「The Rose」 を聴きながら ~荒牧バラ公園
伊丹市の荒牧バラ公園では世界のバラ約250種1万本が広さ1.7ヘクタールの南欧風のおしゃれな園内一帯に咲き乱れている。(現在、見頃過ぎ)
薔薇が咲く頃になると、どうしても聴きたくなる曲がある。
「The Rose」。bette midlerの曲だが、数年前から手嶌葵バージョンにハマってしまった。
曲を聴きながら、フォト・チャンネルを観てください。
「THE ROSE」 For You
この歌詞の本当の意味が漸く、わかってきたような気がする。
あなたにはわかってほしいような、まだ、わかってほしくないような複雑な気持ちだ。
本家の字幕・和訳版です。
興聖寺(おりべ寺)~新緑と青波の中、「己との邂逅」
京都市上京区堀川通に面する「興聖寺(こうしょうじ)」は安土桃山時代から江戸時代初期に活躍した茶人・古田織部によって慶長8年(1603)に建てられた臨済宗興聖寺派の本山である。
古田織部は千利休の弟子で、古田流茶道の祖として知られる戦国武将であることから、当寺は通称 “織部(おりべ)寺” とも呼ばれている。
訪れたGWの中日、境内に入った途端、新緑の緑に圧倒された。
中門から続く本堂前庭園ではフォトグラファー、エドワード・ブルガッド氏による布にプリントされた写真が展示されており、斬新なアートの薫り。
「本気の坐禅」を目指すお寺ということで、じっくりと、「己との邂逅」ができそうな静かな雰囲気に満ち満ちている。
また方丈には杏橋幹彦(きょうばし みきひこ)氏の奉納による「青波の襖」が収まり、格天井には四季の草花が豪華絢爛に描かれている。
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當麻寺・西南院 ~牡丹の咲くころ ②
7Cの創建時からの双塔(東塔・西塔)が現存している日本で唯一の寺院、當麻寺。
その當麻寺の塔頭寺院「西南院(さいないん)」には、西塔を借景とした池泉回遊式庭園があり、みはらし台から望む国宝の東西両塔は絶景だ。
江戸初期に作られた池泉回遊式庭園では水琴窟の音色も楽しめる。
奥の院や中之坊と共に牡丹の名所でもあり、入り口前の「なんじゃもんじゃ」や「シャクナゲ」、そして、新緑も見事である。
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當麻寺・中之坊 ~牡丹の咲くころ
奈良県葛城市當麻寺の中之坊は當麻寺最古の塔頭で、創建は役行者とされる。
中将姫が剃髪した坊とも伝えられている。
大和三名園のひとつ、香藕園(こうぐうえん)は枯淡な美をみせている。
境内は牡丹をはじめ、躑躅、白藤などが咲き乱れ、まさに浄土の様相を呈していた。
写仏や写経の間は150枚もの日本画に飾られた絵天井が見事だった。
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杜若(かきつばた)の咲くころ ~磐之媛命陵古墳
平城山(ならやま)から平城宮跡にいたる「佐紀盾列古墳群」のひとつに全長が200メートルを超える日本有数の大規模古墳「磐之媛命陵」がある。
多くの古墳が集中した、このあたりは市街地に接しているにも拘わらず、只ならぬ気配に満ち満ちている。
磐之媛命陵(ヒシアゲ古墳ともいう)はなかでも、水を湛えた外濠を持つ緑の美しい古墳である。
濠の水辺には青紫の杜若など初夏の花が見ごろを迎えていた。
磐之媛(仁徳天皇皇后)が天皇を偲んだ御歌
君が行き日長くなりぬ山たづね迎へか行かむ待ちにか待たむ
【通釈】あの人が旅に出て、もう何日も経った。山道を探しながら、迎えに行こうかしら。それとも、ただひたすら待っていようかしら。
かくばかり恋ひつつあらずは高山の磐根し枕きて死なましものを
【通釈】これ程まで恋しさに苦しみつづけるのよりは、いっそ高い山の岩を枕にして死んだほうがましだ。
万葉集に詠まれた歌ほどに愛された仁徳天皇。
ところが、堺と平城山と遠く離れた陵の意味するものは、いわゆる大人の事情というものであろうか。
薫風と青もみじのころ ~北野天満宮・御土居
御土居は天下統一を成し遂げた豊臣秀吉公が、長い戦乱で荒れ果てた京都の都市改造の一環として外敵の来襲に備える防塁と、鴨川の氾濫から 市街地を守る堤防として、天正19年(1591)に多くの経費と労力を費やして築いた土塁。
北野天満宮・境内には、その御土居の一部が現存している。
青もみじと薫風の季節、緑と赤い鶯橋のコントラストが眩しかった。
北野天満宮には梅花のころ、紅葉のころと何度も参ったが、青もみじのころは初めてだった。
カルミアの咲くころ ~霊山寺 ③
薔薇だけではない。霊山寺には、もうひとつ、かわいい魅惑的な花がある。
それは「カルミア」!別名アメリカシャクナゲ。
金平糖のような蕾とパラソルのような花びらをもつ花。
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薔薇の咲くころ ~霊山寺(りょうせんじ) ①
霊山寺といえば、薔薇を連想するくらい関西屈指の薔薇名所。
薔薇会式に合わせて、久々の参詣となった。
薔薇の花には、それぞれに個性があり、表情がある。
よって、擬人化、ストーリー化しやすい花である。
今回は”アンドレ・リュウ/ヨハン・シュトラウス・オーケストラ”です。
フォトチャンネルです。どうぞ、ご覧ください。
ニオイバンマツリの咲くころ ~奈良市・璉珹寺(れんじょうじ)
ならまちの南端、西紀寺町の住宅街の一角にひっそりと佇む小さなお寺、璉珹寺(れんじょうじ)。
例年、「秘仏開扉 女人裸形阿弥陀仏」が5月に実施されるころになると、境内は、ニオイバンマツリの甘い匂いに包まれる。
紫と白のコーディネートが清々しいニオイバンマツリはジャスミンの一種だそうで、その甘い匂いはかなり濃密である。
また、花の寺ということで様々な花に包まれる。
こちらはオオヤマレンゲ。
本尊・秘仏である白色裸形の阿弥陀如来立像は、鎌倉後期の作で、光明皇后を模したものとも言われいる。
璉珹寺は「紀寺」とも呼ばれ、かつて、明日香村にあった大寺院が移転したきた古刹だそうだ。
「紀」に表れているように、紀貫之などの「紀氏」の氏寺であるという。
散華祈願には時節柄か「世界平和」を願ったものが多かった。
ツツジと羊のいる風景 ~神野山「めえめえ牧場」
奈良県山添村の神野山(こうのやま)フォレストパーク内にある「めえめえ牧場」には、羊、約50頭ほどが放牧されている。
モコモコ、ふわふわで愛嬌たっぷりの羊たちがの~んびりと暮らしていて、癒される。
鹿せんべいならぬ、羊せんべいって、どう見たって、鹿せんべい!
