"モリアオガエル” と紫陽花・花手水鉢 ~岩船寺 ②
久々の岩船寺だが、以前と変わったのは、昨今ブームの花手水鉢とカエルのフィギュアが各所に出没していること。
お寺の営業戦略を感じた。
それにしても、カエルの鳴き声が半端ない。地域によっては天然記念物にも指定されている ”モリアオガエル”である。
"モリアオガエル” と紫陽花・花手水鉢 ~岩船寺 ②
久々の岩船寺だが、以前と変わったのは、昨今ブームの花手水鉢とカエルのフィギュアが各所に出没していること。
お寺の営業戦略を感じた。
それにしても、カエルの鳴き声が半端ない。地域によっては天然記念物にも指定されている ”モリアオガエル”である。
紫陽花の咲くころ ~岩船寺 ①
京都府木津川市といっても奈良県との県境に位置する岩船寺(がんせんじ)。
近隣なので、よく出かけるのだが紫陽花の咲くころは久し振りのような気がする。
境内には約5000株が植栽されており、室町時代の三重塔をバックに紫陽花が映える。
暫しの紫陽花ロードをお楽しみください。
もんてくーる Okishima ! ~琵琶湖・沖島 ④ (完)
こんな近くにアナザ・ワールドのような島があるとは思わなかった。
いつか、メジャーなTVにでも紹介されたら、あっという間に人が押し寄せ、隔絶された時間の流れまでもが同化してしまうのだろうか。
そう思うと、本当はワンダースターに載せるべきではなかったのかもしれない。
数時間、滞在して、帰りの渡船時間を気にするようでは、まだまだ、沖島の空気に染まっていないのだろう。
でも、染まりたいと思った。
ずっと、効率化や生産性ばかり考えて生きてきたから、何か大切なものを失くしてきたのだ。
「もんてくーる」とは島言葉で「戻ってくる」ということ。
その言葉を胸に堀切港行きの渡船に乗り込んで島をあとにした。
動画
堀切港に到着。
汀(みず)の精が棲む島 ~琵琶湖・沖島 ③
湖の対岸に目を凝らすと近江富士が見える。こんな角度から見えるなんて。
赤い鳥居が汀に映える弁財天から森の中をずんずん登っていく。
島の中央にある尾山(宝来ヶ嶽)(225m)の「見晴らし広場」に行くためだ。
うっそうと茂った木々の間に巨岩があったり、南の島を思わせるシダの群落があったりと変化に富んでいた。
「見晴らし広場」の眺めは木々が生い茂り、絶景とは言い難いが堀切港から沖島港への「沖島通船」の航路を鳥瞰できた。
近江八幡国民休暇村をバックに沖島を目指す沖島通船。
近江八幡市街を遠望する。
暑さに朦朧としながら下山して、島一番?のお洒落なカフェ「汀(みず)の精」さんでくつろぐ。
私は暑さのせいで、あろうことか、ノンアルを注文するが、あとで、島名物、さつまいものアイスを注文するべきだったと後悔したのであった。
それにしても、の~んびり、ゆったりとしたカフェである。
ここにいると、確かに時間がゆっくり過ぎる。
「汀(みず)の精」さんでは、カフェだけでなく、アトリエがあり、「自然~そのままで~」をコンセプトに、自然環境を破壊しない生き方を考え、天然繊維(綿・麻・絹)を中心に人に優しい洋服、小物などの商品開発に励んでおられるそうだ。
「汀(みず)の精」はきっと、ここに棲んでいる。
の~んびり・ゆ~ったりの「三輪車ロード」 ~琵琶湖・沖島 ②
沖島に上陸して、まず最初に駆け込んだのが港正面にある、沖島漁業会館の「湖島婦貴(ことぶき)の会」さんの食堂。
沖島漁師の奥さんたちの素朴な手料理がいただけると評判のお店。
食堂というより作業場のようなスペースで、それがかえって、地元の暮らしが垣間見えて楽しい。
琵琶マス等の弁当は予約制ということで、「天ぷら定食」か「うどん定食」の2者択一。
