ワンダースター★航星記

写真を撮るとは、決して止まらない時間を止めること。旅や日常生活のインプレッシブな出来事を綴ったフォトエッセイ集です。

もんてくーる Okishima ! ~琵琶湖・沖島 ④

2022-06-26 | 琵琶湖・沖島

もんてくーる Okishima  !   ~琵琶湖・沖島 ④ (完)

 

 こんな近くにアナザ・ワールドのような島があるとは思わなかった。

 いつか、メジャーなTVにでも紹介されたら、あっという間に人が押し寄せ、隔絶された時間の流れまでもが同化してしまうのだろうか。

 そう思うと、本当はワンダースターに載せるべきではなかったのかもしれない。

 

 

 

 

 数時間、滞在して、帰りの渡船時間を気にするようでは、まだまだ、沖島の空気に染まっていないのだろう。

 でも、染まりたいと思った。

 ずっと、効率化や生産性ばかり考えて生きてきたから、何か大切なものを失くしてきたのだ。 

 「もんてくーる」とは島言葉で「戻ってくる」ということ。

 その言葉を胸に堀切港行きの渡船に乗り込んで島をあとにした。

 

 

 

 動画

 

 

 堀切港に到着。

 

 

 

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汀(みず)の精が棲む島 ~琵琶湖・沖島 ③

2022-06-25 | 琵琶湖・沖島

汀(みず)の精が棲む島 ~琵琶湖・沖島 ③

 

 湖の対岸に目を凝らすと近江富士が見える。こんな角度から見えるなんて。

 

 赤い鳥居が汀に映える弁財天から森の中をずんずん登っていく。

 島の中央にある尾山(宝来ヶ嶽)(225m)の「見晴らし広場」に行くためだ。

 うっそうと茂った木々の間に巨岩があったり、南の島を思わせるシダの群落があったりと変化に富んでいた。

 

 「見晴らし広場」の眺めは木々が生い茂り、絶景とは言い難いが堀切港から沖島港への「沖島通船」の航路を鳥瞰できた。

 

 

 

 

 近江八幡国民休暇村をバックに沖島を目指す沖島通船。

 

 近江八幡市街を遠望する。

 

 暑さに朦朧としながら下山して、島一番?のお洒落なカフェ「汀(みず)の精」さんでくつろぐ。

 

 

 

 私は暑さのせいで、あろうことか、ノンアルを注文するが、あとで、島名物、さつまいものアイスを注文するべきだったと後悔したのであった。

 それにしても、の~んびり、ゆったりとしたカフェである。

 ここにいると、確かに時間がゆっくり過ぎる。

 「汀(みず)の精」さんでは、カフェだけでなく、アトリエがあり、「自然~そのままで~」をコンセプトに、自然環境を破壊しない生き方を考え、天然繊維(綿・麻・絹)を中心に人に優しい洋服、小物などの商品開発に励んでおられるそうだ。

 

 

 

 「汀(みず)の精」はきっと、ここに棲んでいる。

 
 
 

 

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の~んびり・ゆ~ったりの「三輪車ロード」 ~琵琶湖・沖島 ②

2022-06-23 | 琵琶湖・沖島

の~んびり・ゆ~ったりの「三輪車ロード」 ~琵琶湖・沖島 ②

 

   沖島に上陸して、まず最初に駆け込んだのが港正面にある、沖島漁業会館の「湖島婦貴(ことぶき)の会」さんの食堂。

 沖島漁師の奥さんたちの素朴な手料理がいただけると評判のお店。

   食堂というより作業場のようなスペースで、それがかえって、地元の暮らしが垣間見えて楽しい。

   琵琶マス等の弁当は予約制ということで、「天ぷら定食」か「うどん定食」の2者択一。

   皆さん、大抵、天ぷらを選ばれるようだ。すべて、島の幸だそう。

 

 

 

 

 お店から見える風景は映画のワンシーンのように見えることもある。

 

 

 ここでは、「飛び出し坊や」も漁師さん。

 たとえ飛び出しても、この島には車もバイクもないので安全だ。

 あるのは、の~んびり・ゆ~ったりの三輪自転車のみ。

 これだと、転ばずに荷物をたくさん運べるのだ。

    聞こえるのは、ときたまの漁船のエンジン音とトンビの鳴き声だけ。

    島には特別な時間が流れている。

 

 

 

 沖島小学校。何ともレトロな雰囲気が漂っている。

   全校生徒は本年度11名。島外から船で通う児童もいるとのこと。

 島が好きなんだなぁ。

 

 

 

 

 弁財天さんが祀られている数少ない島の観光名所。

 もっとも、観光目当てで島に来る人はいないのかもしれないが。

 

 

 

  

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淡海の離島へ ~琵琶湖・沖島 ①

2022-06-22 | 琵琶湖・沖島

淡海の離島へ ~琵琶湖・沖島 ①

 

    琵琶湖湖上に沖島という離島があり、実に300人ほどの方が住んでおられるという。

    日本でただひとつ、湖に人が暮らす島。

 好奇心の強い私だけに以前から気になっていたのだが、漸く、この島に渡ってみることにした。

 

 途中、守山市の第二なぎさ公園から、沖島を遠望。

 

 

 そう、あの島だ。遥かに伊吹山が霞んでいる。

 

 行政的には近江八幡市である、沖島へは堀切港から定期船が出ている。

 

 

 1~2時間に一本の定期船「沖島通船」に並ぶ方々。出航の15分ほど前。

 わずか10分ほどの渡船、約1.5キロほどなのだが、この、わくわく感は離島ならではのものだろうか。

 島から船が猛スピードでやってきた。

 

 

 

 

 

 往復1000円。切符からも、ローカル感が漂う。

 

   

 

 向かい側の半島に近江八幡国民休暇村が見える。

 

 程なく、沖島、到着。

 

 島に着いた途端、ガラリと空気が変わった気がした。

 

    港正面の沖島漁協組合さんで、「沖島もんてみてマップ」をGET!

  「もんて」とは、方言で「戻って」という意味だそう。

 

 

  

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