ワンダースター★航星記

写真を撮るとは、決して止まらない時間を止めること。旅や日常生活のインプレッシブな出来事を綴ったフォトエッセイ集です。

着物DE平野郷・絵葉書~第2弾・完成発表!

2014-03-29 | 平野・絵葉書コミュニティ・ビジネス
 着物DE平野郷・絵葉書~第2弾・完成発表!

 「特定非営利活動法人もなか会・紙再生工房」と「平野郷を着物で歩こう!実行委員会」との協働によるCB、“着物DE平野郷・絵葉書”第2弾の完成発表です。

                              

 前回と同じく、葉書用紙には大和川に生育する、水質浄化作用のあるヨシを漉きこんだ牛乳パックの再生紙を使用しております。
 この独特の風合いあるベースに紙再生工房の前橋誠士所長が平野郷の街並み風景を情感たっぷりに描いています。
 また、そこに連歌会の山村規子さんの歌を添えました。

 1セット3枚組で300円。
 収益は全額、「平野郷を着物で歩こう!」の活動資金に充てられます。
 また、「特定非営利活動法人もなか会・紙再生工房」の障がい者福祉にも役立ちます。

 限定生産ですが、現在、平野東商店街の「Coffee house アート」、「全興寺」、「門前茶屋おもろ庵」、平野元町の「NPO法人オリーブひらの」にて販売しております。

 ★ ★ ★

 では、絵葉書を見ながら、平野郷を散策してみましょう。

              

 平野郷の桜名所として、多くの人が推す杭全神社・環濠跡の桜。
 桜並木が濠の水にうつって、春爛漫模様に溢れます。

              

              

末吉家は、9世紀に征夷大将軍として活躍した坂上田村麿の直系で、平野7名家のひとつ。 
 由緒ある末吉邸の前を観世流能楽師の山下麻乃さん扮する田村麿が時空を越えて歩く図柄です。

              

              

              

 聖徳太子により建てられた薬師堂を中心に平野の町が形成されていったと云われています。この薬師堂が全興寺のおこりです。
 全興寺には「地獄堂」や「水琴窟」とともに「ほとけのくに」があります。

              

              

               
      
 
 4月6日(日)の「第3回 平野郷を着物で歩こう!」開催まで、あと一週間。
 お陰さまをもちまして、定員をオーバーしましたので、申し込みを締切ました。
 (ギャラリー参加はできます)

 参加される皆様には当日、お会いできることをスタッフ一同、楽しみにしております。


                        平野郷を着物で歩こう!実行委員会




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「日本橋ストリート・フェスタ」~電気街がコスプレに占拠!

2014-03-27 | 催事・イベント
 「日本橋ストリート・フェスタ」~電気街がコスプレに占拠!

              

 電気の町がコスプレに占拠された!
 10回目となる、「日本橋ストリート・フェスタ」が3月21日、開催された。
 POPカルチャーな一日だった。


              

              

              

              

              

              

              

 デジブックに編集しました。
     ↓  

デジブックストリート・フェスタ


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「キッチン フロンティア」 ~すっぽん料理・平野のうまいもん

2014-03-26 | 平野うまいもん
「キッチン フロンティア」 ~すっぽん料理・平野のうまいもん

 平野西6丁目、内環沿いカレッジサイド寿2Fの「キッチン フロンティア」さんは人気の晩御飯屋さんである。
 また、1Fでは「福祉作業所フロンティア」として、地域の福祉にも貢献されている。

              

 店長の岩井さんは、兎に角、明るい方。
 おいしい料理はやっぱり、笑顔から・・・って!ちょっと、褒めすぎ!?

                 

 でも、このキズシを一口、食べるだけで、通でなくともわかる。唸るほど美味!
 魚のシメ方にも、大いにこだわりがあるそうだ。

                             

 サザエの壺焼きは本当に燃えている。
 粗塩にコニャックをかけて、燃やしているそう。演出も憎いじゃあないか。

 実はこの日は、飲み会の幹事として、下見ならぬ“舌見”にやってきた。
 少人数で貸し切るには、ちょうどよいスペースの落ち着いた店内。

              

 料理も酒もいける。

              

              

 そして、紀州親鳥の釜飯。
 店長自ら、ごっつい手でよそってくれる。
 これが、また、うまい!

