ワンダースター★航星記

写真を撮るとは、決して止まらない時間を止めること。旅や日常生活のインプレッシブな出来事を綴ったフォトエッセイ集です。

四天王寺・うら盆会 ~灯火に浮かび上がる五重塔

2016-08-16 | 夏まつり

四天王寺・うら盆会 ~灯火に浮かび上がる五重塔

               

 四天王寺で、8月9日から16日までお盆(正式には盂蘭盆会<うらぼんえ>という)が行われた。
 お盆は、8月の13日に精霊をお迎えし、15日まで各家にて十分な供養ともてなしをし、16日に送り火を焚いてお送りするという、まことに麗しい日本の風習であり、伝統の仏教行事である。
 日没と同時に四天王寺の伽藍内では各家の精霊を供養する万灯ローソクが点ぜられ、灯火のなかに浮かび上がる五重塔や伽藍の壮大な景観はすばらしい。


               

               

               

               

               

               

               

               

               

               

               

               

               

               

                


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祇園祭・後祭 4 ~ちまき売りのわらべ歌

2016-07-27 | 夏まつり
祇園祭・後祭 4 ~ちまき売りのわらべ歌



山鉾のひとつ、黒主山に差し掛かると、粽(ちまき)売りの少女たちが愛嬌を振りまきながら、粽を売っていた。

               

               

               

                            

               

 「写真撮るなら、こおてって!」♪と歌に乗せられ、粽を買う羽目に・・・。

動画1

 動画2

              

              

              

 この粽は、祇園祭の間だけ、八坂神社や各山鉾町のお会所で販売される、笹の葉で作られた疫病・災難除けのお守りである。
 
 厄除け粽は巻かれた笹の葉をイグサで縛り、束にしたもので、短冊状の札が付いていて、「蘇民将来子孫也(そみんしょうらいしそんなり」という文字が書かれている。

 それには、こんな伝説がある。

 昔々、牛頭天皇(ごずてんのう)という神様が花嫁捜しの旅をしていたころ、一夜の宿を探していると、金持ちの巨旦将来(こたんしょうらい)の家にたどり着きました。牛頭天皇は泊めて欲しいと頼むと巨旦は貧しい身なりの牛頭天皇を見て、「見知らぬ旅人を泊めるわけにはいかない」と言って追い返してしまいました。

 当てもなく歩いていると、今度は巨旦将来の弟である蘇民将来の家にたどり着きました。
 牛頭天王は一夜の宿を蘇民に頼んでみると、貧しいながらも心優しい蘇民は「何もお構いできませんが、ゆっくり休んでいってください」と牛頭天皇を手厚くもてなしたのです。
 蘇民の心遣いに大変喜んだ牛頭天王は、そのお礼に「今後、お前の子孫は末代まで私が守ってやろう。目印に、腰に茅の輪をつけておきなさい」と言い残して、去って行きました。

 その言葉を代々守り続けた蘇民将来の子孫たちは、疫病が流行った時も生き残り、末代まで繁栄したのでした。
 護符の茅の輪は“茅”を束ねて巻いったもので、その「茅を巻く」ということから「茅巻(ちまき)」と呼ばれるようになったのです。
 そして、それが音が同じの「粽(ちまき)」に変わっていき、束ねた粽が厄除けのお守りになったのです。
 厄除け粽に付いている「蘇民将来子孫也」の札は「私は蘇民将来の子孫ですので、どうか病気や災いから護ってください」という意味が込められた護符なのです。


               

               

               

               

 厄除け粽は当然ながら、「食」することができない。
 私、実は食べられると思って、買ったのでした・・・。
  



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祇園祭・後祭 3 ~山鉾めぐり

2016-07-26 | 夏まつり

祇園祭・後祭 3 ~山鉾めぐり

               

 宵山のそぞろ歩きの楽しみは豪華絢爛たる山鉾と祇園ばやしの数々。
 宵闇に提灯が浮かび上がる。

 動画

               

               

               

               

               

               

               

               

               

               

               

               

               

               

               

               

                              

 山鉾町内の旧家や老舗が屏風や掛け軸、秘蔵の美術品を飾り、祭り見学の人々に公開するのも楽しみのひとつ。



               

               

               

               

               

               

               


