紫陽花寺として有名な北鎌倉の「明月院」の姫アジサイです(6月5日撮影)
この透明感のあるブルーが美しい・・・
同行したnikonikotaroさんを真似て、露出補正をプラスにして明るく撮ってみました。
ここのアジサイは境内のいたるところに咲いていて、その数2500株
90%が日本古来の品種の姫アジサイで、明月院ブルーと呼ばれる爽やかな青色が魅力です
梅雨入り前の5日時点では、まだ多くの紫陽花がこの位の色合いでしたが
あれから1週間が経ち、境内の殆んどが明月院ブルーに染まった事でしょう
関東地方も梅雨入りとなり、今週の天気予報はと並びます。
そぼ降る雨の中で見る紫陽花も、風情があって良いものですが・・・
この日私たちは9時前に「明月院」を訪れました。
10日前には300円だった拝観料が、6月に入ったとたん500円になったようで、
ポケットに入れてた小銭が足りず、不自由な片手で慌てました
早くに行ったのは、この丸窓から見る風景に人が入らない写真を撮りたいという
nikonikotaroさんの配慮でした。
10日前より緑がいっそう深くなっている感じです
背伸びをすると色鮮やかなハナショウブが正面の垣根の向うに見えていましたが、
不安定な姿勢での撮影は諦めました。
更に500円を払って、ハナショウブと紅葉の時期だけ開園している
丸窓の向う側の後庭園に入ります。
反対側から見た風景、方丈前の石庭が望めました。
そして緑の山々に囲まれた庭園内には、ハナショウブが見事に咲き出していました。
前回来たのは4年前、その時の方がお花も人もいっぱい・・・こちらです。
去年、カメラ教室の撮影会で行った横須賀菖蒲園の方がお花の数では断然勝りますが
鎌倉のお寺のハナショウブは、周りの風景と融合していっそう風情が感じられますね。
「尾形光琳の絵のような味を出すにはどうしたら良いの?」と呟いてしまいました。
花ショウブの撮影は本当に難しい・・・
4年前にも記していますが、良く似たお花「カキツバタ」には、
ハナショウブと同じように花びらの付け根に白いスジがあるそうですが・・・
違っているのは葉っぱ。
ハナショウブの葉は、上の写真のようにお花より短め、そして中央に葉脈が入っているのですが、
カキツバタの葉はお花より長くて、葉脈がなく垂れる事が多いそうです。
着物の柄のような粋な模様のハナショウブ・・・
この黄色いスジが特長とか。
良く似たアヤメはこの部分が網目の模様なのですね。
ハナショウブを堪能してから本堂前に戻ったとき、「面白いものが見えるよ」と
nikonikotaroさんが屋根を指差しました。
天女が笛を吹いていました。 | 反対側の天女は何をしているのでしょうか? |
「似たような天女がこちらにもいるよ」と、竹林に案内されました。
10日前、この周りで私がカメラに収めた「ナツロウバイ」はそろそろ終わりの姿でした。
しょっちゅうここは通っているけど、今回初めてまじまじと眺めた竹林の中の「天女様」です。
違う目で見る仲間がいると、新しい発見がありますね。
Sさんが以前から入っているカメラ教室のお仲間のnikonikotaroさんは
地区センターなどで「初級のカメラ講座」の講師をしている腕前・・・
今回も竹林の中で、しばしカメラ講座を受けました。
もっとも私だけカメラのメーカーが違うので、ちょっと話に着いていけませんでしたが
10時半を廻り、明月院の山門に通じる狭い紫陽花ロードはいよいよ混んで来ました。
ツァー客の姿も見られます。
こちらは北条時頼の墓近くに建つ「時頼廟」の屋根
私は美しい瓦が気になりだしました。
これからの鎌倉散策シリーズに「お寺の屋根瓦」が加わるでしょうか
私たちは混み出した「明月院」を後にして、前回紹介した「東慶寺」に向かい
イワタバコとイワガラミを撮影
最後にnikonikotaroさんお薦めの、鎌倉駅近くの鎌倉野菜とシラスのパスタが美味しい
イタリアンのお店に行きましたが、残念ながらお店は閉鎖されていました
この不況の時代、鎌倉でもよくあるお話です。
結局駅裏の洋風定食屋さんでランチして、カメラ談義を楽しみました。
Sさん、taroさん、有意義な一日をありがとうございました