花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
映画とパソコンと、好奇心も
いっぱいの主婦の日記です

「阿蘇・くじゅう国立公園」の旅(Ⅰ)

2011年04月25日 | 旅日記
東日本大震災から一ヵ月半ぶりで東北新幹線がようやく仙台まで通じ、
運行開始となりました。
これで被災地の復興に弾みが付くといいですね。
と・・・
お昼のニュースを見て記しましたが、どっこい「停電」によりスムースはいかなかったらしい

「三春の滝桜」
(H17年4月24日撮影)
日本三大桜の一つ、福島県の「三春の滝桜」が満開を迎えたと昨日のニュースで見ました。
この度の震災による被害もなく、今年も美しい桜色に彩られた生命力あふれる姿が見られたそうで
こちらは嬉しい限りです

樹齢1000年を超える三春滝桜は「紅シダレサクラ」の古木・・・
私たち夫婦は6年前の4月24日に見に行きましたが
三大桜の中では一番鮮やかで妖艶な色をしていました

今年は観桜料の徴収や夜間ライトアップ、無料シャトルバスの運行を見合わせたそうですが、
昨日の日曜日は大勢の見物客が殺到したようです。
これで福島も活気付くと良いのですが・・・

福島原発20km圏内の立ち入り禁止のニュースは哀しいですね。
残された畜産業の馬や牛、そしてペットたちの姿にTVを見る度に涙しています

放射能も恐れず、ペット達を救う活動をしている団体に「餌代」の義援金を送りたいと思いました。
こちらNPO法人・「犬猫みなしご救援隊」です。

            

この4月は、孫の入学&入園式に出席し、九州&京都と巡りましたが・・・
ようやく落ち着いたところで「阿蘇・くじゅう国立公園」の旅行記を纏めたいと思っています。
宜しくお付き合いくださいね。

4月11日(月)「羽田出発」

2月のマイレージでの予約時は、朝10時発の大分空港便は満杯でとれず
午後0時半の出発便となりました。
のんびり出かけて、空港で昼食を済ませ、展望デッキに出てみました。

正面に見えるのが新しい「国際線ターミナル」
見学したかったのですが、電車で一駅あり簡単に行ける距離ではありませんでした。


この日は気流が不安定と言うことで搭乗前にトイレを済ませておくようアナウンスがありましたが
思ったほどではなく・・・
ちゃんとお茶のサービスも受けられました。

ただご覧の通りのガラガラ状態
ツァーやマイレージ用の席は後の方と決まっていますが、全部合わせても30人足らずです。
再生企業の日航さん、大丈夫かしら?と心配になりました。


飛行コースは三浦半島の付け根の我が家近くを飛び、左手に江ノ島が霞んで見えました
しばらくして水平飛行になった頃、反対側の席に移動していた主人が「南アルプスが見えている」
知らせてくれました。

どのあたりの山々でしょうか?
7年前に夫と二人で縦走した「赤石岳~荒川三山」の稜線のようにも見えましたが。。。

その後、春霞でけぶる瀬戸内海から四国をかすめて、大分空港に到着したのは2時15分
少々遅れたようですが、さして揺れる事もなく順調な飛行でした。


空港近くで予約していたレンタカーを借りました。
今回の車種はガソリン代節約のため「プリウス」にしました。

我が家のマークXとは操作のしかたが少々異なり、
私は殆んどパスでしたが、リッター21kmも走ったのには驚きました。
さすがハイブリットカーですね


目指すは「久住山(くじゅうさん)」の麓にある
九重(ここのえ)の「飯田高原・長者原(ちょうじゃばる)温泉」
どうしてこんなに複雑な読み方をするのぉ~

ナビ頼みで、大分自動車道から憧れの「やまなみハイウェー」に入ります
沿線の桜並木が迎えてくれました

九重”夢”大吊り橋

鳴子川に架かる、高さ173m、長さ390mの日本一の人道吊り橋です。
近くには「日本滝100選」に数えられる「震動の滝」や、紅葉で有名な「九酔渓」
そして晴れていれば「くじゅう連山」が見渡せるらしい・・・

