ワンダースター★航星記

写真を撮るとは、決して止まらない時間を止めること。旅や日常生活のインプレッシブな出来事を綴ったフォトエッセイ集です。

長谷寺 「だだおし」 ~咆哮する鬼たちと大松明

2016-02-22 | 冬のまつり
 長谷寺 「だだおし」 ~咆哮する鬼たちと大松明

               

 巷ではバレンタインデーの、この日、長谷寺では「修二会(しゅにえ)」が結願(けちがん)する法要「修二会・だだおし」が執り行われた。
 「だだおし」は、東大寺二月堂の「お水取り」と並ぶ、大和の地に春をよぶ一大火祭りである。

 法要を待つ、本尊・十一面観世音菩薩像。

               

 徳川家光の寄進によって、建立された国宝の本堂と舞台。
 鬼を今や遅しと待つ人たち。
 ネットでは15時スタートとなっていたが、2時間ほどオーバーして待たされた。
 寒風の中、4時間、待ったことになる。

               

               

 堂内外の信者・参詣者の額・牛玉札(ごおうふだ)に宝印の加持が行われたあと、太鼓・法螺貝が堂内に激しく鳴り響き、漸く、鬼の登場を待つ。

 
               

 赤・青・緑色の三匹の鬼が現れ、金棒を振り翳し大音勢で堂内を暴れ廻る。
 すると僧侶達が楉(すわえ)と四手に挟んだ牛玉札の威力を持って堂外に追い出し、追われた鬼は男衆と共に大松明を担ぎ、本堂の周りを練り歩く。

 動画1

               

               

               

                   
          
 大松明は、長さ一丈五尺余り(約四・五メートル)重さ三十貫超(約百二十キロ)という巨大なもの。

               

               

 大きな面の赤鬼が登場する。

 動画2

               

               

               

               

               

 本堂の周囲に火の粉を散らし東の広場に出ると、暴れ回った鬼達は何処ともなく退散する。

               

 燃え残った松明を持ち帰ると霊験あらたかということだが・・・。
 (置き場所に困る)

               

 揃い赤帽子のお地蔵さんが印象的だった。


               

               

               


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