              

              

 と、ひととおり、いただいたあとで、飲み会のメニューは何にするか?
 と・・・こんなメニュー書きが目に飛び込んできた。

              

 私、すっぽんは初めてなので、これで、決まりっしょ!と即決である。

 ★ ★ ★

 さて、当日、お店に行ってみると、お品書きはこんな感じ。

               

 豪華なお造りセット。
 あわび、ホタルイカ、桜ます、うに・・・・あまりの旨さに言葉も出ない。

              

 揚げ物に、3日間かけて、仕上げたという、トロリとした鹿児島豚の角煮。

              

              

 そして、メインのすっぽん鍋。

              

 こっちを睨むでない!

              

 甲羅と頭を上げて、肉をこそぎ落として食べる。
 これぞ、通の食べ方!って、たんに、いやしいだけ・・・。

 生き血のワインで元気もりもり!甘くて、飲みやすかった。

              

 すっぽんは甲羅以外、すべて、余すことなく食せるという。
 すっぽんの手の唐揚げ(これぞ、本当の“亀の手”)に、すっぽんの刺身。
 レバーは鶏のそれと間違いそうな食感だ。部位も絶品。
 黄色い卵は濃厚そのものだった。
締めの雑炊は、おいしすぎて、写真を忘れるほど。

               

               

 
 「美味しい魚(肴)とゆっくり過ごせる時間」がテーマの「キッチン フロンティア」へ皆さん、お誘い合わせの上、ぜひ、どうぞ!(宣伝!宣伝!)
 
 店長!次回もサービスしてくださいね。
 


 キッチン・フロンティア情報

  住所  大阪市平野区平野西6-3-8 2F(エレベーター有)

  アクセス 大阪市営地下鉄谷町線 平野駅 6番 徒歩3分

  TEL 06-6701-1672

 ←「平野うまいもんシリーズ」は左カテゴリーから「平野グルメ」をクリック。

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平野・まちかど短信 2 

2014-03-25 | 平野探訪
 平野・まちかど短信 2

              

 
 「第3回 平野郷を着物で歩こう!」

 ★ ★ ★

 杭全神社・弁天池では桃の花が咲き始めていた。

               

 日本で一か所だけという連歌所は境内で、ひっそりと佇んでいた。
 
               

 全興寺では、チンチョウゲが甘い香りをあたりに漂わせていた。

               

               

 木瓜の花も可憐な花を咲かせていた。

               

               

               

 椿も最後の一輪を咲かせ、いよいよ、待ち遠しいのは、そう、“さくら”である。
 門前茶屋おもろ庵で、ぜんざいをいただきながら、そう思った。


               

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「平野郷HOPEゾーン協議会」解散 ~100年後に誇れる町へ

2014-03-24 | 平野の元気もん
「平野郷HOPEゾーン協議会」解散 ~100年後に誇れる町へ

              

 平成26年3月21日、「平野郷HOPEゾーン協議会」の15年間の活動に終止符を打つ、解散総会が全興寺・おも路地2Fにて開催された。
 「平野郷HOPEゾーン協議会」では、歴史と文化溢れる町、平野郷において、「祭りちょうちんが似合うまちなみ」をテーマとした修景(まちなみ保存)事業を大阪市との協働事業として行ってきた。
 同協議会の設立は1999(平成11)年。
 他地区が行政主導であるのに対し、平野郷では歴史的な環濠自治都市の気風を受け継ぎ、住民主導で行政とも対等の立ち位置でもって、活動されてきた。
 母体である「平野のまちづくりを考える会」のこれまでの活動がベースとなっている。

             

 挨拶される会長の松村長二郎さん。
 (おっと、会長は「惣年寄」と称するらしい。)
 役員さんもそうそうたる面々。

             

             

 藤井区長や議員さんたちも駆け付け、「平野郷HOPEゾーン協議会」の15年間の労をねぎらった。

             

             

 この事業により、平野郷のまちなみは大きく変化した。
 旧筋名を記したプレート、道路美装化、電線の地中化、新規建築物の高さ制限etc、そして、町家の修景。
 「100年後、200年後に美しくて住みやすい平野郷を後輩たちに渡すのが会の使命」だと、会長はおっしゃっておられた。        
            
             

 松村会長宅の「まつや」さんは「まちぐるみ博物館」のひとつ、「平野映像資料館」。    
           
             

 21日、当日は「出会いの環濠まちあるき」という婚活イベントも行われていた。
 もちろん、「平野郷を着物で歩こう!」のちらしも貼っていただいている。

              

 「平野郷HOPEゾーン協議会」の提灯も、もう見れなくなるのだろうか。

              

 母体である「平野の町づくりを考える会」のモットーのひとつが「他人のふんどしで相撲を取る」である。
 まさに15年間に渡って、約4億円とも云われる、市の助成金でもって、住民本位の事業を展開されてきた。