この吊り橋を往復しました。寒い落差83mの震動の滝・・・

宿に近いので寄りましたが、夕方4時過ぎの高原はガスがかかり風が冷たくて寒かった~


1日目の宿は、湯けむり漂う「長者原温泉・九重西鉄ホテル花山酔」
今回の旅の宿はすべて主人が「楽天トラベル」のネットで予約しました。
宿のホームページはこちらです。

お値段のわりにはお部屋も広くて温泉もとても良かった

お風呂に入っていると旅人同士も打ち解けて、話が弾みますが・・・
時期柄「大震災のお話」が必ず出ます。

弟さん家族が横浜にいて、停電で酷い目に遭っていると聞かされている方から
「横浜から避難してきたの?」と言われましたが
その横に、「いわき市」から本当に避難してきた方がいらっしゃいました。

85歳で一人住まいだったお姉さま、避難所で15日間暮らしてから博多にいる妹さんに呼ばれて来たそうです。

お風呂に入れなかったのが辛かったとか・・・
「今日は思う存分温泉三昧でした」とご姉妹で喜んでいました。

この妹さんのお話では「このホテルは定宿なの。シニアには嬉しいお料理よ」とのことでした。

確かに適度な量で丁度良い関サバの他にご飯と香の物、デザートが付きました

湯上りの冷酒も美味しくて・・・
新潟の十日町から来たというお隣の席の方々とも話が弾みました。

博多に勤める30代の息子さんを訪ねるドライブ旅行、ご夫婦で新潟から車で琵琶湖・広島と泊まり
この日は息子さんも一緒にここでの休暇を楽しんだらしい・・・
明日は出張の息子さんと一緒に大阪まで戻るそうな

静かな山間のホテルのレストランで、8組の方々との一期一会を楽しみました。


そして翌日は「久住山」(1786.5m)登山の日

空は朝から晴れあがり、朝食の整ったレストラン横のデッキから、
噴煙たなびく「硫黄山」の右側に、目ざす「久住山」が見えていました。




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26 コメント

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ヤマナミハイウェイ (夢路)
2011-04-25 21:30:13
naoママさん、こんばんわ。
私達夫婦は41年前 九州阿蘇周辺が新婚旅行先でした。
とても懐かしいです。
その後夫が九州に単身赴任していた折、中学生だった子供たちを連れて、思い出の新婚旅行先を訪ねました。
私達の出発点です。
ずいぶん変わっていましたが、今はさらにでしょうね。
久住山 どんなお山でしょう。よいお天気に恵まれ、楽しい登山だったことと思います。
続きを楽しみにしております。
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Unknown (ラッシーママ)
2011-04-25 22:37:07
ご夫婦二人で計画を立て、行きたい所に行く
いいですね。
我が家は二人共、旅行は好きですが計画を立てて行く事が出来ないのです。
以前、佐渡に深く考えずに行った事がありましたが、新潟市内と佐渡に1泊づつで
海外旅行が出来たのではないかと思う程、お金が掛かりました。

それからはツアーを利用してます。
只、ツアーは何度行っても連れて行ってくれる
所は同じで、細かい所は自分で行くしかないですね。

ホテルでは8組の方々と会話も弾み、楽しい旅の始まりとなりましたね。
「久済山」の記事、待ってます。
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☆夢路さんへ (naoママ)
2011-04-26 06:58:05
この「阿蘇」周辺は、夢路さんご夫妻が新婚旅行にお出かけになった場所でしたか・・・
阿蘇外輪山などの風景は規模が大きくて、外国の山々を観る様な感じがしました。
私は高校の修学旅行以来でしたが、噴煙モクモクの火口しか覚えていませんでした。

