“ヒマラヤン・ブルー”と“霧の教会”
この時期になると、定番のように訪れる「六甲高山植物園」。
“ヒマラヤン・ブルー”と称される「ヒマラヤの青いケシ」が見頃を迎えるからだ。
ヒマラヤの青いケシ は、正式な日本名がなく英名ではブルーポピー(Blue Poppy)と呼ばれるメコノプシス属の青い花の総称。
標高が3000~5000m以上のヒマラヤ山脈やチベット、ミャンマーに自生する高山植物で、青く澄んだ色は他の青系の花に見ることができない美しさで「現存する花の中で最も美しい花」「秘境の花」として知られている。
ときおり、霧が立ち込め、幻想的な雰囲気となる。
六甲山ホテルの教会。
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高野山は平安時代の弘仁10年(819年)頃より弘法大師、空海が修行の場として開いた高野山真言宗、ひいては比叡山と並び日本仏教における聖地である。
現在は「壇上伽藍」と呼ばれる根本道場を中心とする117ヶ所の寺院と宿坊、大学などによる宗教都市を形成している。
辺り一帯に漂う清冽な空気は、標高1000mの高さのせいだけではない。
この地を訪れるたび、何か厳粛な気分になってしまうから、不思議だ。
高野山の入口となる大門。
中心となる根本大塔と壇上伽藍、周辺。
高野山に古くから伝わる高野槙(こうやまき)。
高野豆腐が有名だからといって、食べ物ではない。
弘法大師空海が花の代わりに高野槙の枝葉を御仏前に供えたと云われている。
そのため、高野山では御仏前に他の供花と一緒に、若しくは高野槙だけを供えるのが古くからの慣わしとなっている。
高野山からスカイラインを通って、龍神温泉に抜けることもできる。
途上の「ごまさんスカイタワー」。
奥之院までの参道は、おびただしい数の墓所や供養塔、石廟がある大霊園の中を通る。
企業の墓だが、ロケットの慰霊碑があって、何?と思ってしまう。
武田信玄、上杉謙信、伊達政宗、石田光成、明智光秀、千姫、親鸞聖人、浅野内匠頭などの墓所や供養塔があって、厳粛な雰囲気ながら、歴史好きにはたまらない。
信長や秀吉も眠っている。
やがて、参道は弘法大師御廟へと続く。(TOP写真)
「同行二人」とは、優しい言葉だと思う。
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シャクナゲ咲く霊峰・高野山
清涼な気を保つ世界遺産・霊峰・高野山では、シャクナゲの開花も平地より、遅い。
真っ赤なイロハモミジをバックに咲く、霊宝館前のシャクナゲ。
昨夜の雨のせいだろうか、散り椿ならぬ、「散りシャクナゲ」。
ピンクの絨毯が美しい。
金剛峯寺のシャクナゲ。
更に、奥へ昇ると、シャクナゲ寺として、有名な金剛三昧院。
国宝の多宝塔がひっそりと佇む古刹である。
盛りを過ぎたようであるが、シャクナゲの圧倒的な存在感に目を見張る。
かわいらしい、お地蔵さまを見つけた。
境内では、他にも変わり種のアジサイやテッセンが咲いていた。
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平野郷を出た一行は加美・鞍作の「くらしの博物館・平野郷屋敷」に到着した。
代ヶ、豪商として栄えた辻元家の屋敷として、江戸時代初期に建築された建物。
1000坪を超える敷地に主屋、長屋門、蔵5棟、茶室などがあり、日本庭園もある。
和食店「がんこ平野郷屋敷」として、運営されている。
サツキが今を盛りに咲き誇り、綺麗だった。
代ヶ、鞍作の庄屋を務めていたのが、「奥田家」である。
江戸時代初期の豪農屋敷の形態をとどめている。
国の重要文化財でもある。
主である奥田順一さんから、屋敷について、直接、説明していただいた。
次に向かったのが、スーパーの屋上に設置されている庭園「加美SORAガーデン」。
