「平野区まちづくりセンター・ポータルサイト」 !!
平野区まちづくりセンターでは、平野区内の22地域の地域活動協議会情報を中心としたポータルサイトを立ち上げています。
TOP写真は「平野南地域活動協議会、納涼大会」の記事使用分。
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平野まちぐるみ博物館 ② ~古武術・演武 at 全興寺
町ぐるみ博物館の中核を成す全興寺。
土日開館の駄菓子屋さん博物館などにプラスして、おも路地での作品展やコンサートなどが催されていた。
今年は初となる「圓心流古武術」の奉納演武が境内で披露された。
動画1
「ぬぬっ。その構え。・・・おぬし、できるなっ!素人目にもわかるわい。」
動画2
古武術の先生と「かたなの博物館」の真津先生。
殺気あふれる演武の余韻がまだ残っていた。
恒例のバイゴマ選手権も白熱した。
こちらも、恒例。街頭紙芝居。
境内では、新刊の「すっごいで 平野は」が販売されていた。
「これを読まずして、平野を語るな!」と、誰かが言ったとか。
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平野まちぐるみ博物館 2018 ①
例年8月第4日曜日は「平野まちぐるみ博物館・全館一斉オープンデー」。
暑さが、ぶり返し、まさに灼熱の中のまち歩きとなったが、たくさんの方が平野郷めぐりを楽しまれた。
町家博物館2の藤岡さん邸では、今年、扇のお宝、公開!!
「花の寺子屋」は、「薔薇の博物館」に変身。
大念佛寺の幽霊博物館とわたの博物館。
長尾さん邸は「おもろいライター博物館」兼「へっっついさん博物館」。
大和さん邸は「平野佛像博物館」。
私邸やお店に、家のお宝を展示して、1日限りの博物館にする。
そして、訪問者との交流を楽しむ「平野まちぐるみ博物館・運動」。
こんな、まちづくりもあるのだ。
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「木霊棲む屋久島の森」~屋久島総集篇
屋久島アーカイブス 画像をTAPすると、記事にジャンプします。
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8月26日(日)平野まちぐるみ博物館・全館一斉オープンデー
大念佛寺の「幽霊博物館」と演劇や町家博物館、新聞屋さん博物館、かたなの博物館、全興寺でのオカリナ・コンサート、薔薇の博物館など、見どころ満載です。
尚、当日のまち歩きガイドMAPは全興寺にて、配布されています。
私一押しの「平野佛像博物館」。
平野郷中心より、少し、外れているので、例年、訪問者が少ないのです。
ぜひ、訪問してあげてください。
平野佛像博物館 ~荘厳なる仏像アートの世界
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エピローグ さらば!屋久島 ~「もののけ」と神々の島へ⑮
束の間の滞在だったが、屋久島を去る日が来た。
島では外国人ツーリストが増えるのと呼応するようにゲストハウス形式の宿が増えているようである。
屋久島では、屋久島YHに滞在していた。
久し振りのドミトリー、おまけにクーラーなし、蚊襲来にはまいった。
プロローグで、あんなことを言っていたのに、リゾートホテルが恋しくなった。
その点、外国の方は「住むような旅」のノウハウをわきまえていらっしゃる。
ごく当たり前のように、スーパーで買出しをして、自ら、調理する。
台風の災禍とはいえ、今回のように観光地をさらっと巡るだけでは、おこがましくて、「旅」とは言えまい。
それは「旅」ではなく、「旅行」である。
もっと、その地の生活や文化、歴史を掘り下げる旅、住むような旅、住民と触れ合う旅こそ、「旅道」と言えるのではないか。
今回は、そういう意味で本当の屋久島を知るためのプロローグにすぎなかったということで締めさせていただく。
宮之浦港では、種子島経由、口永良部島行きの船が停泊していた。
港に貼られていたポスター。
少子高齢化、過疎化の深刻さが覗える。
だが、火山島に住むということは、それなりの覚悟がいるはずである。
現在の過酷な状況がそれを物語っている。
「それでも、いつか行きたい!」と思ってしまうのは、私の中の旅族のDNAのなせる業か。
島と鹿児島を結ぶ「フェリー屋久島2」。
往きは高速船で2時間弱、所要であったが、帰りは倍の時間がかかる。
そのかわり、ゆったりとした船旅である。
「がんばれよ!」
別れのテープは切れるものだから、いつも、もの悲しい。
さらば、屋久島。また、戻ってこよう。
船内は意外に豪華であった。
ウミガメの子どもを飼育しているルームもある。
鹿児島からは、往路の17時間の所要時間を帰路では、わずか2時間にしようと飛行機を使うことにした。
