ワンダースター★航星記

写真を撮るとは、決して止まらない時間を止めること。旅や日常生活のインプレッシブな出来事を綴ったフォトエッセイ集です。

大雲院・祇園閣 ~閣内は異次元ワールド

2017-09-30 | 京都の旅

大雲院・祇園閣 ~閣内は異次元ワールド

 

 祇園の「ねねの道」を歩くたび、気になる建物がある。

 一際、目を引く建物は元財閥の別荘で「祇園閣」と称し、昭和3年に祇園祭の山鉾を模して建てられた。

 織田信長父子の菩提を弔うために1587年に創建された大雲院の一角にある。

              

境内には、数々の仏様が安置されている。

 

 

そして、いよいよ、祇園閣の内部へ。エントランスには狛犬が・・・いや、狛獅子が。

 

  

                               

壁面には模写した敦煌の壁画が広がり、さながら、異次元ワールドに迷い込んだよう。

 

 

東山界隈を一望できる閣上と悪魔が持つ照明が特に秀逸だった。

 

                         
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「萩の花」と「おはぎ」 ~梨木神社・常林寺

2017-09-29 | 花めぐり~9・10月

「萩の花」と「おはぎ」 ~梨木神社・常林寺

                 

 京都の萩の名所と言えば、京都御所の東面に隣接する梨木(なしのき)神社。

 萩の時期にぶらりと散策した。

 TOP写真は母の自慢の”おはぎ”。

                

 参道沿いに萩の花が咲き誇っていた。

         

   

                        

 お昼は母特製の「おはぎ」をいただくことに。 

 この「おはぎ」を食すると、もう、市販のものを買おうとは思えなくなるほど、うまい。

 

 「おはぎ=お萩」とは「萩の花」を略したものだという。

 「おはぎ」の由来は、あんこの小豆の粒を萩の花に見立てたからと云われている。

 ちなみにお彼岸に欠かせない「おはぎ」と「ぼたもち」であるが同じものようにみえる。

 何が違うのかというと、萩の季節の秋に食べるのが粒あんの「おはぎ」、牡丹の季節の春に食べるのが、こしあんの「ぼたもち」ということであるらしい。

 さて、梨木神社をあとに加茂大橋を渡って、もうひとつの萩の名所、常林寺を目指す。

 加茂川と高野川が合流して、鴨川になる場所。

              

川端通りに面した場所に常林寺がある。

白萩が綺麗だった。

 

 

                    
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白彼岸・赤彼岸と地獄堂 ~全興寺

2017-09-28 | 平野探訪

白彼岸・赤彼岸と地獄堂 ~全興寺    (2017年アーカイブスより)

          

 

 全興寺の地獄堂を訪れるたび、頭を垂れるが、罪深き業はなかなか赦されるものではない。

 白彼岸に赤彼岸、彼の地を彩るかの如く、気高く咲き誇る。

          

          

お寺の片隅に狛犬が鎮座する。その奥に祀られるは牛頭天王はじめ三明神。

杭全神社奥の院のも云われる当寺。

熊野権現につながる杭全神社、全興寺、長寶寺を結ぶ不思議な古代トライアングルが平野にはある。

                                 

          

          

          

          

ほとけの国へと続く地下廊の入り口には白萩が咲き誇る。

          

お地蔵さん鎮守堂。

 

子ども縁日の人気紙芝居。

  

そして、地獄堂の閻魔様。

  

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白彼岸・赤彼岸 ~長居植物園

2017-09-25 | 花めぐり~9・10月

 白彼岸・赤彼岸 ~長居植物園

               

 長居植物園に出かけることが多くなったが、この地でヒガンバナを見るのは初めてのように思う。

 それくらい、一年でも限られた時期だけがヒガンバナの盛りだということだろう。

 秋の花々が咲き乱れる公園。いつの間にか、夏は去っていた。

               

               

               

               

 