めえめえ仲間のヤギさんもいる。
神野山はツツジの名所。新緑とのコラボも素敵だった。
GW中だったので家族連れで賑わっていた。
神野山山頂付近。
山頂展望台からはパノラマが広がっている。榛原方面の山々を望む。
神野山の奇勝・鍋倉渓。不思議な岩の川。
伝説では伊賀の天狗と神野山の天狗が喧嘩をして投げ合った岩だとか。
地質学的には地球創世以来の長い年月の浸食と地形変化によってこの風景が生まれたということである。
シャクナゲ・シャガ・蓮華の咲くころ ~明日香村・岡寺 ②
岡寺が創建されたのはおよそ1300年前で、当時の高僧・義淵僧正が建立した。
「飛鳥の岡にある寺」として、岡寺と親しみをこめて呼ばれているが、正式な寺名は龍蓋寺(りゅうがいじ)という。
龍蓋寺という名前は、民衆を苦しめていた悪い龍を岡寺を開山した義淵僧正がその法力で池に封じ、大きな石で蓋をしたという伝説から来ている。
日本三大仏・日本最大の塑像である巨大な如意輪観音座像が本尊としてまつられている。
また、日本で最初の厄除け霊場としても有名である。
シャクナゲはやや盛りを過ぎていたが、新緑と相まって、その存在感を増していた。
華池のダリアやシャクナゲだけでなく、シャガや芍薬も境内を彩っていた。 (5月8日撮影)
以前は明日香といえば、蓮華の名所といわれていたが、最近は肥料の進歩のせいか、明日香でも、あまり見かけなくなった。
一角で蓮華を見かけると嬉しくなってしまう。
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天竺牡丹の「華の池」 ~明日香村・岡寺 ①
明日香村の岡寺で、ダリア(天竺牡丹)の花を池一面に浮かべた「華の池」が行われていた。
これは造園業者などから献花されたロスとなったダリアの花を手水(ちょうず)鉢や境内の池などに浮かべるというもの。
池に浮かんでいるダリアの花は約1000輪。2度入れ替えるため約3000輪の花を用意するという。
花手水はブームになっているが、さすがにダリアで池を埋め尽くすというのは斬新である。
今回は酒蔵の杉玉のようなダリア玉にも、お目にかかった。
こちらは「龍玉」。お寺に伝わる龍伝説に由来する。
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タイサンボクとウツギの咲くころ ~大和民俗公園
花径は日本の樹木の花としては最大であるタイサンボク。
甘い香りを放つので、虫たちがひっきりなしに訪れる。
大和民俗公園は広大な敷地に民家集落と季節の花々に彩られていた。
園はすっかり、夏の様相を呈していた。
また、ウツギが園内あちこちで咲き誇っていた。
咲き乱れる初夏の花々。
紫陽花、睡蓮は、これからが本番。
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サツキの咲くころ ~吉城園 (奈良公園)
吉城園(よしきえん)は吉城川を挟んで隣接する依水園同様、興福寺塔頭摩尼珠院の跡地に造られた庭園。
春日山、若草山を背景に、杉苔と紅葉が素晴らしい。この時期は庭園をサツキが彩る。
それにしても、今年は花の開花が早い。
「6月に咲けど、サツキなり。」と以前、記した記憶があるが、サツキも例外ではなく、5月に満開。
花だけでなく、既に梅雨入りもして、真夏日だってある。
温暖化現象だけで済まされない何かを感じているのは私だけだろうか。
苔の名所というだけあって、緑に癒される。
吉城園は県庁駐車場からも、ほど近い場所に位置し、入園料も無料なのが嬉しい。
このあたりに高級ホテルを誘致する計画もあるそうだ。
吉城園をあとに、いつもの奈良公園と周辺・散策コース。
ウツギや薔薇を見かけた。
生まれたて、背中ドット模様のバンビを探したが、見当たらず。
もう、鹿苑に収容されたかな。
飛火野のいつもの風景に癒される。
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エビネランの咲くころ ~高天山草園
奈良県御所市、金剛山山麓、葛城古道の途上、高天原伝説の地に「高天山草園」がある。
やや時期が遅れたかなと思っていたが、森の中には多種のエビネランがあふれていた。
野趣ある素朴な植物園は自然の森の中にあった。 (5月16日撮影)