地域の憩いの場として、地元の企業が提供し、開放されている。
四季折々の植物を毎日、丹精込めて、育てられているガーデニングの井上さんに、直接、案内していただいた。
加美・鞍作を後にした一行は加美・正覚寺に向かう。
この日は夏日で気温も上がり、アスファルトの照り返しもあって、非常に暑かったが、皆さん、もくもくと歩かれた。
正覚廃寺は室町時代の正覚寺合戦の戦場となり、焼失したとある。
江戸時代には綿作のさかんな村であったという。
室町時代の管領であり、守護職であった畠山政長の墓所が残る。
古来から治水雨乞いの神として、信仰を集めている旭神社。
ようやく、平野郷に戻り、最終目的地の杭全神社に到着。
藤江宮司から、由緒ある本殿の回廊を案内していただく。
皆さん、お疲れ様でした。
毎年、薫風の頃に開催されていた「平野郷めぐり」も、今回で18回目を数える。
身近であるが、あまり知らなかった、わが町の歴史・文化に触れ、わが町の魅力を再発見することを目指されている。
この素晴らしい取組を是非とも、ずっと、続けていただきたいと願う次第です。
←←平野のイベントは左記カテゴリーの「平野のイベント」「平野ギャラリー」をクリックしてください。
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5月25日(日)平野西地域活動協議会主催の「第18回 平野郷めぐり」に参加させていただいた。
この日は13時に大念佛寺、集合。
コースを見ただけで、平野を知る人は「あ~しんど!」と思うにちがいない。
大念佛寺⇒町家博物館・藤岡家、今野家⇒安藤正次墓所⇒樋之尻口地蔵⇒黄金水⇒奥田邸⇒くらしの博物館 平野郷屋敷⇒加美SORAガーデン⇒菅原神社⇒正覚廃寺(東之坊)⇒畠山政長墓所⇒旭神社⇒平野環濠跡⇒杭全神社
所要約3時間半、平野郷、加美郷の主要なポイントを網羅した盛り沢山コースである。
まず、今回のイベントのために特別に開館してくださった町家博物館の藤岡家さん。
江戸時代、菜種油の製造販売を手掛けられいた商家だったという。
「つし二階町家」。「つし(厨子)」とは江戸時代には通りを歩く武士を見降ろしてはならないため、二階表側の軒高を低くしたもの。
お向かいの今野家さんは、ご家庭の事情で長らく休館されていたのだが、こちらも、今回のイベントのために特別に開館していただいた。
ご両館とも、本当にありがとうございました。
今野家は約160年前に建てられた農家形式の町家である。
これをきっかけに今野さんの町家博物館、復活を心より願う次第です。
次に安藤正次墓所と樋之尻口地蔵。
400年前の大坂の陣において、激戦地となった平野に残る戦いの跡。
樋之尻口地蔵の伝説については、バックナンバーをご覧ください。
クリック⇒「首地蔵」
一行は平野郷を出て、加美郷へ向かう。
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デジブック 『~薔薇会式えと祭り~』
5月18日に奈良市の霊山寺で「薔薇会式・えと祭り」が執り行われた。
八体仏と本尊薬師如来に薔薇の花をお供えし、今年も薔薇が美しく咲いたことを報告するとともに平和に感謝し、人々の健康と幸福を祈念する。
鼓笛隊を先頭に十二支の面をつけた干支面者や僧侶、お稚児さんたちが花から花へと練り歩いた。
200品種・2000株の薔薇が植栽されている霊山寺・薔薇園。
「薔薇会式・えと祭り」は、八体仏と本尊薬師如来に薔薇の花をお供えし、今年も薔薇が美しく咲いたことを報告するとともに平和に感謝し、人々の健康と幸福を祈念する祭り。
祭りでは、鼓笛隊を先頭に十二支の面をつけた干支面者、僧侶、献茶や献花を奉納する信者の方々、子供たちの薔薇御輿、そして家族に手を引かれたお稚児さんたちが薔薇園の花から花へと練り歩く。
出番前、そわそわする干支面者。
いよいよ、スタート!