これで、何事もなく、エピローグ・・・
となるはずであった。
ところが、思い通りにならないのが、私の旅。
《ここから、番外編》
ピーチ便は30分遅れで関空に到着した。
私にとっては致命的な遅れで最終電車接続のバスに乗り遅れるという顛末。
やっぱ、船にすべきだったとは、後悔先にたたず。
えぇい!とばかり、一夜の宿を関空、待合室のベンチに求めた。
深夜の関空は世界の旅人たちの寝床となっていた。
女の子の一人旅も多いが、しょっちゅう、ポリスが巡回する夜の関空は、案外、安全なのかもしれない。
午前一時には、お掃除カーが廻ってきた。
とんだエピローグでしたが・・・
15回に及んだ、“「もののけ」と神々の島へ”。
おつきあい、ありがとうございました。
もう一回だけ、総集編があります。
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紀元杉・樹齢3000年 ~「もののけ」と神々の島へ⑭
ヤクスギランドから宮之浦岳方面に向けて、山岳道路を更に6キロ。
安房林道沿い標高1,230mのところに神を思わす大樹が忽然と現れる。
「紀元杉」はそのスケールや威厳さから、これまで見てきた屋久杉とは明らかに一線を隔している。
日程上、とうとう、会えなかった「縄文杉」と並ぶ横綱格なのだろう。
訪問者は私以外では外人のカップルのみ。
この島もインバウンド旅行客が多い。
紀元杉は樹齢3,000年と島に伝わる。
木元に手を触れることができた。
おそらく、私が触れた最高齢の生き物に違いない。
木元の筋状の瘤、苔むした幹に強い生命力を感じる。
片や「縄文杉」は樹齢7200年という説もあるが、中心部が空洞になっており、その内側から採取した資料の科学的計測値は2170年となっている。
実際のところ、幼年期の中心部分が吸収され、空洞化する屋久杉の実年齢を測定するのは難しいようだ。
それにしても、3000年である。
人間時間からすると、悠久の時間のように思えるが、地球時間からすると、おそらく、一瞬なのだろう。
ここでも、生命の素、冷たい伏流水が迸っていた。
飲みほすと生命をいただいたような気がした。
旅の終わりも近い。
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屋久島・ヤクスギランド ~「もののけ」と神々の島へ⑬
ヤクスギランドは安房川の支流、荒川の上流にある標高約1000mの広大な自然休養林で、港のある安房(あんぼう)から約16kmの山岳ドライブを経て辿りつく。
樹齢1000年以上の屋久杉の他、ツガ、モミなどが林立し、多様な散策コースが設けられている。
また、渓谷にはつり橋や木橋が多く架けられており、清流の清々しさも体感できる。
上記写真はつり橋上から、自らの影を写し込む。
もはや、千年では驚かなくなってきた。
樹齢1800年と云われる「仏陀杉」。
瘤がいくつもある太い幹の割れ目や節穴からは空洞が見える。
何故か、顔に見えてくるから不思議だ。
宮崎駿がイメージした「木霊(こだま)」はここでも、至るところに顔を出す。
豊潤な水が苔の上で雫となるからだ。
あらゆる生命の素。
ひときわ光る木霊は神秘的だ。
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屋久島の海中温泉・尾之間温泉・楠川温泉 ~「もののけ」と神々の島へ⑫
一、平内海中温泉
屋久島の南端、平内の“平内海中温泉”は磯の中から湧き出ている温泉である。
干潮時の前後2時間位のみしか入浴できない。
地元の人の話では、満潮時、海面は湯船の上、2mくらいにまで及ぶそうだ。
自然の地形、磯のくぼみをそのまま利用した湯船は野趣満点。
しかも、 男女混浴で、水着着用は禁止。脱衣所もなく、岩陰で着替えることになる。
私は岩陰で躊躇することなく、すっぽんぽんになったが、女性には厳しいかも・・・。
と思いきや、子連れの若いお母さんたちは近くの宿で貸してもらえるのか、浴衣風ワンピースをお召しになって入浴されていた。
志として、200円をBOXに入れるようになっている。町会が管理していて、清掃などを実施しているという。
泉質は硫黄泉(低張性・アルカリ性・高温泉)。泉温46.4℃だが、海水で薄めているのだろう。潮の香がした。
地域の人とゆっくり話ができて、島で一番、寛げた温泉だった。
二、尾之間温泉
モッチョム岳の麓に位置する”尾之間(おのあいだ)温泉”は地元の共同温泉として、人気ある温泉。
開湯は数百年前まで遡り、傷ついた鹿が傷を癒やしているのを猟師が発見したのがきっかけと伝えられている。
湯はかなり熱目で泉温49.5度の単純硫黄泉で、アルカリ性・・・ヌルヌル感がある。
外来客は200円で入浴できる。浴槽の下に玉砂利が敷いてあり、ここから温泉が湧き出ているようだ。
