ワンダースター★航星記

写真を撮るとは、決して止まらない時間を止めること。旅や日常生活のインプレッシブな出来事を綴ったフォトエッセイ集です。

川辺八幡神社・秋祭り2024 ① ~大和川の足洗い神事

2024-09-22 | 平野の伝統行事

川辺八幡神社・秋祭り2024 ① ~大和川の足洗い神事

 

  9月14日、大阪市平野区の川辺八幡神社で秋祭りが執り行われた。

 花火ばかり注目されるが、忘れてはならないのは、この祭りが江戸時代の大和川付け替えという大土木事業の際に当地に遷された八幡様に川底の故郷に お帰りいただく神事であり、脈々と伝えられてきた住民の想いが詰まったお祭りだということ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  
              

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大念佛寺・万燈会 ~お盆の送り火

2024-08-17 | 平野の伝統行事

大念佛寺・万燈会 ~お盆の送り火

 

 平野区の融通念佛宗の総本山、大念佛寺で8月16日、万灯会法要が営まれた。

 お盆に戻ってこられたお精霊を、灯明でお送りお還しすると同時に、戦没者慰霊と世界平和も祈る。

 一灯一灯の祈りは万灯の祈りになり、また万灯の祈りは個々の一灯の祈りに繋がるという。

 お盆のたびに日本のこころは美しいなと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 8月25日(日)には恒例の「町ぐるみ博物館」の全館一斉オープンデーを迎えるが、中核となる全興寺はお化けと妖怪に染まることになる。

 月末には大念佛寺の「ザ・ゴースト・ミュージアム」もオープンするので、少しは涼しくなってもらいたいものだ。

 

 

 

 

  

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加美 旭神社 宮入 ~正覚寺だんじり と 北東だんじり

2024-07-23 | 平野の伝統行事

加美 旭神社 宮入 ~正覚寺だんじり と 北東だんじり

 7月16日、加美の旭神社で正覚寺だんじり と 北東だんじりの宮入があり、神社周辺は多くの住民の皆さんで賑わった。

 <正覚寺だんじり>

 

 

 

 

 

 

 

 

 <北東だんじり>

 

 

 

 

 

 

 

   

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平野郷夏まつり ⑥ ~長寶寺 De 神楽舞

2024-07-21 | 平野の伝統行事

平野郷夏まつり ⑥ ~長寶寺 De 神楽舞

 

   

 神輿渡御行列が長寶寺に到着した。

 長寶寺は坂上田村麻呂が大同年間(806-810年)に建立したと伝わる。

 寺伝によれば、開山は坂上田村麻呂の娘で、平野庄領主の坂上廣野麻呂の妹であり桓武天皇の妃、坂上春子(慈心大姉)とされる。

 明治の廃仏毀釈の際には田村堂にあった坂上田村麻呂像が杭全神社にあった弘法大師像と交換されるなど、杭全神社との所縁が深い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 本年度の神輿渡御も本殿帰還が目前となり、平野郷夏まつりも終盤に差し掛かった。

 

 

   

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平野郷夏まつり ⑤ ~全興寺 De 神楽舞

2024-07-20 | 平野の伝統行事

平野郷夏まつり ⑤ ~全興寺 De 神楽舞

 

 神輿渡御が最初に訪れる全興寺には神仏分離の際に杭全神社の神宮寺から移された、聖徳太子2才の姿「南無仏太子像」が祀られている。

 これが杭全神社の奥の院と仰がれる所以だろうか。

 宮司様とご住職が並ばれるお姿は平野独特の神仏習合を体現しているようにも思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 神輿渡御、次に訪れる所以の場所は長寶寺である。

 

 

 

 

 

 

 

   

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平野郷夏まつり ④ ~「御旅所祭」 赤留比賣命神社

2024-07-19 | 平野の伝統行事

平野郷夏まつり ④ ~「御旅所祭」 赤留比賣命神社

 

 御旅所とは、神様(御神輿)が巡航の際に、途中休憩する場所のことで杭全神社の末社、赤留比賣命神社がその場所となる。 

 赤留比賣命神社境内にて御旅所祭・神事が執り行われた。

 

 

 

 

 

 

   

 

 祭礼のあと、所縁の2寺院、全興寺と長寶寺に向かうため、赤留比賣命神社をあとにする。

 

 

 

 

 

   

 

 

 

 全興寺に到着。天狗さんもホッ!

