ワンダースター★航星記

写真を撮るとは、決して止まらない時間を止めること。旅や日常生活のインプレッシブな出来事を綴ったフォトエッセイ集です。

「かつてない空海展」と奈良界隈逍遥

2024-05-23 | 奈良の旅

「かつてない空海展」と博物館・界隈逍遥

 

奈良国立博物館で開催中の「空海 KŪKAI ― 密教のルーツとマンダラ世界」。

胎蔵界・金剛界という2つのマンダラ世界を、国宝や重要文化財などで立体的に展示された「かつてない空海展」だった。 

平安時代初期に、弘法大師・空海が制作に関わったとされる国宝の「紫綾金銀泥絵両界曼荼羅図」(むらさきあや・きんぎんでい・え・りょうかいまんだらず)」別名「高雄曼荼羅」は当時、希少だった紫色の染料「ムラサキ」という植物の根である「紫根(しこん)」が使われていたことがわかっている。

2幅がそれぞれ縦横4メートルほどあり、仏の悟りと慈悲の世界を、金と銀の線で描かれている。

空海は、「密教は奥深く文筆で表し尽くすことが難しい。そこで図や絵を使って悟らない者に開き示すのだ」と述べたという。

確かに空海の書は私には理解不能であるので。

 

 (TOP2点は美術館ナビより)

 

 

 

 

 

 いつものように仏像館で撮影可の仏像を写す。

  

  

 

 界隈を散策。紀寺町の璉珹寺へ。ニオイバンマツリの香しい香りに癒される。

 

 

 

 こちらは、弥山に咲くというオオヤマレンゲ。

 

 吉城園の新緑。

 

 

 そして、締めは三条通のクラフトビール専門店「大和ブリュワリー」で、お疲れさん!

 

 

 

 

 


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目眩く万華鏡ワールド ~奈良公園「万華鏡喫茶しろあむ」

2024-05-20 | 奈良の旅

目眩く万華鏡ワールド ~奈良公園「万華鏡喫茶しろあむ」

 

 久し振りに万華鏡喫茶「しろあむ」さんを訪れた。

 「しろあむ」さんは奈良公園、東大寺の西に位置する小さな喫茶店で、何故か、通りすがりのインバウンドのお客さんが多い。

 所狭しと並べられた目眩く万華鏡ワールドと店内を流れるクラシックの調べに時を忘れて、寛いでしまった。

 マスターさんはFB友だちでもある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 店内には何故か、カタツムリとキノコのオブジェが多い。

 

  

 

 

 

 変わり種は人工筋肉を使ったという浮遊体アート。生きているようだ。

 

 

 庭先のカラーの白がまぶしかった。

 

 

 


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ならまち散策と「よつばカフェ」 ~一刻のくつろぎタイム

2024-05-18 | 奈良の旅

ならまち散策と「よつばカフェ」 ~一刻のくつろぎタイム

   

 

 ならまちの「にぎわいの家」では新緑に泳ぐ鯉のぼりが目を引いた。

   

  

   

 ならまちはよく散策するので勝手知ったる町だと思っていたが、少し、横道や路地裏に足を踏み入れるだけで新たな発見や出会いがあったりする。

  

  

 今回は「よつばカフェ」さんという、とても寛げるお店を見つけた。外見は普通の民家。いや、実は内部も。

  

   

  

  

 「にゃんこピザ」がかわいい。

  

 

 

 

 


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當麻寺境内から、「しあわせの森公園」の芝桜

2024-05-05 | 奈良の旅

當麻寺境内から、「しあわせの森公園」の芝桜

 

 當麻寺の境内には、国宝指定の本堂(曼荼羅堂)・東塔・西塔、国の重要文化財指定の金堂・講堂はじめ、大師堂・薬師堂・仁王門・鐘楼などが、独自の伽藍配置で立ち並び、金堂の弥勒仏坐像(国宝)、四天王像(重文)をはじめとして、多くの貴重な文化財を伝えている。

 また塔頭寺院も13を数え、倶利伽藍龍蒔絵経箱(国宝)、中之坊庭園(名勝・史跡)など、それぞれに貴重な寺宝を数多く伝えている。

  

    

  

  

 

 

 

 

 また、當麻寺周辺も風情あふれるお地蔵様が見守る。

  

  

 

 帰り道、道の駅かつらぎの裏山に広がる葛城市「しあわせの森公園」の芝桜を見に行った。

 最盛期には約3万株の芝桜が斜面をピンク色に染めあげるようだが、残念ながら一週間ほど遅かったようだ。

 

  

 

 

 


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金魚と梅花とグローブの町 in 大和郡山 ④

2024-02-25 | 奈良の旅

金魚と梅花とグローブの町 in 大和郡山 ④

  

    大和郡山の金魚は柳沢吉保の子・吉里が甲斐の国から郡山藩主として国替りしてきた時に持ってきたと伝えられいる。

 下級武士の内職として飼育していた金魚の養殖技術が地域の産業として発展した。

 駅前の柳町商店街は「金魚ストリート」と呼ばれ、各店の軒下には金魚の水槽が飾られている。

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  街中に郡山八幡神社がある。

  