 21日当日は、会場のおも路地中心に、フリーマーケットなどの「HOPEまつり」が開催されていた。
               

 
 かつての平野郷の領主、「末吉邸」。

               

               

 町家博物館でもある、「藤岡邸」、「粕谷邸」。

               

               

 修景第一号となった「亀乃饅頭」。

                

 役員の皆さんは「15年間、あっという間だったなあ。」とおっしゃる。
 この想いは活動が充実していた証拠だろう。
 松村長二郎会長に「ご苦労様でした。寂しくなりますね。」とねぎらうと、会長は「苦労なんてしてへんで。ずっと、楽しかった。“平野の町づくりを考える会”から“平野郷HOPEゾーン協議会”に出向していたようなもんやから。これからは、また、もとに戻るだけや。」と笑った。


               


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京都・東山花灯路 4 ~清水寺と八坂の塔

2014-03-22 | 旅行
 京都・東山花灯路 4 ~清水寺と八坂の塔

             

 高台寺から清水寺にぬける道は京都らしい家並みが続き、風情豊かな17段の坂を上がっていく。
 一念坂、二年坂では、時折、街並みの隙間から東山のシンボル「八坂の塔」が垣間見える。
 この界隈には大正浪漫の画家・竹久夢二とモデルの彦乃が一時住んだことがあるそうだ。
 
 
             

             

             

             

             

             

 更に、産寧坂、清水坂を越えれば、清水寺に至る。
 何度も何度も歩いた記憶があるが、以前、訪れてからは、かなり時間が経っている。

             

             
             
 清水寺、到着。月を射るようなサーチライトが印象的。

             

             

             

 思えば、何度、この舞台から飛び降りただろうか。
 でも、今も生きているから、案外、大丈夫そう。
 もちろん、実際にではない。


             

             

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京都・東山花灯路 3 ~「狐の嫁入り」と「夢地蔵」

2014-03-21 | 旅行
 京都・東山花灯路 3 ~「狐の嫁入り」と「夢地蔵」

              

 古来より、「狐の嫁入り」に出くわすと縁起がいいと伝えられている。
 そんな巡行が人力車と提灯行列で再現されていた。
 なかなか、おもしろい企画だと思った。

              

              

              

 情緒ある、ねねの道を行く。

              

              

              

 「夢地蔵」はじめ、ほっこりする空間が広がっている。


              

              

              

              

              

              

              

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京都・東山花灯路 2 ~円山公園

2014-03-20 | 旅行
 京都・東山花灯路 2 ~円山公園

              

 花のない枝だけの姿なのに、この迫力である。
 円山公園の大枝垂を見なければ、京の花見は始まらないという。

 浅田次郎はエッセイの中で円山公園の大枝垂を「目に見える神そのものだ」と記した。
 その美しさが絶対的且つ、圧倒的であるからこそ、あらゆる人たちは自らの無力さを悟り、驚嘆し、讃美せざるを得ないのである。

 最後に満開の大枝垂を見たのは、もう10数年も前のことだったと思う。
 その前に立つと言葉さえ、もどかしい。
 
              

              

 青森のねぶた祭の原型とされる、「粟田大燈呂」が展示されていた。
 どれも4mあまりもある。
 何故、青森のねぶたが京都に繋がっているのだろう。

              

              

              

              

              

              

 レストラン「長楽館」は明治時代、煙草王と呼ばれた村井吉兵衛の別邸として建設された、100年を超えるお洒落な洋館である。


              

              

              

              

              

              

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京都・東山花灯路 1 ~光アートと月

2014-03-19 | 旅行
 京都・東山花灯路 1 ~光アートと月


              

 久し振りに京都・東山花灯路に出かけた。
 灯りと花の路に装った街角に戸惑いながら、戸張の降りかけた懐かしい町並みを散策した。
 まずは、祇園から東山を目指す。

              

              

              

 青蓮院、知恩院界隈も昼間とは全く趣を変えていた。

              

              

              

              

              

 いつからだろう。京都によそよそしさを感じるようになったのは。
 学生時代を過ごした町なのに、今や、すっかり、異邦人になってしまった。
 きっと、京阪電車で来たからだろう。
 東山にある墓参りを含めて、京都にはよく来るが、いつも車だから、いまだに地下駅になった三条や四条に馴染めない。
 きっと、そうにちがいない。
 青春が遠くなったなんて、きっと・・・そんな筈はない。

 なんて、思いながら、歩いているうちに、いつの間にか円山公園まで来ていた。

              

              

              

              

              

              

              

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平野郷・春のおススメ・イベントと伝統行事

2014-03-14 | 平野のイベント
             
              