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祇園祭・後祭 2 ~蝋燭売りのわらべ歌

2016-07-25 | 夏まつり
祇園祭・後祭 2 ~蝋燭売りのわらべ歌

               

 夕闇せまり、提灯の灯りがコバルトブルーの空に映えはじめた。
 祇園祭といえば、コンチキチンのお囃子を聞かねば、はじまらない。

               

               

               

動画1

               

               

               

 南観音山には、お囃子に混じって、かわいい歌声が聞こえてきた。
 「蝋燭売りのわらべ歌」である。 

               

               

               

                                          

 厄除けのお守りはこれより出ます
 明日は出ません 今晩限り 
 ご信心の御方様は受けてお帰りなされましょう
 ろうそくいっちょう 献じられましょう 
 ろうそくいっちょう どうですか



 動画2

動画3

 お囃子とわらべ歌に包まれて、祇園祭の宵は更けてゆく。


               

               

               

               

               


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祇園祭・後祭 1 ~宵山そぞろ歩きと「大船鉾」

2016-07-24 | 夏まつり
祇園祭・後祭 1 ~宵山そぞろ歩きと「大船鉾」

               

 祇園祭というと人混みと暑さを想い起こすほどだが、前祭・後祭に分けられてからは、それらを避けて、後祭に行くという人がいる。
 私もその口で、久し振りに宵山を訪れた。               

 到着が点灯前だったので、少し、まちなかをそぞろ歩きすることに。
 かつては学生として、営業マンとして、この町には毎日のように訪れ、馴染みがある筈なのに、久し振りの町の雰囲気は何故か新鮮で異邦人になった気分。

               

               

               

 京都文化博物館で「京まつり展」が開催されていた。

               

               

               

               

               

               

 万華鏡ミュージアムにも寄ってみた。

               

               

 古色蒼然とした銀行をバックに百日紅が咲いていた。

               

 後祭巡行の殿(しんがり)を務める「大船鉾」。
 蛤御門の変で焼けてから、2年前、150年振りに復興を果たしたと話題になったが、今年はシンボルの龍頭が152年振りに復活した。


               

               

               

               

               

               


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いくたま夏まつり2016 -2 ~大迫力!横転する太鼓台

2016-07-20 | 夏まつり
いくたま夏まつり2016 -2 ~大迫力!横転する太鼓台

                    
               

 生魂神社の「いくたま夏まつり」で、太鼓台が横転したのを初めて見たときは事故発生かと驚いた。
 横転した、太鼓台が復元すると敲児(たたきこ)はユーモアたっぷりに、そのままの状態で叩き続けている。
 どんな苦難にあっても、継続せよと訓示しているかのように。

                    


 動画1

                    

                    

                    

                    

                    

 横転の際、暗いのと瞬間的なので、気づかなかった。
 後で写真を見てみると、敲児(たたきこ)が滑り落ちないように周囲のスタッフが身を張って支えているではないか。
 両者ともに信頼し、繋がっているんだとあらためて感じた。


動画2

                    

                    

                    

動画3


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いくたま夏まつり2016 -1 ~金銀神輿・お練り

2016-07-19 | 夏まつり
いくたま夏まつり2016 -1 ~金銀神輿・お練り

                    

 7月11.12日、天王寺区の生魂神社で「いくたま夏まつり」が開催された。
 獅子舞、太鼓のあと、勇壮なる金銀の神輿が境内を練り歩き、祭りは最高潮に。



                    

                    

                    

                    

                    

                    

                    

                    

                    

                                                           


  動画


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愛染まつり 2016-3 ~べっぴんさんじゃ~愛染娘!

2016-07-03 | 夏まつり

 愛染まつり 2016-3 ~べっぴんさんじゃ~愛染娘!

              

 12名の“愛染娘”は、毎年、一般公募で選ばれるが、今年は280名の応募があったという。
 彼女たちは愛染祭のキャンペーンガールとして、浴衣姿でかごにのるだけではなく、愛染祭の歴史を学び、祭り開催までに愛染祭のPR活動をしたり、当日にはお守りや愛染かずらなどの販売など色々なお仕事があるようだ。

              

              

              

              

              

              

              

              

 留学生枠も二名ある。ベトナムのファンさん。

              

 祭りの後も、OGとしての活動がある。昨年の愛染娘も応援に。

              

              

 昨年のミス愛染娘の羽田優里奈さん。

              

              

              

 愛嬌と一芸で選ばれる今年の「ミス愛染娘」は葉山夢さん(手前)に決定!