久住山は往復4時間半のそんなにキツイ山ではありませんが・・・
景色がダイナミックで、お隣の「硫黄山」の煙を身近に歩くコースはちょっとドキドキものでした。
今回の大震災以来、日本中の火山の活動が活発になったと発表されましたものね。
何事もなくて良かったです。

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☆ラッシーママさんへ (naoママ)
2011-04-26 07:16:01
今回の旅の計画は、主人が独断で立てました。
コンセプトは「ツァーでは行かない所を重点的に」だったようです。

個人旅行は本当に高く付きます。
今回は飛行機代がタダだったのですが、それでもツァーの方が断然安く行けたと思います。

でも、旅は値段ではない部分もあり・・・
今回は自由気ままに楽しみました。
その代わり希望していても抜けたところもありましたが・・・
主人自身は計画をたてる時点から楽しんでいたようです。

ツァーと個人旅行、それぞれに長所欠点がありますから、その時々で上手く使い分けていく事にしています。
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由布岳と久住山 (山小屋)
2011-04-26 07:35:48
いよいよ今週28日に出発します。
我々は羽田から福岡に入る予定です。
28日は由布岳に登り、牧ノ戸温泉に泊まります。
翌日、久住山に登って法華院温泉に泊まる予定です。
ツツジにはまだ少し早いかも知れません。

震災で1度はキャンセルしたのですが、人数が
足りなくて催行できないといわれ、参加する
ことにしました。
旅行会社もなかなかたいへんなようです。

こんな時期だからこそ、旅をして経済を活性化
しなければなりませんね。
観光地の旅館やホテルでも客がなくて困って
いるようです。
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二人旅 (ころん)
2011-04-26 14:43:40
自由に計画立ててゆくたびはほんとに価値ありますね。
大分は湯がいいのが嬉しいです。
そして食もですが・一期一会の友また旅の道でしょうね。

吊橋往復されました・・
う~足がすくみそうですが・・そこは絶景!!
久済山待ってます。
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早春に九州の山へ (地理佐渡..)
2011-04-26 19:54:03
こんばんは。

九重ですか。いいですねぇ。大分を代表する
山並みですね。行ってみたいものです。
かの国には大学時代の同期が一人いまして、
今では年賀状だけのやりとりとなっています。
学生時代特に自慢されたのが九重でした(笑)。

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九重と久住 (tona)
2011-04-26 20:57:56
もう1度行きたくなりました。
旅ではいろいろな方に会われましたね。
今回は地震関係の方が多かったというのも驚きです。
飛行機ガラガラだったのですね。

山はご主人様と御一緒に登られるのですね。
理想的、素敵!思い出もひとしおでしょう。
空からアルプスの写真が良く撮れています。
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☆山小屋さんへ (naoママ)
2011-04-26 21:44:53
「由布岳」は特に大分空港から近いのですが、福岡空港の方が便数も多く、特にツァーはとり易いのでしょうね。
私たちは中途半端な時間の、がらがらの飛行機に乗りました。

このホテルの8組の宿泊客と言うのは多い方です。
とにかく有名な黒川温泉も灯が消えたようでした。
日本を元気にするためにも、行ける人は観光に行って欲しいですね。

牧ノ戸温泉泊まりと言う事は、出発点は我々と同じようです。
もう霜柱はないでしょうが、登山当日は思った以上に寒かったです。

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☆ころんさんへ (naoママ)
2011-04-26 22:01:48
今回は自由気ままな旅を楽しみました。
とにかく温泉が豊富で・・・
山よりも温泉三昧を楽しんだ感じです。

九州の方から見れば関東も地震の被災地区なのでしょうね。
「子供や親戚に、お米や水を送った」と、物不足の事も色々聞かれました。

そんな中、ノンキに旅をしている我々はノーテンキな人間ですが
家にいて、悲惨なTVニュースを見るよりも、体調はずっと良かったです。

この日本一の吊り橋、紅葉時はさぞかし素晴らしいのでしょうが
この日は兎に角寒かったです。
係員さんたちも震えていました。
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