干支面者も面白いが、先頭の鼓笛隊やお稚児さんがかわいらしかった。
次回、デジブックにて総集編です。
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5月18日、“今井町並み散歩”のメインイベントとして、「茶行列」が開催された。
これは、今井町ゆかりの茶人・今井宗久とお茶をテーマにその時代の衣装に扮して町を練り歩くというもの。
今井町町並み保存会会長の若林さん。
昨年は「平野郷を着物で歩こう!」企画時にお話を伺いにおじゃまして、アドバイスをいただいた。
安土桃山時代の堺の豪商であり、茶人であった今井宗久は1520年、今井町で生まれた。
信長や秀吉に仕え、津田宗及、千利休とともに、天下三宗匠(てんかさんそうしゅう)と呼ばれた。
いよいよ、「茶行列」のスタートである。
先頭は町衆。
そして、主役の今井宗久。
織田信長、登場。
千利休に津田宗及が続く。
そして、豊臣秀吉。
しんがりは「茶職人」たち。ある意味、一番の華である。
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八木へ向かう列車の中で盲導犬に出会う。
あんまり、かわいかったもので、つい、パチリ。
半年ぶりの今井町である。
鯉のぼりとダンジリのお出迎え。
毎年5月に開催される、奈良県橿原市の「今井町並み散歩」は今井町町並み保存会の主催のイベントである。
今井町は戦国時代、御坊(称念寺)を中心に自衛上、武力を養い、濠をめぐらし、商業都市として発展した。
国の重要伝統的建造物群保存地区に指定され、江戸時代の情緒溢れる町並み散歩を楽しめる。
軒下から軒下へ、ツバメが巣作りに忙しそうに飛び回っていた。
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奈良県生駒市の宝山寺の参道沿いにボブ・マーリ―が流れる不思議な和食店がある。
自然菜食カフェレストラン「ナイヤビンギ」さん。
「NO WOMAN NO CRY」
「ナイヤビンギ」とは変んな名だと思われるだろうが、もともとはラスタファリ運動という、アフリカ回帰主義の宗教的な思想運動から生まれた言葉である。
宗教的な集会を意味し、ガンジャを吸いながら、みんなで歌い、話し合うというもの。 転じて、菜食主義という意もあるようだ。
ラスタファリは1970年代にレゲエ音楽や、とりわけジャマイカ生まれのシンガーソングライター、ボブ・マーリーによって全世界に波及する。
お店はもと宝山寺参拝客のための古い旅館であったが、今、流行の菜食カフェとして、生まれ変わった。
といっても、殆ど手を加えず、純和風旅館なのに、内装ディスプレイだけ、アジアンなのか、カリビアンなのか、インディアなのか、国籍不明だが、とにかく、不思議なイメージのお店に仕上がっている。
料理は生駒山暗峠の棚田で育った無農薬の峠野菜を使っている。
肉、魚、牛乳、卵など動物性食材は使わない薬食メニューが特徴。
個室で、料理がいただけるというのも嬉しい。
食事メニューは、『お昼のランチ』と『夜の御膳』だけで、予約要。
この日は、『お昼のランチ』1800円をいただいたが、生駒山の中腹だけに、眺望が素晴らしく、夜景も素晴らしいと評判だ。
ちょっと、アートな春巻き。
手の込んだ創作和食は、とても、おいしく、なおかつ、身体にいいのが実感できる。
お店の人は、いかにもレゲエって、感じ。
でも、心地良い接客は純和風。
奈良盆地が見渡せるテラスは風が吹き抜け、カフェタイムには最高だろう。
トイレまで、楽しませてくれる空間だ。
ゆっくり、2時間ほど、寛いだ。
「ナイヤビンギ」・・・すっかり、気に入ってしまった。
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少し前の新聞で恐縮だが、4月29日発行、大阪日日新聞において、「第3回 平野郷を着物で歩こう!」が大々的に報じられている。
見出しは「歴史情緒 風流に満喫」、「ここは着物姿が似合う町」、「あでやか36人 社寺、町家歩き」。
主催する側からすると、終了後は疲労困ぱい、消耗度合いが激しく、今後も続けられるのだろうかと不安になるのだが、こんな記事を見ると、また、テンションが上がってくるから、ゲンキンなものである。
河本記者、ありがとうございました。
次回、その次と、またまた、サプライズな企画アイデアが浮かんできた。
それらが実現できると信じて、また、動き出そう。
(マユゲマグ子さんのブログから写真拝借)
←「第3回 平野郷を着物で歩こう!」は左記カテゴリー「平野ギャラリー」か、「平野のイベント」をクリック。
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ツツジの森 ~柘植・余野公園
伊賀市柘植の余野(よの)公園は関西でも屈指のツツジ名所である。
殆どがヤマツツジなので、ツツジの森とでも表現したくなるほど、森が真っ赤に染まる。
起伏も少ないので、ゆったりと森を散策するには好都合のロケーションだ。
ベンチもあちこちに設置されており、木陰での読書なんてのも最高に気持ちがいい。
好みもあろうが、私は平戸ツツジのショッキング・ピンクより、ヤマツツジの赤の方が好きである。
5月の薫風を肌で感じながら、一年で一番好きな季節を往く。
“時よ。そんなに急がないで!”
