深まる秋に寄せて ~『アローン・アゲイン』
昨日まで、そこに居た人がいなくなった。
自分が孤独だってことに初めて、気がついた。
孤独と向き合うと自分が見えてくるという。
不思議に寂しさは感じない。
孤独はいつだって、自由と裏表。
だって、誰もが孤独に生まれ、孤独に死んでいくもの。
それがNaturallyなんだ。
久し振りにギルバート・オサリバンが聴きたくなった小春日和の散歩道。
深まる秋に寄せて ~『アローン・アゲイン』
昨日まで、そこに居た人がいなくなった。
自分が孤独だってことに初めて、気がついた。
孤独と向き合うと自分が見えてくるという。
不思議に寂しさは感じない。
孤独はいつだって、自由と裏表。
だって、誰もが孤独に生まれ、孤独に死んでいくもの。
それがNaturallyなんだ。
久し振りにギルバート・オサリバンが聴きたくなった小春日和の散歩道。
彼岸花の咲くころ ~明日香・案山子路と古宮土壇の夕焼け
彼岸花といえば、毎度定番の明日香村稲渕の案山子路(かかしロード)へ向かう。
今年の巨大案山子は鶴瓶師匠だった。それにしても、アレがない。今年はアレで決まりと思ったのだが。
「古宮土壇(ふるみやどだん)」は、推古天皇時代の庭園跡といわれる明日香村の夕焼け名所の一つ。
田んぼの中に1本の木が立っている土壇(土を盛って築いた壇のこと)である。
土壇の右に畝傍山が見える。
母の遺句を添えてみた。
彼岸花の咲くころ ~大淀町・世尊寺
奈良県吉野郡、梨の産地として有名な大淀町に飛鳥時代創建と伝わる古刹、世尊寺が佇む。
吉野地方では「比曽寺」として、大変栄えた寺院の一つで、往時には東塔、西塔を擁する大寺だったというが、相次ぐ戦乱による焼失などが原因で、建物自体は後世に建てられた。
山号は霊鷲山世尊寺(りょうじゅさん せそんじ)、古くは、比蘇寺(ひそでら・比曽寺)と称した。
この時期は彼岸花の名所としても知られている。
本物と間違いそうな猫がいた。山間の静かなお寺である。
芭蕉も訪れたのだろう。句碑が立っていた。
白彼岸のころ ~元興寺・極楽房
南都七大寺のひとつ、元興寺は日本最古の寺院・飛鳥寺が遷都の際、平城京内に移転した寺院である。
極楽房の屋根瓦には飛鳥時代のものが使われているというから驚きだ。
当時は東大寺・興福寺と並ぶ大寺院であったが、中世以降、衰退し、建物跡により三つに分立した。
今回は例年のように訪れる一番大きな旧称「元興寺極楽房」へ。
萩、シュウメイギク、芙蓉、彼岸花が咲いていた。特に白彼岸が印象的だった。
一日の殆どを寝たきりで過ごす母をやっと、外に連れ出す。段差があまりない寺へ参詣。
長引く介護生活の中で一瞬の青空。白彼岸のころ、また思い出すだろう。
リンドウの咲くころ ~春日大社·萬葉植物園
秋の花を探して、春日大社の萬葉植物園を散策。
リンドウの鮮やかな青に足を止める。
ぽかぽかとした束の間の小春日和。
シオンの優しいライトパープル。
ヨメナのパープルも素敵だ。
やがて、季節は晩秋へ。
ススキの根元にやっと見つけたナンバンギセル。
ツワブキの咲くころ ~奈良春日野国際フォーラム甍・庭園
秋の陽だまりで、たおやかに咲くツワブキの花。
黄色い花びらが風に舞ったかと見えたのは、キチョウだった。
ダリアの咲くころ ~秋花繚乱の馬見丘陵公園
「ダリアは小宇宙だ」と以前に書いたように思うが、豪華絢爛では言い表せないほど、奥深い世界を感じさせる花である。
今年も馬見丘陵にダリアの季節がやってきた。 (10月16日撮影)
コスモス、コキア、そして、ダリア。その他、秋の花々で彩られた園内。
特にサルビアレウカンサが印象的である。
コスモスの咲くころ ~馬見丘陵公園
馬見丘陵公園の今年のコスモスの魅せ方は、ちょっと違った。
様々な色のごった煮だったのを単色ごとに分けたという感じである。
