ワンダースター★航星記

写真を撮るとは、決して止まらない時間を止めること。旅や日常生活のインプレッシブな出来事を綴ったフォトエッセイ集です。

石ノ森萬画館 ④ ~キカイダー他と萬画館周辺

2024-06-18 | 東北の旅

石ノ森萬画館 ④ ~キカイダー他と萬画館周辺

  

  

 「人造人間キカイダー」は石ノ森章太郎原作の特撮ドラマ、及び漫画である。

 アンドロイドであるキカイダーことジローが生みの親である光明寺博士を救い出すために犯罪組織ダークと戦うという物語。

 009やライダーと同様に自らのアイデンティティに悩みながら戦うところが似ている。

 作者自身、そうだったのかもしれない。

  

 その他の原作キャラクターも展示されていて、飽きさせない館内。

   

 「佐武と市捕物控」は盲目の居合いの達人・市と下っ引きの青年・佐武が出会うところから始まる。

  江戸の町の裏側に潜む悪意と人情の物語。

  

  

  

  クリクリしたお目々でキョトンとしながら平然と凄い事をやり、周囲があたふた 。「さるとびえっちゃん」。

  

      ホテル内で起こる人間ドラマを時にはコミカルに、時には人情的に描いた傑作「HOTEL」。

   

 すぐ横に旧石巻ハリストス正教会教会堂(1880年築)が建つ。現存する木造教会堂建築としては日本最古のものだという。

  

  

   

  

 昭和53年(1978年)の宮城県沖地震で被災し、「文化財として保存を」という市民の声により、現在地に移築・復元されたものの、平成23年(2011年)の東日本大震災で、再び大きな被害を受けるが被災するたびに復元されてきた不死鳥のような教会。

 

 

 「旧観慶丸商店」は石巻初の百貨店として、1930年に建てられた。

 今も石巻の町を見守る。

 

   

  

     この地を津波が襲ったことさえ忘れてしまうほど、うららかな陽射しに包まれた穏やかな昼下がり。

  のんびりムードの旧北上川リバーサイドで、穴子めしをいただいた。

  

    げんき市場で買った、穴子めし。超リーズナブル。何と680円なのに、びっくりするほど、絶品だった。

  

  

  

 

 

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石巻マンガロード ~街角のヒーローたち

2024-06-13 | 東北の旅

石巻マンガロード ~街角のヒーローたち

 

 北上川の河口に位置し、宮城県北東部地域を代表する風光明媚な都市、石巻。

 仙台駅から快速で約1時間。石巻駅に到着した途端、石ノ森章太郎氏が産み出したヒーローたちに出迎えられた。

 石巻は石ノ森章太郎ゆかりの地という。

 JR石巻駅から「石ノ森萬画館」までの約1キロ続く道「マンガロード」には ”彼等” が立ち並ぶ。

 

 

  

  

  

  

   

  

 

 

 

 

 

  

  

  ボンボンの指さす先には「石ノ森萬画館」がある。

 

 

  

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岩手銀行 赤れんが館 ~明治ノスタルジア

2024-06-12 | 東北の旅

岩手銀行 赤れんが館   ~明治ノスタルジア

 

 盛岡のランドマーク的存在である「岩手銀行赤レンガ館」は、1911年(明治44年)に盛岡銀行の本店行舎として落成した。

 東京駅を設計した辰野金吾氏の作品でもあり明治時代へのノスタルジーを憶える。

 国の重要文化財に指定されており、赤レンガが瀟洒な印象の威風堂々とした建物である。

 

 

 

 

 

   

 

 

  

 

  

 

 

 

 2023年にはニューヨークタイムズ紙が選ぶ「今年行くべき世界の52ヵ所」に盛岡市がロンドンに次いで2番目に選ばれた。

 ニューヨークタイムズ紙は盛岡市の事を「見過ごされがちだが魅力ある街」、「豊かな自然や和洋折衷の伝統的な建物が並ぶ市内を歩いて楽しめる」と紹介している。

 

 そうかもしれない。バスの車窓から見た盛岡市公会堂。

 「セロ弾きのゴーシュ」にも登場するそうで、賢治ファンとしてはたまらない。

 今回は時間の都合で、ゆっくり、街歩きもできないばかりか、「わんこそば」さえ食べる間もなく、駅の立ち食いそばですませた。

 オクラ、納豆、山芋とろろが入った「ねばねばねば蕎麦」である。

 これで「ネバーネバーネバー・ギブアップ!」。大急ぎで仙台行きのバスに飛び乗った。

 

 さらば、岩手山!

