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「八島湿原」から24km、和田峠からは急カーブの続く急坂を登り、車でおよそ30分で「美ヶ原高原」の「山本小屋ふる里館」前の駐車場に到着です。
車はここまでしか入れません。
ここからは「パノラマコース」という遊歩道が続いていて、歩いて約1時で日本百名山にも数えられている標高2034mの「王ヶ頭」、そこから更に30分で「王ヶ鼻」です。
「王ヶ頭」には有名な高級ホテルがあり、遊歩道をホテルのバスが行き来していました。
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パノラマコースは牧場の中を歩きます。
遮るものがない360度の空が広がっていました



何て広いんだろう・・・
美ヶ原の台地は南北約8km、東西の最も広いところで約4kmと、標高2000m級(平均1,850m)の高原台地では日本一の広さだそうです。
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「美ヶ原牧場」でノンビリ草を食む牛さんをアップです。
空気が澄んでいれば「北アルプス」の山々が望めるのですが、夏の午後では難しいですね。
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私たちは歩いて20分の所にある「美しの塔」まで行きました。
高原の中央にシンボルタワー『美しの塔』が有ります。
昭和29年、霧の発生時に鐘を鳴らし登山者を安全に導く目的で建設され、昭和58年に原形のまま建替えられたそうです。
私は古い塔を見ているのかしら?思い出せません

塔の南側には、山岳詩人 尾崎喜八氏の『美ヶ原熔岩台地』の詩が、そして北側には、美ヶ原高原の開拓者で山本小屋創設 者山本俊一翁のブロンズ像が刻まれています。
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この鐘が登山者を守るのですね。
霧に巻かれると方向を見失い遭難の原因になります。
主人が願っていたとおりの夏雲が湧き出していて・・・
題して《夏雲と美しの鐘》と心の中で呟き、カメラを向けました。
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一瞬太陽が雲の中に隠れたので、辺り一面が翳りました。
雲の一点だけが輝いています。思わずパチリ

今回の私のカメラはコンデジなんですが・・・


主人が写した湧き上がる入道雲を、マウスオン・クリックでご覧下さい

18歳の時にキャンプした所はどこかしら?
あの時はどこを歩いたのかしら?
思い出が繫がりませんでしたが・・・
山岳リゾート地として発展した「美ヶ原高原」で、もう一度あの宝石をちりばめたように美しかった「星空」を見たい!と思いました

徒歩で往復40分の遊歩道を戻り、次は車で7~8分の所にある「美ヶ原高原美術館」を訪ねました。
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道の駅やショッピングモールも併設された建物の中に、美術館の入り口がありました。
1981年にフジ産経グループが経営する「箱根・彫刻の森美術館」の姉妹館としてオープンしたそうです。
この日の屋内特別展は「藤岡牧夫の信州百景 ~風に吹かれて~」と、岡田光司写真展「美しい信州」
主人は「あまり好みではない」と言って、サササ~と見ただけ。
写真も絵もわりと現代的な原色の強い作品でした。
若い人には受けるかもしれませんが、古い我々にはあまり興味が沸きませんでした

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この美術館の魅力はスケールの大きな「野外彫刻」でしょう。
駐車場からも見える位置にある「水牛」と「クロサイ」の、迫力ある像には驚かされました。
屋外に出てすぐの所に「光の美術館」「子供の美術館」などが並んでいます。
私たちは「光の美術館」で美ヶ原高原の春夏秋冬の自然の画像を見てから、愛のモニュメントが並ぶ野外の丘を歩きました。
一部の作品をnon_nonさんのソースをお借りして、「夏雲」を背景に纏めましたのでご覧下さい

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広い広い野外展示場には、愛のモニュメント以外にもたくさんの作品が並んでいましたが、3時近くに入場した私たちは、ほんの少々見ただけで回れ右をしました。
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この日の宿は「軽井沢」に予約を入れましたので、まだまだ車で行かなければなりません。
可愛い少女の「踊り子」さんを見てから出口に向かいました。
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丁度4時・・・
「アモーレの鐘」が響き渡りました♪♪♪
昔、TVでよく流れていましたね。聞き覚えがありました。
パンフレットによると、このアモーレの鐘はフランス製、ファ・ソ・ラの音を持つ大中小の3つの鐘で構成されていて・・・
野外展示場に出る橋の手前の鐘楼から、深みのある音色が美ヶ原高原一体に響き渡るとか

この美術館を楽しむには、やはり一日かけて野外彫刻や高山植物を愛で、お食事と展望を堪能する事をお勧めします。
尚「美ヶ原高原美術館」の詳しい情報は

叉、美ヶ原高原の地図は