いつまでも、穏やかな時が続くようにと念じつつ・・・。
昨年のアジサイだろうか。冬を越したドライフラワーがひとつ。
森のはずれにD-51がひそやかに佇んでいた。
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藤をめぐる随想 ~太巖寺、子安地蔵寺
「花めぐり」を連載していると、この季節は忙しい。
桜の後を追うように春の花たちが次から次へと競うように咲き始めるからだ。
特に藤の花は桜に似て、一瞬にして、旬の時期を迎え、そして去っていくから、シャッターチャンスは難しい。
今年は地元、奈良には春日大社という藤の名所があるにも拘わらず、少し、足を伸ばして、三重県亀山市の太巖寺に行ってみた。
太巖寺は、樹齢数百年と推測される藤の大木が境内一面にあることから、別名「ふじの寺」と言われている。
ところが、雨のせいか、花つきの悪い年なのか、お寺の人が恐縮するくらい、みすぼらしい藤であった。
でも、なんとか、気を取り直して、ムラサキのシャワーを表現しようと頑張ってみた。
数百年の樹齢ともなれば、藤にも、魂が宿るのだろうか。
古木になればなるほど、風にそよぐ藤の花に何かを語りかけられているような錯覚に陥る。
ストック画像から、和歌山県橋本市の子安地蔵寺の藤をプレイバック。
←「花めぐり」シリーズは左記カテゴリーから、クリックしてください。
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5月4日、天王寺公園で「天王寺・真田幸村博・プレイベント」が開催された。
戦国から江戸の世への歴史の分岐点となった戦い「大坂の陣」から400周年となる、今年と来年にかけて、激戦の地である天王寺を中心としたイベントを開催するという。
実行委員長は天王寺区長である水谷氏。
若さ故のバイタリティを感じる。
天王寺公園は戦国時代にタイムスリップしたかのような武者たちで溢れていた。
真夏並みの暑さとなった、この日、甲冑の中はさぞ、暑かっただろう。
さあ、ヒーローの真田幸村の登場だ!
まさに、ゲームソフトの世界そのままの姿で甦ってきた。
そして、宿敵の伊達政宗。ダースベイダ―のような出で立ち。
さらに眼光鋭く、徳川家康の登場! 秀忠を従えている。当地では完全に悪役である。
両者の舌戦が続く。
400年前のリベンジを果たさんと豊臣側が勝ち鬨の声を上げる。
秀頼に元気がないのは、覆らぬ歴史の定めのせいか。
真田幸村の出身地、長野県上田市から、またまた、変な幸村が現れた。
普段は上田城に詰めて、観光案内されているという。
レディースコミックにでも出てきそうなキャラである。
「六文銭」の旗がひらめいて、甲冑隊のパレードが壮観に始まった。
「やさしい麦茶」ではなく、酒の一升瓶でも、掲げて欲しかった。
お隣は息子の大助、13歳。(どこが13歳!?)
何故か、ひこにゃんまで登場!勇壮な武者ばかりではない。
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(天ヶさんは現在、閉店されています。)
とにかく、がっつり、食べさせてくれる、お店。
平野区役所から北へ50mほど。
中華の「天々(てんてん)」さんは、「お客さんにおなか一杯になっていただきたい」と単品でも、食べきれないほどの量が出てくる、がっつり系のお店。
量の多さだけではなく、凄くおいしいので界隈でも人気のお店である。
B定食で、この量である。(左上のタバコ参照)
えっ!これ、単品!!
中華丼にいたっては、この通り。
溢れんばかりどころか、本当に溢れて、こぼれてるやん!
味だって、半端ではない、うまさ。この餃子に、はまってしまう人も多い。
ということで、今日も腹をへらしたお客さんが集う「天々(てんてん)」さんでした。
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