皆さん、大抵、天ぷらを選ばれるようだ。すべて、島の幸だそう。
お店から見える風景は映画のワンシーンのように見えることもある。
ここでは、「飛び出し坊や」も漁師さん。
たとえ飛び出しても、この島には車もバイクもないので安全だ。
あるのは、の~んびり・ゆ~ったりの三輪自転車のみ。
これだと、転ばずに荷物をたくさん運べるのだ。
聞こえるのは、ときたまの漁船のエンジン音とトンビの鳴き声だけ。
島には特別な時間が流れている。
沖島小学校。何ともレトロな雰囲気が漂っている。
全校生徒は本年度11名。島外から船で通う児童もいるとのこと。
島が好きなんだなぁ。
弁財天さんが祀られている数少ない島の観光名所。
もっとも、観光目当てで島に来る人はいないのかもしれないが。
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淡海の離島へ ~琵琶湖・沖島 ①
琵琶湖湖上に沖島という離島があり、実に300人ほどの方が住んでおられるという。
日本でただひとつ、湖に人が暮らす島。
好奇心の強い私だけに以前から気になっていたのだが、漸く、この島に渡ってみることにした。
途中、守山市の第二なぎさ公園から、沖島を遠望。
そう、あの島だ。遥かに伊吹山が霞んでいる。
行政的には近江八幡市である、沖島へは堀切港から定期船が出ている。
1~2時間に一本の定期船「沖島通船」に並ぶ方々。出航の15分ほど前。
わずか10分ほどの渡船、約1.5キロほどなのだが、この、わくわく感は離島ならではのものだろうか。
島から船が猛スピードでやってきた。
往復1000円。切符からも、ローカル感が漂う。
向かい側の半島に近江八幡国民休暇村が見える。
程なく、沖島、到着。
島に着いた途端、ガラリと空気が変わった気がした。
港正面の沖島漁協組合さんで、「沖島もんてみてマップ」をGET!
「もんて」とは、方言で「戻って」という意味だそう。
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桔梗の咲くころ ~平野郷・全興寺
大阪市平野区の花の寺、全興寺(せんこうじ)でも、桔梗が咲き始めた。
アガパンサスや紫陽花なども爽やかな青い彩を添えている。
本堂前の蓮。
暫く見ぬうちにギミックも増えたように思う。
昭和レトロなテイストも健在。ドールハウスの中の郷愁。
夏の到来を告げる、だんじり囃子。試験曳きが始まった。
アナベルの咲くころ ~もりやま芦刈園 ②
芦刈園では、パープルやピンクの紫陽花だけでなく、白いアジサイの代表格の ”アナベル”の群生も素晴らしかった。
近江富士こと三上山を借景にすると、近江にいることを実感できる。
白アジサイの品種もカシワバアジサイやガクアジサイ、ヤマアジサイなど多彩だった。
琵琶湖の涼風が吹き渡る芦刈園は別天地だった。
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紫陽花の咲くころ ~もりやま芦刈園 ①
滋賀県の紫陽花の名所、守山市の「もりやま芦刈園」は湖岸道路から少し入ったところにあるので、琵琶湖を吹きわたる風を感じて心地良い。
園内にはヨーロッパから集めた西洋あじさい50品種5000本と日本あじさい50品種5000本が植栽されていている。
実に100品種というだけあって散策していても、見飽きることがない。
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明日香村「牽牛子塚古墳」~女帝エンプレス眠る白い八角墳
飛鳥時代の女帝、斉明天皇(594~661年)が葬られたとされる奈良県明日香村の「牽牛子塚(けんごしづか)古墳」(7世紀後半)と隣接する「越塚御門古墳」の復元整備が3月に完了し、丘陵上で白く輝くピラミッド型が宇宙船基地のような異彩を放っている。