それだけで、よりインプレッシブなコスモスに生まれ変わった。 (10月16日撮影)
コキアも真っ赤になっていた。昨年の訪問時より、更に濃色だった。
朝撮りの朝顔 “ヘブンリーブルー” ~長居公園
あまりにも鮮やかな朝顔に今朝がた、遭遇した。
秋空に溶け込みそうなヘブンリ―・ブルーである。
朝顔というと、小学生時代の絵日記を思い出すくらい夏のイメージが強いが、実際には秋の季語。
旧暦が基準だから、やはり、盛夏の花なのだろう。
もっとも、ヘブンリー・ブルーは晩夏の花だそう。
フジバカマの咲くころ ~大原野
フジバカマを植栽する地域が徐々に増えてきているように思う。
ひとつには、旅する蝶・アサギマダラが立ち寄ることが周知されてきたからかもしれない。
前回で記したように、この日のランチタイム、主役は一匹だけ。
アサギマダラ目当てのカメラマンが、その一匹を撮影せんとばかり、殺気だって走り回っていた。
携帯片手のおばあさんが引いていた。
ミズアオイやオミナエシも彩りを添える。
久々に大原野神社に参拝。
牡鹿、雌鹿の狛犬が目を引く。
シュウメイギク (秋明菊)の咲くころ ~善峯寺
善峯寺は、京都・西山の中腹にある天台宗寺院で約5000株のシュウメイギクが群生している。
シュウメイギクは秋のはじめに咲き、花が菊に似ていることからその名がつけられた。
白や淡いピンク色、赤紫の色が楽しめる。
萩の花も見事だった。
善峰観音宗の本山の寺院で、本尊は十一面千手観世音菩薩。西国三十三所第20番札所。
京都市内の眺望が素晴らしい。
東山一帯。
伏見区あたり。
向日市から久御山方面。
萩の咲くころ ~元興寺
日本最古の本格的仏教寺院である法興寺(飛鳥寺)が、平城京遷都に伴って平城京内に移転した寺院である ”元興寺”。
かつては東大寺、興福寺と並ぶ大寺院であったが衰退して、三つに分立している。
中でも、元興寺極楽防はその中核をなし、ハルシャギク、桔梗、紫陽花、彼岸花など咲く花の寺でもあるが、萩の花は特に有名である。
名残の花たち。
元興寺をあとにして、気になるスポットに寄ってみる。
玄昉の首塚と云われている 日本版ピラミッド、”頭塔(ずとう)”。
街中に埋まるように鎮座していたが、隣のホテルが解体されたので、丸見え状態にあるというので見に行った。
オーターニサーン!イチバ~ン! ~初秋の飛鳥・稲渕
明日香村稲渕の恒例・かかし祭り。
今年の主役はやはり、この人。イチバ~ン、取ってほしいですね。
そして、次はやっぱり、・・・。
オーター二サーンと ”鱗滝左近次” 以外、殆どのかかしがマスク着用で感染対策していた。
家で眠っていたのか、アベノマスクも多かった。
ひっそりと、ガースーも・・・。
年毎に彼岸花の数が減っているように感じる。
甘樫丘のコキア ~グラデーションの頃
明日香村の甘樫丘は7世紀前期に当時の有力者であった蘇我蝦夷、入鹿親子が大邸宅を構えていたと云われる場所。
展望広場から大和三山や飛鳥浄御原宮跡の眺望は、昔、明日香を初めて訪れたときの飛鳥入門時代を思い起こさせる。
丘の麓にコキアがお目見えするようになって、秋の風物詩となっている。
今、コキアのモフモフ畑がグリーンから赤に変わるグラデーションのころだ。
伏見池 ~彼岸花の咲くころ・葛城古道 ④
御所市の”伏見池”。池の周囲を彼岸花が縁取る写真を近頃、目にするようになった。
すぐ横の山麓線(30号線)をよく利用するが、こんなところにあるなんて今まで知らなかった。
奈良県の景観資産に「棚田の中の伏見のため池」として登録されている。
抹茶ラテのような池の色が(藻が繁殖しているようだが、)また神秘的だ。
黄色と赤と緑のコラボレーションが秀逸だ。
やがて、稲穂が刈り取られ、彼岸花も消えたら、普通のため池に戻るのだろう。
(9月19日撮影)
露草とのコラボも素敵だった。