 <平野郷・春のおススメ・イベントと伝統行事>

3月21日(祝)
         10:00~16:00 HOPEまつり(全興寺・おも路地周辺)
         13:00~16:30 出会いの環濠・町あるき
         18:00~     平野郷HOPEゾーン協議会解散式
                  (おも路地2F)

4月5日(土) 10:00~      花の下連歌(杭全神社)

4月6日(日) 13:30~    ★「第3回 平野郷を着物で歩こう!」

4月13日(日) 19:00~   ★杭全神社・御田植神事

4月27日(日)         ★あかる姫まつり

5月1日~5日         ★大念佛寺・万部おねり
 



※手帳をチェックしていると、3月後半から、プライベートでも忙しくなりそうだ。
特に私が直接、絡んでいる「平野郷を着物で歩こう!」と「御田植神事」については、今からプレッシャーもひとしおといったところ。

★についてはクリックしてみてください。



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「cafe OMO屋」 ~奈良のお洒落ランチ!

2014-03-13 | 奈良うまいもん
 「cafe OMO屋」 ~奈良のお洒落ランチ!

              

 奈良県北葛城郡広陵町にお洒落なランチ・スポットがある。
 「cafe OMO屋」さんである。
 お店のキャッチコピーは・・・
 『古民家を改装したゆっくりくつろげるカフェ。
 木の温かみにあふれる店内は、思わず時を忘れる空間です。』
 本当にその通りで、一帯は田んぼと民家しかなくて、田舎の親戚ちを訪ねたような感じ。
 お店は小さな紡績工場とその母屋だったそうで、何ともいえない懐かしい雰囲気に溢れている。
 紡績工場は今、木工所になっている。

              

 向かいの母屋(カフェ)のエントランス。いい雰囲気だ。

              

 ランチメニューは、こんな感じ。950円。

              

 店内にもゆったりとした空気が流れており、本でも持ちこんで、長居したくなる。

              

              

              

 ランチプレートとパスタプレートが運ばれてきた。
 もちろん、おいしいのだが、ここは、味よりも雰囲気を味わうところなのかもしれないと思った。

              

                

              

 古民家を見事にリノベーションされた店内。
 いたるところに女の子受けしそうなアイテムが置かれている。

              

 庭にはテラス席も置かれており、ひなたぼっこでもしたくなる。

              

 ただ、ワンコは客商売を理解していないらしく、尻尾を振ることもなく、吠え続けていた。
 まあ、これも、のどかな田舎らしいということか。

              

 また訪れたくなる、おススメのCafeです。


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落椿・城南宮 2  ~「なごり雪」

2014-03-10 | 花めぐり~3月

  落椿・城南宮 2  ~「なごり雪」

              

 城南宮の意は、平安京遷都の際に、国土の安泰と都の守護を願って、王城(京都)の南(鬼門)に祀られたお宮であることからだという。
 そのため、「方除の大社」ともいわれている。
 また、「曲水の宴」が執り行われることでも有名である。

              

              

 その城南宮は関西有数の枝垂れ梅の名所であるが、同時に椿の名所でもある。
 椿が散るころは、冬と早春が行き来をする季節の変わり目でもある。
  
              

              

              

              

              

              

 今日、底冷えの“寒の戻り”の中、雪が降った。
 最後の雪かもしれない。

 これを「なごり雪」というのかな。


 


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“枝垂れ梅”が見頃 ~城南宮 1

2014-03-08 | 花めぐり~3月

  “枝垂れ梅”が見頃 ~城南宮 1

              

 京都市伏見区の城南宮・神苑「楽水園」で、枝垂れ梅が満開となった。(3/8)
 枝垂れ梅は、枝垂れ桜の妖艶さ、清楚さはないが、豪華絢爛であり、雅な平安貴族の絵巻物の世界へと誘うかのようだ。
 花の滝が風になびき、、ピンクの波間に浮かぶ花模様にいよいよ、春の到来を実感する。

              

              

              

              

              

              

              

              

              

              

              

              

              

              

              

              

              

 春の到来は嬉しいが、私はこの時期、梅の満開に合わせるように花粉症を発症する。
 それも、毎年、満開の梅を撮影しているときに決まって、始まるのだ。

 それは、今日も同じだった。
 梅をファインダー越しに狙いながら、「ビエックゥオ~ショォオ~ン!」といつものように派手に始まった。
 しかも、マシンガンの如く、連発である。