「牽牛子塚古墳」は、古墳造営の終末期のもの。
天皇陵に特有の八角墳で、二上山から切り出した巨大な凝灰岩をくり抜いた横口式石槨である。
天智天皇の母である女帝・斉明天皇と娘の間人皇女(はしひとのひめみこ)の合葬墓とみられる。
墳丘全面が白い切り石で囲われて、さらに石室も、巨大な柱状の切り石で囲われているのが特徴。
別名「あさがお塚古墳」(牽牛子とはあさがおの別称)とも呼ばれ、築造当時を思わせる真っ白い姿に蘇っている。
隣接する越塚御門古墳は7世紀後半に造られた方墳である。
「日本書紀」に、斉明天皇の陵墓の前に孫・大田皇女を葬ったという記述があることから、大田皇女の墓である可能性が高い。
明日香村、売り出し中の古代の女性アイドル。
紫陽花の咲くころ ~矢田寺 2022
”あじさい寺”とも言われ、関西屈指の紫陽花名所である大和郡山市の矢田寺(金剛山寺)。
本尊であるお地蔵さんにちなみ、昭和40年頃から紫陽花が植え始められ、シーズンには60種類、1万本以上の紫陽花が咲き誇る。
ところが、昨年、一昨年、ご住職は境内で開花を待つ紫陽花、約1万株のつぼみをすべて刈り取った。
コロナ禍のなか、観光客が殺到するのを未然に防ごうと苦渋の決断だった。
本年は2年ぶりの復活。”あじさい寺”が帰ってきた。
サツキも彩を添える。紫陽花はまだ、3分咲きくらいか。(6月4日撮影)
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千本ゑんま堂大念仏狂言 ③ ~「花盗人」、「土蜘蛛」
千本ゑんま堂は平安時代初期に百人一首の一歌人「小野 篁(おののたかむら)=参議 篁」が閻魔像を刻み、この地にお祀りしたのが始まりと伝えられ、平安時代中期 寛仁元年(1017)に比叡山の高僧「恵心僧都 源信」の門下、定覚上人(じょうかくしょうにん)が、創建・開山された、高野山真言宗の古刹寺院。
ゑんま堂狂言は、定覚上人が布教のため、大念仏法会を始めた事が起こりと伝えられている。
京都の奥深い歴史と文化を感じる狂言鑑賞だった。
昼の部、第5演目「花盗人」。
大名は、太郎冠者をお供にして、花くらべの会に出かけますが、うっかり者の太郎冠者は、用意した花を持って来る事を忘れてしまいました。
太郎冠者は大名に叱られ代わりの花を探して回ります。
そこへ、花を使って一儲けをたくらもうと、心の良くない者が、花を持って現われます。
太郎冠者は男の持つ花を都合よく手に入れて、大名に差し出そうと声をかけてみますが・・・
(あらすじは保存会HPより)
昼の部ラストの演目は「土蜘蛛」。
病に伏せる主君・源頼光(みなもとのらいこう)を、家来の渡辺綱(わたなべのつな)・平井保昌(ひらいほうしょう)が見舞います。日増しに衰弱して行く頼光の病気は、実は土蜘蛛の魔力によるものだったのです。
綱、保昌が下がったあと、僧に身を変えた土ぐもが現われ頼光に襲いかかります。頼光は名刀「膝丸」で蜘蛛と戦いますが、もう少しのところで取り逃がしてしまいます。
騒ぎを聞き、駆けつけた綱、保昌の二人は、床に落ちた蜘蛛の血をたどって土蜘蛛を見つけ出し、勇敢に戦います。
(あらすじは保存会HPより)
この狂言でまかれる蜘蛛の巣の一部を持って帰ると、災難や盗難よけになると言い伝えられいる。
GWの4日間に34演目が無料公演された。
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千本ゑんま堂大念仏狂言 ② ~「にせ地蔵」、「鬼の念仏」
