にあるこの桜が、毎年少し早めに咲き出すのは知っていましたが・・・
先週車でその道を通ったら、ナント!すでに満開になっていました
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マウスオンで、アップの花びらもご覧下さい
たまたまバッグの中に入れていたコンデジのオートで撮った、単なる証拠写真ですが・・・
早咲きの桜なのでしょうが、詳しい種類が分りません、冬桜にしては艶やかなのです
雨続きの中、久しぶりに青空が広がった5日の木曜日・・・
私はご近所仲間と3人で、MM21にあるワールドポーターズに映画を観に行きました。
いつもと同じように、1日に2本の映画鑑賞です。
この日は5トウ日なので渋滞を配慮し朝の8時前に車で出発したら、鎌倉街道は案外スムースに走ることが出来て、8時半にはMM21に着きました。
それで時間調整のために車を停めて、朝の「サクラ見物」をしました
一緒に咲いていたピンク色の濃い「ヒカン桜」が、ソメイヨシノより一ヶ月ほど早く咲きだすということは知っていましたが・・・
青空を背景に咲く可憐な薄いピンクの桜が、本格的な春の訪れを感じさせてくれました。
みなとみらいのマイカルでこの日観た映画は、午前中に「チェンジリング」、そして午後から「オーストラリア」
それぞれ2時間半と3時間の長丁場の作品です。
「お前らはガッツがあるよ。それだけ元気ならエジプト旅行もきっと実現できるよ。大丈夫!」と主人が、半分呆れた顔で見送ってくれました。
「チェンジリング」
最初に観たのは、アンジェリーナ・ジョリー主演の「チェンジリング」
ブラット・ピットの「ベンジャミン・バトン」と迷いましたが(両方ともアカデミー賞にノミネートされた作品)、「チェンジリング」の監督が、以前観て大感激した「ミリオンダラー・ベビー」のクリント・イーストウッドだったのでこちらを選びました。
「1928年。ロサンゼルスの郊外で9歳の息子・ウォルターと幸せな毎日を送る、シングル・マザーのクリスティン。だがある日突然、家で留守番をしていたウォルターが失踪。誘拐か家出か分からないまま、行方不明の状態が続き、クリスティンは眠れない夜を過ごす。そして5ヶ月後、息子が発見されたとの報せを聞き、クリスティンは念願の再会を果たす。だが、彼女の前に現れたのは、最愛のウォルターではなく、彼によく似た見知らぬ少年だった」
「ミスター&ミセス・スミス」では、拳銃片手にブラピと派手なアクションを演じたアンジーが、今度はエレガントな中に強さを内に秘めた母親を熱演しています。
尚、この物語は実話です。
1920年代当時、堕落したロサンゼルス警察が保身のために行った数々の非道な行動・・・
そしておぞましい猟奇的な事件・・・
これらが実際にあったという事実にがく然とさせられました。
「見つかった子は自分の子ではない」といくら訴えても、体面を重んじるロス警察は相手にしてくれません。
教師や歯医者も「違う子供」と証言してくれるのですが、警察は「成長期の子供は5ヶ月で変化する」と言って聞く耳を持たず、挙句に卑劣な手段にでます。
80年前のこの頃から「メディア」という存在が、国家権力にとっても被害者側にとっても侮れないものとなっていたのですね。
現在はこの頃の比ではなくなっていて・・・
政治を動かすのも世論を動かすのも、もしかしたら「メディア」なのかもと、実感しました。
アンジェリーナ・ジョリーの熱演で、上映時間の長さは感じられない力作でした。
当時としては花形職業の「電話交換手」
身に付けるファッションも時代を思わせて良い感じ・・・
落ち着いた色彩の画面に、真っ赤な唇と真っ黒なアイシャドーの大きな瞳が印象的なアンジー。
あんなに細かったかしら?
先日、ブラピと子供達を引き連れ来日した時は、逞しい肝っ玉マザーの印象が強かったけど・・・
役にかける努力はやはりプロですね。
母親の悲しみと孤独な戦いが繊細ながらも淡々と流れる前半に対して、後半は思いがけない展開が繰り広げられ、どんどん引き込まれていきます。
やはりアカデミー賞を2回も受賞した監督の手法は冴えていますね。
重くて切ない物語ですが、希望を失わない母親の姿に救われます。
その彼女に味方した教会や弁護士の存在と、そして良心を持った刑事がいたことも救われました。
辛い展開ながらも、クリント・イーストウッド監督の温かい心が感じられる映画でもありました。
午後から観たもう一本は三時間の大作、ニコール・キッドマン主演の「オーストラリア」
オーストラリアの大自然が美しく描かれています。
4年以上も西オーストラリアに通い、暮らし旅をした私は特別な思い入れがありますので・・・
その思いを絡めて別途語ろうと思っています。