  

  

  

  

  これから、雛祭りにかけて、街なかは、お雛様に溢れる。

  

     

  郡山八幡神社は別名「グラブ神社」ともいわれ、野球選手が上達を祈願するという。

  また、奈良県は「野球のグラブ(グローブ)生産量日本一」だそう。

  

  <番外編>

  そう言えば、大谷翔平贈呈のグローブが全国の小学校に届いているそうだ。

  「さあ、行こう!」

  

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亀の瀬「時空の銀河」トンネル ② ~光の歴史遺産「もう、すべらせない!」

2024-01-28 | 奈良の旅

 

 

亀の瀬「時空の銀河」トンネル ② ~光の歴史遺産「もう、すべらせない!」

 


 1890年(明治23年)大阪鉄道(現JR関西本線)によって作られ、1931年(昭和6年)からの地すべりで圧壊したと思われていた亀の瀬トンネルが、2008年(平成20年)に開鑿工事で坑道を掘削中、当時そのままの形で発見された。

 当時、地すべりによって、使えなくなった亀の瀬トンネルは放棄され、線路は大和川左岸に移された。

 その後、トンネルの位置もわからなくなっていたという。

 まさに歴史的な発見となった亀の瀬トンネルだが、今、プロジェクションマッピングにより、光の歴史遺産として甦った。

 現在でも地すべりが発生すると、大和川が堰き止められ、奈良盆地や大阪平野が水没し、被害額は4.5兆円と想定される。

 人々の生活を守るために、この地では60年近くに渡って850億円以上の費用を投じて現在も地すべり対策工事が続けられている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   

   

 

 

 

 

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亀の瀬「時空の銀河」トンネル ① ~繰り返された地すべり現場

2024-01-27 | 奈良の旅

亀の瀬「時空の銀河」トンネル ① ~繰り返された地すべり現場

 

 奈良盆地の水を集めた大和川は、生駒山地と金剛山地のあいだの細い渓谷を抜け、大阪へと流れ出す。

 その大和川に沿った山越えの道が龍田古道である。

 現在、JR大和路線(関西線)が柏原と王寺を結んでいるが、奈良盆地を背に、右手に龍田山、左手に大和川が迫る亀の瀬周辺に差し掛かると、それまでの長閑な風景が一変する。

 初めて、この線に乗ったときは「木曽路」に来たかと思ってしまったくらいだ。

 

 

 ( 実はこの写真にかつての私の家が写っている。JR大和路線の三郷・河内堅上間が見える。)

 「亀の瀬と龍田古道」は4万年前から近代に至るまで、地すべりが繰り返されてきた交通の難所である。
 
 それはこの地に鉄道が通ったときも同様であった。
 
 トンネルも地すべりのため、幾度となく埋まり、何度も線を移動したときく。
 
 その地すべり対策で坑道を掘っているときに、偶然、かつてのトンネルに遭遇した。
 
    それが「旧大阪鐡道 亀の瀬トンネル」である。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 柏原市役所の方だろうか、丁寧にガイドしてくださった。
 
 
 
 
 
 まさか、その「亀の瀬トンネル」でプロジェクションマッピングを鑑賞できるとは夢にも思わなかった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

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奈良公園・秋景散策 ① ~正倉院&慶讃能

2023-11-14 | 奈良の旅

奈良公園・秋景散策 ① ~正倉院 & 慶讃能

 

   いつもの奈良公園散策コースをデジスケッチに出かける。

   上は白塀の外壁が印象的な正倉院。

   勝手知ったるコースといえども、季節ごと年度ごとに変化があり、新しい発見があったりする。

 この日は正倉院展とは別にいつもは塀に囲まれた正倉院の建物の外観見学。

 

 

 

 

 (案内板から)

 

 

 

 

 

 東大寺・戒壇堂

 

 

 奈良県庁・屋上からの秋景

 

 

 工場跡事務室という名のカフェ。

 

 

 

 東大寺前の鏡池で東大寺・慶讃能に遭遇。(10/15)

   

 

 

  

 

 

  

 

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生駒・宝山寺の「獅子閣」 ~ハイカラモダンな擬洋風建物

2023-08-28 | 奈良の旅

生駒・宝山寺の「獅子閣」 ~ハイカラモダンな擬洋風建物

 

 1678年に湛海律師(たんかいりっし)により不動明王を祀って創建された宝山寺。

 本堂の後ろに建てられた“聖天堂”には、現世利益・商売繁盛の神さま“大聖歓喜天”が祀られていることから、特に商売人から絶大な信仰をあつめ、「生駒の聖天さん」または「生駒さん」と呼び親しまれている。

 境内から見上げたところにある「般若窟」は修験道の開祖・役行者や空海が修行したと伝わる。

 

 

 

 

 

 

 境内には、「獅子閣(重要文化財)」という明治時代1884年落慶の「擬洋風」の客殿がある。

 重要文化財に指定されており、赤・青・緑のステンドグラス風の窓や、らせん状の階段、襖絵、木製テラスなどが秀逸だ。

 和洋折衷のアンバランスな調和を見ることができる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「天平たなばた祭り 平城京天平祭・夏」 ① ~煌めくミラーボーラー