 

 


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八幡沼湿原とミズバショウ ~八幡平・湖沼めぐり ②

2024-06-10 | 東北の旅

八幡沼湿原とミズバショウ ~八幡平・湖沼めぐり ②

 

 八幡沼はアオモリトドマツの原始林と湿原に囲まれた日本唯一のアスピーテ火山の火口湖。

 アスピーテ火山とは噴火のとき、ねばりけの少ない溶岩が流れ出してできた、傾斜がゆるくて、高さも低い火山のことだそう。

 八幡沼の一周コースの西側に赤い屋根の「陵雲荘」(避難小屋)があり、青い沼とのコントラストが美しい。

 湿原の木道や池塘にはミズバショウが咲き始めていた。

 

 

 

 

 

 

 

   

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  頂上駐車場を見下ろす「見返峠」。いよいよ、ゴールが見えてきた。

 ドラゴンアイ・ブームで駐車場はピーク時、3時間待ちだとか。

 

 

 

  岩手山のなだらかな稜線に見とれる。

 

  

 


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八幡平・湖沼めぐり ① ~メガネ沼・八幡平頂上・ガマ沼・八幡沼

2024-06-08 | 東北の旅

八幡平・湖沼めぐり ① ~メガネ沼・八幡平頂上・ガマ沼・八幡沼

 

 八幡平や鏡沼を訪れるのも二度目だが、かなり前なので、「ドラゴンアイ」なんて、聞いたこともなかった。

 一説には台湾からの旅行者が「ドラゴンアイ」=龍の目のようだとSNSで拡散したのが始まりらしい。

 最初に名付けた人のセンスは名コピーライターといったところか。

   

 そのネーミングのお蔭で今や大ブームとなり、たくさんの人でごった返す「龍の目」をあとにして、お隣の湖沼群をめぐる。

 まずはメガネ沼。こちらも神秘的なエメラルド・グリーンだ。

  

  

 メガネのもうひとつは雪で閉ざされたままだ。

  

  

 八幡平山の頂上・展望台に到達。標高1613mとある。

  

  

 次に見えてくるのが、「ガマ沼」。名前とは裏腹な美しい沼だ。

  

      

 そして、八幡平では一番大きな沼・・というより湖といっていいくらいの「八幡沼」が見えてくる。

  

    

  

  

  

 

 


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神秘の瞳・ドラゴンアイ ~八幡平の幻の絶景

2024-06-07 | 東北の旅

神秘の瞳・ドラゴンアイ ~八幡平の幻の絶景

 

 前日、荒天のため、断念したドラゴンアイだったが、以後の予定をすべてクリアして、翌日、リベンジを果たすことにした。

 旅はよく人生に例えられるが、そんな決断も時には必要だよと旅神に教えられたような気がする。

 その日は前日の悪夢が嘘のように晴れ渡った。輝く岩手山。

 (以降、樹海ラインを行くバスからの車窓)

 

 

 

 

 

 

 バスは岩手山を仰ぎながら、高原ムード一杯のコースを経て、1540mの頂上駐車場に到着。

 前日の真白な世界と怒涛のような暴風雨が・・・何度も言うが、嘘のようだ。

 

 早速、ドラゴンアイに取り掛かる。ここからは優しいコースである。

 

 

 

 

 分岐点、到着。ここからはドラゴンアイ(鏡沼)までは雪が残るトレッキングコース。

 

 

 

 雪間にフキノトウが顔を覗かせる。

 

 そして、やっと、ドラゴンアイを拝むことができた。リベンジ成功!

 

 

 「鏡沼」は火口湖だが、冬から春にかけて大量の雪解け水が沼に流れ込み、中央部が浮力で持ち上がる。

 さらに暖かくなると中央部の中心の雪から解けはじめ、龍の眼が形成される。

 これを「ドラゴンアイの開眼」という。

 

 

 

 

 

 

 (5月25日撮影)

 

 

 


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荒天のため「ドラゴンアイ」断念! ⇒ 秘湯中の秘湯「藤七温泉」へ

2024-06-05 | 東北の旅

荒天のため「ドラゴンアイ」断念! ⇒ 秘湯中の秘湯「藤七温泉」へ

 

 今回の旅の一番の目的は「ドラゴンアイ」撮影だった。

 「ドラゴンアイ」とは5月末から6月初めの雪解け時に八幡平山頂近くにある鏡沼が誰が名付けたか「龍の目=ドラゴンアイ」のようになる現象のこと。

 八幡平温泉郷から、さあ、ドラゴンアイ挑戦!とばかりに一日一便のバスにほぼ満席にも拘らず乗り込めた。

 ところが、頂上駐車場に到着してみると、あたり一面、真っ白で、しかも、暴風雨が吹き荒れているではないか。

 山頂レストハウスに入り込むのがやっとの状態だった。麓は晴れていたのにである。

 

 