足湯も設けられていた。
三、楠川温泉
宮之浦の楠川集落から山側へとのぼった湯之河にある”楠川温泉”。
すぐ横を流れる湯之河のせせらぎにも癒される。
古くから地域住民の湯治の湯として親しまれてきた。
泉質はアルカリ性単純泉で、源泉(27℃)を加温している。
入浴料金は大人 300円。
アルカリ性温泉特有ぬるぬる度の体感としてはPh8.5~9.0くらいかなと思っていたが、実際にはPh9.79ということらしい。
硫黄泉でもあるから、ぬるぬる感は多少、相殺されているのかもしれない。
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屋久島の滝・2選 ~「もののけ」と神々の島へ⑪
動画
九州一の落差を誇る"大川(おおこ)の滝"は88メートルの断崖から流れ落ちる。
「日本の滝百選」にも選ばれており、豪快な水しぶきをあげて滑り落ちる様はダイナミックで、その水量に暫し圧倒される。
滝壺の前まで歩いて行くことができ、マイナスイオンたっぷりの清々しさを間近に感じることができる。
東シナ海の荒浪が滝から近い海岸線を洗う。
開放的な空気に溢れる、ここはやはり、南の島だ。
あちらこちらにハイビスカスが咲き誇っている。
ジブリの名作「千と千尋の神隠し」のヒロイン、千尋の名は、この滝の名が由来だという。
屋久島中央部に水源を持つ落差60メートルの滝「千尋の滝」である。
ここでは、「ちひろ」ではなく、「せんぴろ」と読む。
滝の左手に250メートル×300メートルの巨大な花崗岩の岩盤がある。
その岩盤の大きさが千尋(せんぴろ)、すなわち千人の人間が手を結んだくらい大きいという例えから名付けられた。
年間を通して屋久島に降る多量の雨は、いく筋もの川となって急峻な岩や山を削り、海へと注ぐ。
よって、屋久島は滝の宝庫である。
今回、紹介しきれなかった名瀑もまた多い。
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屋久島の猿2万、鹿2万 ~「もののけ」と神々の島へ⑩
永田浜を過ぎ、永田岬の先端にある屋久島灯台に行く。
まるで、白い教会を思わせる清楚な佇まいだ。
山にいたときは信州の山岳地帯のような雰囲気だったが、下界に降りた途端、南国の雰囲気。
このギャップが屋久島の魅力である。
これから、西部林道という海際の山道を通過する。
西部林道では、しばしば、道路を占拠するヤクザルやヤクシカに通行を妨げられる。
彼等は人を怖れる風でもなく、車が来ようが何処吹く風といった感じである。
屋久島に生息するヤクザルやヤクシカは、日本猿や日本鹿の亜種で一般的な大きさよりも少し小型。
屋久島では、あまりの多さから、よく「ヒト二万、サル二万、シカ二万」といわれている。
実際には、猿は2500から3000頭、鹿は3000頭と推定されている。
ちなみに人は減少傾向にあり、約13000人くらい。
こちらは山間部にいた猿。防寒着のような毛だ。
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屋久島・ウミガメの涙 ~「もののけ」と神々の島へ⑨
鹿児島県では夏期間中、レンタカーを借りると、5000円補助するという、観光キャンペーンを実施しており(鹿児島、太っ腹!!)、せっかくなので、これを利用して、屋久島を一周することにした。
宿の屋久島YH前を出発。
屋久島は案外、大きくて、周囲は約100キロある。
まず、志戸子ガジュマル園で、見事なガジュマルに見入る。
そのあと、日本一のウミガメの産卵地であり、その産卵に立ち会うことができる「永田いなか浜」へと向かう。
今回、台風で足止めを喰らっていなければ、ここでウミガメ産卵見学会に参加する予定であった。
残念ながら、時期を逸してしまったが、せめて、海岸だけは見ておこうと思った。
遥か海上に口永良部島が見える。
<観察会を開催する永田ウミガメ連絡協議会のHPより>
世界にはウミガメは8種類が生息していますが、屋久島ではそのうち、アカウミガメとアオウミガメの産卵が確認されています。 屋久島ではいなか浜への上陸が最も多く、そのピークは6月中旬~7月中旬です。 ウミガメは産卵場沖の瀬や岩礁に集まり交尾し、夜になると主に雌が産卵のため砂浜に上陸します。 産卵時間は約1時間、100~140個くらいの卵を産みます。卵は砂の中で太陽の光と地面の熱で暖められ、60日ほどで孵化します。 |
主催者 | 永田ウミガメ連絡協議会 |
開催時期 | 5月1日~7月31日(親ガメ観察会) 8月1日~8月31日(子ガメ放流観察会) |
受付時間 | 第一部:19:30~20:00 第二部:20:00~20:30 第三部:20:30~21:00 |