              


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愛染まつり 2016-2 ~かご上げ

2016-07-02 | 夏まつり
染まつり 2016-2 ~かご上げ



宝恵駕籠パレードは、愛染堂の多宝塔前に到着。
まつりの華、「かご上げ」が始まった。

              

              

                 

 動画       
動画

 愛染娘を乗せた駕籠は多宝塔前で順々に男衆に持ち上げられ、まわされる。
 乗っている愛染娘たちは落とされないように必死になりながらも、にこやかに手をふって愛嬌をふりまく。
 昔は芸妓さんが駕籠に乗っていたため、お店を宣伝する目的があったり、「厄落とし」の意もあったとか。

              

              

              

              

              

              

              
  
 かご上げの後、愛染娘たちの笑顔にも、さすがに疲れが垣間見えた。


              

              


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愛染まつり2016-1 ~「宝恵駕籠(ほえかご)」パレード

2016-07-01 | 夏まつり
愛染まつり2016-1 ~「宝恵駕籠(ほえかご)」パレード

               

 四天王寺の支院「愛染堂・勝鬘院(あいぜんどう しょうまんいん)」で6月30日、大阪夏まつりの先駆け、「愛染まつり」が始まった。(7/2まで)
   

 「愛染まつり」は、天神祭と住吉祭に並ぶ大阪三大夏祭りの一つともされる。
 江戸時代に芸妓(げいぎ)が宝恵駕籠(ほえかご)に乗ってお参りしたのが起源という「宝恵かごパレード」が初日を飾る。
 昔は芸妓だったが、現在は公募で選ばれた「愛染娘」が乗っている。

「愛染さんじゃ、ほえかごっ、ぺっぴんさんじゃ、ほえかごっ、商売繁盛、ほえかごっ」の掛け声で沿道を愛染堂、目指して練り歩く。


              

              

              

              

              

              

              

              

               


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大阪三大夏祭りと平野郷夏祭り・アーカイブス

2016-06-23 | 夏まつり

大阪三大夏祭りと平野郷夏祭り・アーカイブス

 いよいよ、今年も夏まつりの季節がやってきた。
 所謂、「大阪三大夏祭り」といわれるのは、一般的には愛染祭、天神祭、住吉祭の3つの夏祭りのことをいう。
 「大阪の夏祭りは愛染さんで始まって住吉さんで終る」といわれ、「あい(=愛)すみ(=住)ません」という言葉の語源となったという説がある。

 各神社とも祭礼の中心はご祭神が神輿や鳳輦で氏子地域を神幸する渡御祭で、四天王寺の愛染まつりでは江戸時代に芸者が愛染明王に参拝するまでの様子を現代に再現した宝恵駕籠パレードがあり、大川を船で巡幸する船渡御の天神祭、大和川を渡り堺市の頓宮まで巡幸する住吉祭と続く。

 先陣を切るのは、6月30日~7月2日の「愛染祭」である。               

                             

               

 クリック愛染祭りアーカイブスVol.2」。


 諸説あり、「三大祭り」に、「愛染祭」の代わりに、「生魂まつり」を入れる場合もある。
7月11~12日に執り行われる。

                              

               

 クリック生魂まつりアーカイブス渡御」。

 真夏の宴、大阪締めと花火が印象的な大阪の風物詩「天神まつり」。
今年は7月24・25日に執り行われる。
            

               

               

 クリック天神まつりアーカイブス

 そして、7月30~8月1日の住吉祭で締めくくられる。
  

               

               

 クリック住吉祭アーカイブス 1 「VOL.2」。

 大阪の夏祭りといえば、上記の四つが有名であるが、それらと遜色ない大きな祭りが平野で執り行われる。
 「平野郷夏まつり」である。
 6月26日には、商店街で9町のだんじりが集結する「前夜祭」が開催され、いよいよ、7月11~14日に本番を迎える。


               


               

 クリック平野郷夏祭りアーカイブス渡御」。
 クリックデジブック平野郷夏祭り


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