シベリア鉄道・始発駅 ~ロシア・ウラジオストク紀行 ⑮
ウラジオストク駅と言えば、モスクワまで、9288kmにも及ぶシベリア鉄道の始発駅。
(モスクワを起点とすると終着駅になる。)
ここからモスクワまで、6泊7日の「ロシア号」乗車は昔からの夢だったが、現実には相当な体力と退屈さを伴う旅のようだ。
他にも、ハバロフスクやノヴォシビルスク行きの長距離列車も出ている。
駅のホームは主に4つあって、シベリア鉄道の他、近郊列車のエレクトリーチカや空港行きの列車もここに発着する。
今回はウラジオストクから、2駅だけ乗車して、その雰囲気をちょっぴり味わおうという企画。
まあ、しかし、せめて、イルクーツクまでは行きたかったというのが本音。
ウラジオストク駅の駅舎は、ネオ・ロシア様式と呼ばれる17Cの建築様式を踏襲した建物で1853年開業という。
往年の蒸気機関車が展示されていた。
駅舎に入るには、金属探知機ゲートや荷物のX線検査を通らなければいけない。
テロ対策が徹底されている。
待合室には、壮大な天井画とシャンデリアがあった。
天井画にはウラジオストクとモスクワの観光名所が描かれているのだそう。
改札口はなく、乗車する列車が入線したら、其々のホームに向かう。
ところが、10:01発の列車に乗るのに、ホーム案内表示が直前まで、「?」のまま。
案内放送もないまま、駅中を右往左往して、走り回った。
冷や汗をかきながら、漸く、乗車。
広軌の車両で、座席は3人席が二つ並ぶ、木製のベンチシートである。
途中で、おばちゃんが検札に来た。珍しい光景。
ちなみに、切符はレシートである。
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