転んで思わず付いた左手の甲を骨折して一ヶ月以上が過ぎました。
痛みは和らぎましたが、圧迫感のあるギブスが何とも辛いです。
ギブスの周りは皮(垢?)がボロボロ・・・
特に一番動かしている親指は擦り切れて、皮がむけて赤くなってきました

医師に少しでも早く外して欲しいと訴えたら
「最低一ヶ月間はしていなければ駄目」
「5月2日にギブスをはめたから、外すのは早くて6月2日以降、遅い方が望ましい」
「それまで出来るだけ骨折した方の手は使わないように」とのこと・・・
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片手生活の不自由さは思った以上です。
洗濯やアイロンがけはできても、たためない

シャンプーしても、ドライヤーでのブローが出来ない

車の運転もパスなので、二日に一回ザックを背負い、散歩も兼ねて
歩いて20分の駅前のショッピングセンターまで買い物に出かけます。
(ビールなどの飲み物は、主人がいる時に車を出してもらいますが)
途中、公園や家々の庭の花々を愛でながら行くのが日課・・・
車では見逃していた珍しい花々もあって、ちょっと得した気分

三つ葉のカタバミ(ムラサキカタバミ)がこんなに綺麗だったなんて、知りませんでした。
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我が住宅街のお宅に咲いていたこのお花、ず~~っと気になっていました。
大きさこそ違え、私の好きな「タイザンボク」の花に良く似ています。
歩いて食事に行く時、主人に聞くと「レンゲだね」と・・・
蓮華とはハスの事、このお花はどう見てもマグノリア系だわ。
ネットで調べてみると「オオヤマレンゲ」、叉は「ミヤマレンゲ」でヒットしました。
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4年前まで、西オーストラリア州のパースに家を借りて毎年通っていましたが
その際、旅先の南極海に面した「アルバニー」の街の小さなホテルの前庭に、
これとよく似たお花がたくさん咲いていました



宿の主人に花の名前を聞くと「マグノリア」と言う答えが返ってきました。
マグノリアとは「モクレン属」のお花のこと・・・
オーストラリアでは(カナダでも?)お花の名前は実にアバウトですね。
春の野原に咲く花々は「ワイルドフラワー」でひとくくり


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こちらもオーストラリアにたくさん咲いていた「ブラシの木」(オーストラリア原産)
養護学校の門の脇にありました。
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その横には「ハマナス」が・・・
北海道のオホーツク海沿岸でよく見ましたね。
♪流氷とけて~ 春風吹いて~ ハマナス咲いて カモメも鳴いて♪
♪はるか沖ゆく~ 外国船の~ けむりも嬉し 宗谷の岬♪
札幌に住んでいた頃よく唄った、ダ・カーポの歌が自然と口から出ました

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我が街の駅前通りは「マロニエ通り」と言われていて、5月には濃いピンクのお花が咲き出します。






手を骨折して以来、高校時代の友人とのお食事会も延期して、山仲間との山行きも諦め


ブログ仲間の山小屋さんやだんだんさんから誘われた、街道歩きや奥多摩ハイキングも断念して・・・
ひたすら一人で近くの鎌倉や我が街を歩き回っていますが、
先日何気なく見たTVの「ぎんさん宅の4人姉妹」のお元気な姿に触発されました。
上は98歳から一番下は89歳の4人姉妹、平均年齢は93歳

それなのに誰一人、介護の世話にもならずにシャンとしていらっしゃる。
「人は足から死ぬ」と、108歳で亡くなった母親のぎんさんから何時も言われていたとかで
毎日せっせと歩いているそうな・・・、
4人とも自立して生活していて、誰一人、杖も付いていない

そして「笑って今を生きる」と、週に何度も4人で集まって冗談を言い合っている

人間、楽しくしゃべって笑うと、免疫力がアップするそうです。
私に今欠けているのはこの部分だわ

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で・・・
私は今ギブスをはめていて、着たいお洋服も袖が通らずお洒落もできないから
「普段着で行ける駅前の○○シネマで”マーガレット・サッチャー”を観て、ランチをしませんか?」と
親しいご近所仲間4人に声をかけました。
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「マーガレット・サッチャー(鉄の女の涙)」は、メルリ・ストリーブがサッチャー役で主演し
2012年度のアカデミー主演女優賞をとった映画です。
英国史上初、かつ唯一の女性首相マーガレット・サッチャーは、その強い信念により
当時の封建的な男社会の中でも、強力なリーダーシップを発揮した。
フォークランド紛争での勝利、労働組合制度の改革、低迷する経済の建て直し
国内のみならず、世界中に影響を与え続け、「鉄の女」と呼ばれていた。
(チラシより)
いやはや彼女のような政治家が今の日本にいたならば

現役時代のサッチャーが「英国病」を見事に回復させたことを知っている世代の私
鉄の女の大活躍の物語と思いきや・・・
(過去の栄光もフラッシュバック的に紹介されますが)
今では認知症を患い、亡き夫の幻影を見ながら遺品を整理し
「あなたは幸せだった?」とつぶやく日々が淡々と描かれていました。
家庭をかえりみなかった女の「懺悔の呟き」なのでしょうが、少々ひっかかりました。
男の首相だったら、この様なシーンは無いに違いない・・・
階級制度が厳しい英国で、雑貨屋の娘が猛勉強して名門大学卒業後政治家となり、首相になって、
栄光と挫折を味わいながらも、妻を支える夫と双子の子供にも恵まれた家庭を持っていた・・・
私はそのことに安堵いたしました。
ぎんさんの4姉妹は別として、
認知症は誰でもがありえること、そして老後は皆孤独なのです。
サッチャーはロンドンで一人住まいをしていますが、ヘルパーさんが毎日やって来て
娘もしょちゅう顔を出し、元首相としてのパーティー出席などに付き添ってくれるだけでも
幸せなのだと思いました。
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老後を考えさせられた映画でしたが、すぐに気を取り直しショッピングセンター内の
銀座・三笠会館系のレストランで、お食事しながら3時間半もお喋りです。
一昨年の「エジプト旅行」まで、イタリア・スペイン・ロシア・中欧・北京と数カ国を一緒に旅した
ご近所仲間同士・・・
最近は子供達の結婚や孫の誕生、親の介護、そして自分や伴侶の病気などで
皆心身ともに慌しくなり、中々以前のように一緒に遊ぶ時間もなくなりました。
「最近は仏教にも興味が沸き、夫婦で四国八十八箇所巡りをしてきたわ」という
高尚なお話しから・・・
「利き腕を骨折すると、お化粧も満足に出来ないのよ。眉毛が特に難しい」
「歳をとったら先ず無理

「妹が眉毛のタトゥーをしたから詳しいことを聞いてきてあげる」
「でもそれって、大阪市の職員だったら引っかかるのかしら

久しぶりに4人で笑い転げた3時間半でした。
女は美味しい物を食べて、親しい友人とお喋りに興じている時間が
一番の元気の源となりますね