2023-08-22 | 奈良の旅

「天平たなばた祭り 平城京天平祭・夏」 ① ~煌めくミラーボーラー

 

   

 奈良時代、旧暦の7月7日(現在の8月ごろ)に、ここ平城宮で盛んに行われた祭を起源とする 「七夕」。

 そんな七夕にちなんだ、光と灯りのイベントが「天平たなばた祭り 平城京天平祭・夏」。

 和傘が光のオブジェになった。

 

 

 あまりの酷暑に奈良名物かき氷に手を出す。結局、平凡な練乳がけ抹茶となった。

 

 

 夕暮れと共に遣唐使船にも寂寥感が漂う。

 

 朱雀大路には天平祭のシンボル「巨大な光のオブジェ(ミラーボーラー)」が朱雀門をバックに登場した。

 ミラーボーラーは七夕の原型で中国から伝わる「乞巧奠(きこうでん)」の際に設ける祭壇「星の座(ほしのざ)」に飾られる「五色の糸」を表現した幻想的な光のアートである。
 
 
 
 
  
 
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

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“双龍再訪” ~龍王ヶ淵と龍鎮神社 

2023-07-03 | 奈良の旅

“双龍再訪” ~龍王ヶ淵と龍鎮神社 

 

 3年振りに奈良県宇陀市の山深くに棲む双龍に会いに行った。

 一頭目の龍、龍王ヶ渕は、室生向渕、大和富士と呼ばれる額井岳近くの標高530mの山中にある自然池。

 風のない晴れた日、湖面に周囲の木々が映り込む「水鏡」の景色は神秘的だ。

 当日はやや風があり、リフレクションはあまり期待できなかったが、龍王の片鱗を垣間見た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この辺りに行くと、いつも、お邪魔する正定寺。

 観光寺ではないが、花に溢れた境内にはいつも癒される。

 

 

 

 二頭目の龍は室生の深谷川の清流にある龍鎮の滝の傍らに鎮座する龍鎮神社(りゅうちんじんじゃ)。

 龍神が鎮まるという滝壷は、深く澄んだ水が満ち溢れ、ここが神域であることを感じる。

 

   

 

 

 

 


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あの頃が甦る時空間 ~Minca (ミンカ)465  ②

2023-05-20 | 奈良の旅

あの頃が甦る時空間 ~Minca (ミンカ)465  ②

 

 あの頃はいつも身近にあったのに、時間に押し流されるように記憶の何処かにしか存在しなくなった ”もの”。

 そんな ”もの” たちが甦るように目前に現れた。

 ノスタルジーなんて言葉だけでは語れない、あの頃の自分に戻っていくような時空越えのワンダー・スポット。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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昭和カオスの異次元ワールド ~Minca (ミンカ)465 ①

2023-05-19 | 奈良の旅

昭和カオスの異次元ワールド ~Minca (ミンカ)465 ①

 

 奈良県香芝市畑の古民家・雑貨店 「Minca  465」。(国道165号線沿い、近鉄二上山駅近く)

 初めて訪れたとき、ここがお店とはわからず、通り過ぎてしまい、時として、Googleマップは嘘を教えるんだと結論付けた。

 失礼ながら、どうみたって、廃屋かゴミ屋敷のようにしか見えないではないか。

 

   

   

   が、しかし、一歩足を踏み入れた途端、そこには昭和カオスの異次元ワールドが広がっていた。

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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マツヤマカフェから牽牛子塚古墳 ~飛鳥路春色さんぽ ③

2023-03-25 | 奈良の旅

マツヤマカフェから牽牛子塚古墳 ~飛鳥路春色さんぽ ③

 

  飛鳥駅近くのお洒落なカフェでランチをすることに。

  「Matsuyama Cafe /マツヤマカフェ」は元々は築100年ほどの倉庫として使われていたという建物で、また内装は店主の松本さんがこだわり抜いたセルフリノベーションしたものだという。

  地元食材をふんだんに使用したランチプレートをお洒落な空間でいただくのも旅の醍醐味である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ブルーシンフォニーが滑り込んできた。

 

 駅から歩いて10分ほど、山手に上がると「牽牛子塚古墳」がある。

 

 

 

 

 飛鳥時代、史上初めて2度天皇となった皇極・斉明天皇(女帝)。

 彼女が娘と孫娘と一緒に眠る古墳が、牽牛子塚古墳・越塚御門古墳である。
 
 飛鳥時代の天皇陵の象徴である、八角形の墳丘で「あさがお塚」とも呼ばれる白いピラミッドのような古墳だ。
 
 
 

宵闇せまる春日大社・摂末社 ~神眠る回廊の散策

2023-01-20 | 奈良の旅

宵闇せまる春日大社・摂末社 ~神眠る回廊の散策

 

 春日大社本殿が鎮座する回廊内エリアには多数の摂末社が設けられている。

 夫婦大國社、若宮神社、廣瀬神社、佐良気神社(春日えびす)などであるが、静まりかえった回廊に神様の息吹を感じる散策だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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