ヒガンバナの美しさはオシベが描く曲線、そして、ライトグリーンの茎と深紅のコントラスト。

               

               

 

                

最近、白いヒガンバナを見かけることが多くなった。

正確には赤いヒガンバナとは別種で、シロバナマンジュシャゲという。

   

  

  

  

                    

 

 今日もヒガンバナ狙いのカメラマンでいっぱいだった。

   

 

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チンチン電車に乗って ~阪堺電車の途中下車ぶらり旅 Vol.2

2017-09-24 | 大阪の旅

チンチン電車に乗って ~阪堺電車の途中下車ぶらり旅 Vol.2

              (南霞町駅)

 浜寺駅前駅を出た電車は堺が生んだ二人の偉人の住居跡を辿るようにして走る。
 宿院駅から、すぐのところにある「千利休屋敷跡」と「与謝野晶子生家跡」である。

              

              

              

 次の途中下車は綾ノ町。
 綾ノ町は沿線中、もっとも、昭和レトロを感じさせる町と聞いていたので楽しみにしていた。
 ところが、この町は昭和どころか、大正、明治、更に江戸時代、戦国時代が未だに息づいている町だった。

              

              

              

 鉄砲鍛冶屋敷あたりをぶらついて、ふらりと入ったのが、「堺鉄砲館」。
 町家の狭い潜り戸を開ければ、造りかけの銃身や道具類が無造作に置かれている。
 また、フイゴと炉がセットされ木炭が積まれている。
 すべてがリアルに実物の鉄砲鍛冶屋が再現されていた。


              

 しかも、1時間ちかくに渡って、館長さんから火縄銃の使い方から、種子島に伝わった鉄砲が如何にして、戦国武将を巻き込み、堺鉄砲の発展に至ったかを懇切丁寧に説明していただいた。
 途中下車ぶらり旅には面白い出逢いが付き物である。


              

              

              

 「これは美術品ですので銃刀法は適用されない」とのこと。

              

              

              

 当初は火薬入れなど雑物入れに使われていたという“ルソンの壺”。
 堺商人の独創的な発想で美術品となり、巨額の冨を得たという逸話があった。

              

 太平の江戸時代になって、鉄砲が不要になると、堺は包丁づくりの町へと変貌していったという。

              

 大和川を越えると堺市から大阪市になる。
 

              

              
              

 住吉大社を越えると、阪堺電車の小さな旅も終りに近づく。

              

 終着は恵比須町駅。身近なぶらり旅で素敵な時間を満喫した。
 


              


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チンチン電車に乗って ~阪堺電車の途中下車ぶらり旅 Vol.1

2017-09-22 | 大阪の旅

チンチン電車に乗って ~阪堺電車の途中下車ぶらり旅 Vol.1

              

大阪には、100年以上の歴史を誇るチンチン電車がまだ、走っている。
現在、上町線と阪堺線の2路線が運行している「阪堺電車」である。
上町線は天王寺駅から住吉公園駅まで、阪堺線は通天閣のある恵比須町駅から堺市の浜寺駅前までを結んでいる。
料金は、210円均一。赤字路線を残そうと堺市が援助しているそうだ。


日本一のノッポビルの“あべのハルカス”300mを仰ぎながら走る。
 
              

              

 色とりどりの広告塗装が施された電車はあるときは路面を、あるときは専用敷地内をガタゴト、ガタゴト、のんびりと走る。
 パンダ模様の電車まであった。

              
 
 運転手さんがお客さんの乗降を手助けする、こんなシーンも見られる。

              

 車内はレトロ。昭和の薫りがする。

              

 沿線には、いろんなスポットが点在していて、途中下車するのも、面白い。
 東天下茶屋駅から、すぐの「安倍晴明神社」。
 京都の晴明神社に行ったばかりだが、この地は彼の生誕地で、母狐・葛之葉の像もあった。

              

              

 かつて、熊野詣の参拝客で賑わった王子社のひとつ、「阿倍王子神社」も近くにある。

              