観察定員 | 計80人/日(親ガメ観察会) 計120人/日(子ガメ放流観察会) |
HP | 永田ウミガメ連絡協議会 http://nagata-umigame.com/ |
協力金 | 大人:1500円 中学生以下:無料 |
ウミガメ保護のため、ウミガメの産卵がない場合でも23時をもって観察会を終了いたします。 ウミガメは自然の生物のため、産卵を観察できないことがあることを十分ご理解の上、観察会にご参加願います。 子ガメ放流観察会では産卵観察は行いません。 |
屋久島・鹿児島間を結ぶフェリー2の船内では大学・水族館・永田ウミガメ連絡協議会の共同プロジェクトとして、ウミガメの子どもを飼育している。
ここで、子ウミガメと出会うことができる。
産卵の際、母親ガメが流す涙は、塩分を排出するための涙だそうだ。
でも、そんなことを、したり顔で言う人にはなりたくない。
人間目線だとしても、使命を達成した感動の涙、或いは産みの苦しみの涙でいいじゃあないか。
感情がこもっているかどうかなんて、彼等にしか、わからないのだから。
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屋久島・白谷雲水峡・太鼓岩 ~「もののけ」と神々の島へ⑧
苔むす森は濃密な生命の気配がただよう。
今にもシシ神が現れそうな幽玄の世界である。
木の中の空洞から覗く世界はまた、違って見えた。
上から、公家杉、かみなりおんじ、女神杉・・・1000年以上、生き抜いた屋久杉には名前が付けられる。
湿潤な森を過ぎると、いきなり、40分の急登、本格的な登山道となる。
息も荒くなり始めたころ、突然、視界が一気に開ける。このコースのピークである「太鼓岩」に到着。
屋久島・最高峰の宮之浦岳を望む展望台だ。
到着した瞬間、雲が沸き上がってきた。
慌てて、太忠岳山頂の岩をカメラにおさめる。
40メートルの巨岩・天柱石である。
霧の中、幻想的な風景が広がっている。
あっという間に太鼓岩は雲に覆われ、雨が降り出した。視界はゼロ。
一ヶ月に35日、雨が降るといわれている屋久島。天気予報は快晴だったが・・・。
雨に祟られた帰路、ようやく、晴れ間が覗き、遠くに出発点の宮之浦港が見えた。
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屋久島・白谷雲水峡・苔むす森
楠川歩道を更に進むと、苔むした巨樹や巨岩、清流が織り成す原始の森が広がる。
行き交うグループは、たいてい、ガイドツァ―の一行。
屋久島では、多くのネイチャ―ガイドがビジネスとして成り立っている。
至るところに湧き水があり、水の補給は心配ない。
昔の人は屋久杉を神として崇め、伐採しなかったという。
そして、森の至るところで、雫がきらきらと輝いている。
宮崎駿が見た、こだまは、雫だったのではないか。
くぐり杉を抜ける。ワンダ―ランドの入り口。
「くぐり杉」とは倒木の上に屋久杉が育ち、その倒木が朽ちてなくなり、根元に空間ができたものをいう。
倒木更新である。
「シカの宿」。トトロのような不思議な切り株。
七本杉は巨人が手を広げているようにも見える。
全てが、苔に覆われた、緑一色の世界が現れた。
「苔むす森」、またの名を「もののけ姫の森」。
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屋久島・白谷雲水峡・二代大杉 ~「もののけ」と神々の島へ⑥
この日は白谷雲水峡に出かけるべく、 YHの談話室で一人、静かに山行きの準備をする。
時計は午前4時40分を指す。午前5時発の臨時登山バスに乗るためだ。
暗闇を突いて、現れた臨時便は猫バスに見えた。
乗り込むと誰も乗っていない。このまま、登山口終点まで、誰も乗り込まなかった。
約30分で登山口に到着。
白谷雲水峡は宮之浦川の支流、白谷川の上流に広がる森林。
清流が育んだ森は潤いに富み、およそ600種類を数える苔に覆われた深い緑の森は、「もののけ姫」のモデルになった。
「腹に一物で、山に入るな。」
屋久島では自然保護のため、排泄には特に厳しい。
登山口で済ませておくか、携帯トイレを持参することが義務付けされている。
まあしかし、出せと言って、即、出せるものでないのが、人の世の常。
私も念のため、災害用の携帯トイレを持参した。
登山口から渓谷沿いにコースを進む。
白たえの滝、飛流おとしという、名瀑が続く。
そして、最初に出会った大物の屋久杉が「二代大杉」である。
二代大杉の特徴は、 折れてしまった一代目の杉の上に二代目の杉が成長したものであることと、中が空洞になっていること。
このように切株から新たな芽が出て成長することを、「切株更新」と言う。
その圧倒的な存在感をご覧あれ。
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