 ここまで遠路はるばる、やって来たのに山頂レストハウスに飾られたドラゴンアイの写真を見ただけで帰るとは、あまりにも酷い。

 

 

 

 とはいうものの、それならば、頂上駐車場の真下にある秘湯中の秘湯、「藤七温泉」へ行ってみようと気を取り直した。

 当所から標高差約150m下で距離にして約2キロほど。

 バスの便も合わないので、殆ど暴風雨状態だが、道路上なので歩いて降りることにした。

 

 

 ずぶ濡れになりながらも、雪壁残る道を約30分で駆け降りた。

 「なんで、こんな修行のような旅をするのだろう。」と自問しながら。

 

 藤七温泉に到着。

 

 さすがに冷えたので、うどんをいただく。細麺の稲庭うどんだった。

 やっぱり、関西風の太麺と出汁がいいなと、この期に及んで思った。

 

 藤七温泉は標高1,400m、東北最高峰に位置する温泉一軒宿「彩雲荘」と 併設の日帰湯である。

 お世辞にも綺麗とは言えない年季入った内風呂や更衣室は雨漏りしており、それがまた、秘湯の風情を醸し出している。

 

 なんなん!?入口のオブジェ。

 

 

 

 

 乳白色の硫黄泉が湯床からボコボコ湧いてくる野趣が溢れすぎた混浴の露天風呂がいくつかある。

 雪渓のような雪壁が目前まで迫り、この日のような荒天時は湯船に辿り着く前に遭難しそうだ。

 湯床には板が敷いてある湯船と泥が溜まったような、そのまんまの湯船、温度の違う湯船等がある。

 湯床から沸く泥でパックをすればお肌がすべすべになるという。

 泥の湯床にゆったりと浸かっていると急にボコッと湯が湧き出してきて、お尻を焼きそうになった。

 あやうく、お猿さんになるところである。

 荒天のため、最初は露天風呂には誰も入ってなかったが、暫くして、関取のような、おばちゃんが入ってきた。

 何故か、互いに無言だった。(目隠し囲いのある女性専用の風呂もあるが、一番、遠いところにある。)

 

 

 

 バスの車窓から翌日の写真。丸見えである。

 

 

 秘湯には入れたものの、ドラゴンアイは断念せざるを得なかったので、痛恨の想いで帰りのバスに乗った。

 が、宿に帰ってから考え直し、翌日にドラゴンアイに再チャレンジすることにした。

 そのため、藤七温泉の晴天の写真があるのである。

 <番外編>

 荒天だったので、熊は来るまいと思っていたが、ニュースによると翌々日、道路脇の山肌に親子連れの熊が3頭現れたそうだ。

 クマバラ、クマバラ。

 (ニュース映像)

 

 

 


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金沢清水と高原の花たち ~八幡平温泉郷 ②

2024-06-03 | 東北の旅

金沢清水と高原の花たち ~八幡平温泉郷 ②

 

 

 「金沢清水」湧水群は岩手山麓の松川添い金沢地区のあちこちに湧く全国名水百選のひとつ。

 主泉の座頭清水は日量40トンの水量を誇り、水道水、農業用水、淡水魚の養殖などに利用されている。

  

   

 オダマキはじめ高山に咲く花たちは、いずれも清涼感に溢れている。

  

     

   

   

   

   

   

   

  八幡平ハイツ 昭和レトロ・モダンを感じさせるリゾートホテルである。

   

   

 


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八幡平温泉郷 ① ~岩手山仰ぐ白樺林とレンゲツツジ

2024-06-02 | 東北の旅

八幡平温泉郷 ① ~岩手山仰ぐ白樺林とレンゲツツジ

  

 八幡平温泉郷(東八幡平温泉)は岩手県の最高峰である標高2,038mの「岩手山」の北側麓に広がる。

 単純硫黄泉で、ほのかに硫黄の香り漂う温泉地である。

 一帯は日本の地熱発電第一号「松川地熱発電所」の自然エネルギーから生まれた温泉を引湯した高原リゾートでホテル、ペンションなどが点在する。

 東八幡平から松川温泉までの松川渓谷沿いは、ブナ、カエデ、モミジなどの落葉樹が多く、紅葉、新緑、渓谷美が楽しめる。

 また360haの広大な森林公園「岩手県民の森」では白樺林とレンゲツツジが印象的だった。

  

  

  

  

 松川渓谷

  

  

 雄大な岩手山は小さな富士山を思わせる。

  

  

 宿はペンション村の一角にある「温泉ゲストハウス やすもり」さん。こじんまりとした宿だったが、オーナーさんとも旅の話などコミュニケーションできて良かった。

  

 硫黄の匂いと湯床には黄色の湯の花が沈殿している。

 

 


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