              

 終点の浜寺駅前に降り立つ。

  私にとっては小学校時代のある夏休みに、この地の水練学校に通った思い出の駅である。
 初めて、バタ足で5m泳げた感激と帰り道、冷えた身体で買い求めたコロッケのおいしかったこと。
 昨日のことのように、まざまざと思い出す。
 南海電車、浜寺公園駅は国の登録有形文化財であり、昭和レトロの駅として、人気が高い。
 あの頃は普通に通っていた駅で、そんなことは考えもしなかった。

              

              

 浜寺公園では秋薔薇が満開だった。

              

 彼岸花と薔薇のコラボは初めて、お目にかかったような気がした。
  


              

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彼岸花の咲く頃 ~葛城古道

2017-09-20 | 花めぐり~9・10月

   彼岸花の咲く頃 ~葛城古道

              

 夏が終わり、朝晩の気温に寒ささえ感じられるようになる頃、あちらこちらで彼岸花が咲き乱れる。
 この花、読んで字の如く、彼岸前後に開花するからこの名がある。
 別名、曼珠沙華(マンジュシャゲ)ともいう。
 サンスクリット語で「天上の花」。
 その気高いまでの赤さは畏怖さえ感じてしまう。
 有毒植物であることを本能が告げているのかもしれない。

             

 葛城古道の一言主神社へと続く参道。
 天上界が近いのでは想わせるほど、この辺りの彼岸花は群生して、真っ赤に咲き乱れている。

             
               
             

 稲とのコラボ風景は、まさに日本の原風景、郷愁さえ感じる。
 それは、稲作には不可欠な植物であったということをDNAが記憶しているのだろう。

             

             

 九品寺あたりの彼岸花も凄い。
 何年か前までは、真っ赤な海のような彼岸花畑であった。
 年々、その数が減っているのは寂しいが、毎年、訪れずにはいられないスポットである。
 背後には大和三山が控えている。
            

             
 凛として、青天上を突きあげる彼岸花。

             

             

             

             

             

 彼岸花が燃え立つように咲くのは一瞬のこと。
 やがて、季節は次のステージへと変化していく。


             

             

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萩の咲く頃 ~白毫寺

2017-09-18 | 花めぐり~9・10月

   萩の咲く頃 ~白毫寺

             

             

 白毫寺(びゃくごうじ)は、奈良市街地の東南部、春日山の南に連なる高円山の山麓にある真言律宗の寺院である。
 霊亀元年(715年)、天智天皇の第7皇子である志貴皇子の没後、天皇の勅願によって皇子の山荘跡を寺としたのに始まると伝えられている。

             
 
 シーズンともなれば、山門への石段の両側が萩の花にびっしりと埋めつくされ、“萩の階段”とも云われている。

             

             

 山門より先は風情ある土塀を見ながら、石段を更に昇っていくと突然、視界が広がる。 境内からは奈良市内から二上山や葛城連峰まで見渡せる。

             

             

             
             

 白い萩も清楚でなかなか、いいものだ。


             

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龍野逍遥 ~播磨の小京都

2017-09-09 | 兵庫の旅

  龍野逍遥 ~播磨の小京都

 白壁の土蔵や武家屋敷など風情のある家並みがつづく、城下町「龍野」。
 揖保川が街の中央を流れ、龍野城址をはじめ武家屋敷、藩主の上屋敷だった聚遠亭、白壁土蔵の醤油蔵など現在も当時の面影が残り「播磨の小京都」とも呼ばれてる。

             

             

               

 この町を代表する地場産業で全国一の生産量を誇る「うすくち醤油」、「揖保の糸ブランドのソーメン」は、揖保川の水、播州平野の大豆や麦、すぐ近くで産出される赤穂の塩を使用して、歴代藩主の手厚い奨励により伝統産業として守り育てられてきた。

             





             

             