京都の古寺「引接寺=千本ゑんま堂」に千年以上伝わる伝統芸能「千本ゑんま堂大念佛狂言」。
第3演目は「にせ地蔵」。
劇中の「なむ、くしゃくしゃくしゃ」が特に面白い。
最近、竹三郎と梅三郎は二人そろって幸せに出会うことがありません。
そこで竹三郎はひともうけを計画し、梅三郎を誘い出します。
村はずれまで来た二人。 竹三郎は梅三郎に、この場所にお地蔵さまをお祀りすれば、お供え物が沢山あがるのではないかと話します。
そのためには梅三郎にお地蔵様の格好をするようにもちかけます。
お地蔵様になるのはイヤだと、梅三郎は断りますが・・・ (あらすじは保存会HPより)
第4演目は「鬼の念仏」。
江戸時代に流行ったという「大津絵」がベースとか。
鬼の待つ六道の辻に亡者が一人落ちてきます。
鬼は亡者をせめようと鉄杖をふりあげますが、亡者のとなえる念仏の力にどうしても負けてしまいます。
かなわないと鬼は亡者を極楽へ行かせようとしますが、亡者は地獄で苦しむ多くの罪人を念仏で助けようと策を練ります。
(あらすじは保存会HPより)
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千本ゑんま堂大念仏狂言 ① ~「えんま庁」、「神崎渡し」
京都には「壬生狂言」はじめ、三大狂言があり、そのひとつ、「千本ゑんま堂大念仏狂言」を観覧した。
千本通り鞍馬口の少し手前の小さなお寺、引接寺(いんじょうじ)の本尊は地獄の入口で死者を裁く閻魔大王である。
そのことから「千本ゑんま堂」と呼ばれ、ここは京の三大葬送地のひとつ「蓮台野」への入口に位置している。
地獄の入り口にふさわしい霊気がそこかしこに漂っている。
無料で鑑賞できるのも嬉しいが、ブロガーにとっては撮影OKが何よりである。(GW公演時、撮影)
午後の部は6演目で、まず最初はご本尊が登場する「えんま庁」である。
鬼が鉄杖を持って登場し、閻魔法王と帳付(記録係)を迎えます。 そして鬼は縛った亡者を引き連れて再登場し、亡者を座らせて色々といじめて喜びます。 ですが、鬼は亡者の持った巻物の不思議な力に、逆に負かされてしまいます。 そこで鬼は、亡者から無理矢理に巻物を取り上げ、帳付に差し出します。
鬼から巻物を受け取った帳付は、内容を読んで亡者が善人であることを知ります。 そこで閻魔法王に許しをもらい、「閻魔帳」にそのことを書き留め、逆に亡者を解放して鬼を懲らしめ、縛り上げて亡者に番をする様に言いつけ、閻魔法王と共に退場します。
最初は大人しくしていた鬼でしたが、閻魔法王や帳付が去ったと知ると急に強くなり、また亡者をいじめようとしますが、やはり巻物の力には叶いません。
そこで鬼は、亡者から巻物を受け取る代わりに、亡者を背負って極楽へと案内して行きます。 (あらすじは保存会サイトより)
第2演目は「神崎渡し」。
坂東方のお坊さんが、堺・住吉・天王寺へと参詣の旅にでかけます。 このお坊さん、修行中であるために貧しく、途中で立ち寄った茶店のお茶代も払えません。
あきれた茶店の主人は事情を聞いてかわいそうに思い、この旅先にある神崎川の渡しの船賃を タダにする方法を小坊主さんに教えてやります。
それは、しゃれ好きの船頭のために、古の名将・平薩摩守忠度 (たいらのさつまのかみだたのり) に引っ掛けて歌った句「平家の公達 薩摩守 心と問わば ただのり」(へいけのきんだち さつまのかみ こころととわば ただのり=タダ乗り)としゃれを言って船賃を払わない方法でした。
喜んでお茶屋と別れた小坊主さんは、途中でこのしゃれを間違って覚えてしまいます。(あらすじは保存会サイトより)
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