 多くの梅見客の「やあ、気の毒に」とでもいうような、また、迷惑そうな視線を感じながら、私はものともせず、シャッターを切り続けた。

 私の花粉症は毎年、梅の時期が終わるとともに終息するのである。
 きっと、スギ花粉ではなくて、梅花粉に違いない。


              

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Beering Bon/ビーリングボン ~和風ダイニングバー(谷九)

2014-03-07 | グルメ旅
 Beering Bon/ビーリングボン ~和風ダイニングバー(谷九)

              

 店内に足を踏み入れた瞬間、「おっ!この店、良さそう。落ち着いて飲めそう!」と感じる店は、そうザラにあるものではない。
 また、そのファースト・インプレッションも、そう裏切られるものではない。

 谷町9丁目の和風ダイニングバー「Beering Bon/ビーリングボン」さんは、まさに、そんなお店である。

 まずは、売りである、ベルギービールをいただくことに。

              

 ヒューガルデン・ホワイトビール。
 大麦に加え小麦麦芽を材料として作られたビール。
 苦さは控えめで爽やかな口当たりと、ほんのりした酸味のため、清涼感に富む。

              

 味わいの表現はメニューに任せるとして・・・。

              

 「ポぺリンフス・ホンメル」という、舌を2、3回、噛みそうな名前のビールを注文してみる。
 このビールはゴールデンエールという種類で淡い金色をしている。

              

 ポペリンヘは地名、ホンメルはオランダ語でホップの意味だそうだ。
 最初の飲み口は、泡がとってもフルーティーだが、しっかりした苦味もあるし、ほんのりと甘味もあり、なかなかバランスのいいビールだ。
 アルコール度数は7.5%ということだが、サラッとのみやすかった。

              

 アテはロースト・ビーフ。

              

 お腹もすいてきたので、お店のオススメを注文。
 「A5ランク 黒毛和牛の焼きしゃぶ」。

              

              

 続いて、「五島うどん地獄炊き」。
 長崎の五島列島の名物で島で採れる「椿油」を使用した、コシのある細うどん。
 どこが「地獄」なのか、よくわからないが、アゴダシのつけ麺にして、いただく。
 これが結構、いける。

              

 おススメついでに「Maker’s Mark」というバーボンをいただくことに。
 下戸の私はすでに、ほろ酔い気分。

              

 店員さんに「ブログで紹介するから。きっと女性客が殺到するよ」というとVサインを送ってくれた。
 なかなか、ノリのいい、お店である。


              

 お店のフェイスブックはこちら⇒「Beering Bon


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EXPO’70パビリオン ~時空回帰

2014-03-06 | 旅行
  EXPO’70パビリオン ~時空回帰

              

 万博記念公園内に当時のまま、唯一、残されていたパビリオンである「鉄鋼館」。
 長く閉鎖されたままであったが、「EXPO’70パビリオン」として復活している。

 この3月より、鉄鋼館の内部施設「スペースシアター」が当時のままの演出で公開されるということで、久し振りに訪れた。

              

 斬新というか、奇抜というか、個性的なパビリオンがひしめく中にあって、鉄鋼館は「昔の保険センター」のような地味な建物であったが、内部はプロデューサー武満徹氏による当時の世界最新鋭の音響システムとレーザー光線のショーを備えたホールがあった。

              

 ショーが始まると、まざまざと当時の記憶が甦ってくるから、不思議だ。
 あの頃、私は万博マニアの少年だった。

              

              

 千里丘のEXPO’70会場は、今では考えられないようなパワーに溢れた空間だった。
 すべてが右肩上がりで、退潮することなど、考えられなかった時代。
 すべてが限りなく進歩していくと信じられていた時代。

 ソ連館や西ドイツ館、ビルマ館など、21世紀生まれの人からすれば、どこの国?と思うだろう。

              

 シンボルであった「太陽の塔」の作者、岡本太郎のイメージ空間。

              

              

 「太陽の塔」自体もパビリオンで、現在は未公開ながら、今後の再開も計画されているそうだ。
 内部の「生命の樹」のモデル。

              

              

 電気自動車や缶コーヒー、LANなどは、この万博を契機に世に出たと云われている。
 
              

 万博コンパニオンのユニフォーム。
 彼女らも、今やおばあさん!? 時の流れは時として無情だ。

              

 そして、私は、はたとして、立ち止まる。

 人類はあれから、本当に進歩したのだろうかと。

 技術革新は確かにあった。
 それがイコール進歩ではないことを当時から気づいていたはずだ。
 だからこその「進歩と調和」。

 にもかかわらず、表面的な便利さに流され、世渡りの術に長け、それを進歩と勘違いしている輩の何と多いことか。
  


               


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