 また、童謡「赤とんぼ」の作者「三木露風」の出身地でもあり、近年は「童謡の里」ともいわれるようになってきた。

 城跡の龍野公園内の文学の小径・童謡の小径には「赤とんぼ」や「小さい秋みつけた」「七つの子」などの童謡の歌碑があり、前に立つとメロディーが流れたりもする。



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平野まちぐるみ博物館 2017

2017-09-07 | 平野・町ぐるみ博物館

平野まちぐるみ博物館 2017

 8月第4日曜日は恒例の「平野町ぐるみ博物館」、年に一度の全館一斉オープンデー。

 MAP片手に、たくさんの方が平野の町歩きを楽しまれた。

                 

 町家博物館の藤岡邸。茶道具などの展示。

                      

大念佛寺、瑞祥閣では、今年も「幽霊博物館」が開館され、束の間、背筋が冷やされた。

                     

                         

境内では、「わたの博物館」。

                    

                       

平野郵便局の「ゆうびん局博物館」。

               

 長尾邸の「へっついさん博物館」「おもろいライター博物館」。

               

常設館である「かたなの博物館」。

                  

 えぷろん亭では、「昭和ミニチュア展」。

                   

                   

 全興寺では、常設館である「地獄堂」に行列が!

                    

境内では、これまた、恒例の「ベーゴマ選手権」。

                          

                      

同じく、境内では、こちらにも、昭和ミニチュアの展示がある。

                    

立地的に平野郷の外になる「平野佛像博物館」。

午前中には前区長さんがいらっしゃったそうだが、午後からは閑散としていた。

今年で4年目となる博物館で、開設時から関わっていた私なのに、今年は広報のフォローをしていませんでした。

深く、はんせいっ!!

                      

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「ならバサラ祭り」 3 ~八重櫻の舞い

2017-09-06 | 奈良の催事・イベント

「ならバサラ祭り」 3 ~八重櫻の舞い

                                          

 「奈良市役所チーム八重櫻」の秘かなファンである。

 華やかな舞いには、いつも魅了される。

 普段は市民相手に窓口業務などをされているのだろうか。

 動画

                    

                        

               

                  

                     

                      

                 

                    

                      

                    

                    

                     

                  

                       

 

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「ならバサラ祭り」 2 ~瞬間の表情・熱情

2017-09-04 | 奈良の催事・イベント

「ならバサラ祭り」  2 ~瞬間の表情・熱情

                    

 バサラ祭りの醍醐味はエネルギッシュなパフォーマンスのみならず、その瞬間に見せるダンサーたちの表情・熱情にある。

 その瞬間を如何にして、切り取るかがカメラマンのウデ。

 絵になる瞬間はあっという間に過ぎ去っていく。

                

                          

                    

                     

                         

                         

                         

                      

                    

                       

                      

                          

                        

                    

                      

                       

                       

               

 

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「ならバサラ祭り」 1 ~迸るエナジーと笑顔

2017-09-02 | 奈良の催事・イベント

「ならバサラ祭り」 1 ~迸るエナジーと笑顔

                    

 バサラ(婆娑羅)とは、鎌倉・室町時代に流行した風潮で、音楽や舞楽などで、わざと拍子をはずし、自由に、目立つように演じること。

 南北朝時代には、人の目を驚かす派手な衣装、粋な振る舞いが、動乱期の美意識、価値観を端的にあらわし、当時の流行語にもなったといわれている。

 「ならバサラ祭り」はそのパワーとエネルギーを現代によみがえらせる古都・奈良の夏祭り。

 まずは、「花柳」さん。大和郡山のよさこいチーム。

                   

                  

                          

                    

 奈良市の「瞬輝」さん。

                     

                        

                   

                      

                     

「M2三碓新体操クラブ」さん。

                     

                  

「kids cheer peaches!」さん。チアダンスチーム。

                 

大阪教育大学琉球舞踊チーム「いちゃりばちょーでーエイサー隊」さん。

                           

                     

                       

                       

                       

 

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