 

 

 御神輿をお迎えする。

 

 

   

 

   

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平野郷夏まつり ③ ~神輿宮入と天狗参上

2024-07-17 | 平野の伝統行事

平野郷夏まつり ③ ~神輿宮入と天狗参上

 

 まちなかを渡御されていた神輿は杭全神社の末社である赤留比賣命神社に宮入し、御旅所祭が執り行われる。

 

   

 

 

 

 

 

 

 供奉行列を先導する猿田彦神(天狗さん)が赤留比賣命神社に到着。

 天狗さんの羽団扇で頭を撫でてもらうと良い子に育つと言い伝えられており、あちこちでそんな光景が見られる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   

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平野郷夏まつり ② ~だんじり曳行・布団太鼓巡行

2024-07-16 | 平野の伝統行事

平野郷夏まつり ② ~だんじり曳行・布団太鼓巡行

 

 平野郷夏まつりでは初日に太鼓台(布団太鼓)巡行、飾り付けられていない裸神輿の川行神事(足洗神事)があり、平野川で浄められ、町内巡行したあと、その夜に杭全神社第一本殿にて、ご神体を神輿に遷す神遷神事がある。

 そして、翌日、翌々日の2日間、9町のだんじりが商売繁盛、家内安全などを祈願して町内を曳行して、神様に喜んでいただけるように町に賑わいをもたらす。

 

 

 

 

  老人ホームの入居者さんも、この日を楽しみにしておられるようだ。

 

    

 最終日の4日目が夏まつりの本番で太鼓台(布団太鼓)が町内を巡行して、神輿の御移動を町に知らせ、道中の露払いをする。

 太鼓台(布団太鼓)では、3~12歳くらいの男児が赤い投げ頭巾を被り、化粧をした敲児(たたきこ)として奉仕する。

 敲児は、地面に足を触れないように肩車で移動するなど、神事に携わるための潔斎を重ねて祭礼に臨む。

 

 

 

 

 

 

 

 

 いよいよ、杭全神社第一本殿に鎮座される素戔嗚尊(すさのおのみこと)が1年に一度お宮を出て神輿に乗られ、平野郷の町中を渡御されることになる。

 これが「神輿渡御」である。

 

 

   

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平野郷夏まつり ① 〜神輿巡行 と 杭全神社・弁天池のミソハギ

2024-07-12 | 平野の伝統行事

平野郷夏まつり ①  〜神輿巡行と杭全神社・弁天池のミソハギ

 

 大阪市平野区の杭全神社では、7月11日、布団太鼓の露払いのあと、お神輿の出発式があり、裸神輿の巡行が始まった。

 4日間にわたる平野郷夏まつりのスタートである。12日より九町のだんじり運行がみられる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 杭全神社・参道脇の弁天池のミソハギが蓮と相まって、綺麗に咲いていた。

 まつりの行列を見送ったあと、ミソハギに一人、見入った。まつりに忙しい皆さんとはどうも視点が違うようだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

   

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熱き疾風の如く ~正覚寺だんじり・やりまわし2023

2023-07-19 | 平野の伝統行事

熱き疾風の如く ~正覚寺だんじり・やりまわし2023

 

 加美・正覚寺にだんじり曳行が始まったのは1885年(明治18年)だが、諸事情により1912年にだんじりを売却し、一旦、途絶えていたが、その後、1997年に地域の願望を受け、和泉王子町より「泉州型」だんじりを譲り受け、「やりまわし」の「正覚寺だんじり」として、復活した。

 現在は正覚寺祭保存会主催の地域の特色ある祭りとなっている。

 迫力ある「やりまわし」は必見だが、だんじりと一緒になって走る老若男女に地域の底知れぬパワーを感じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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お多福のような笑顔で ~平野・全興寺・節分の日 ②

2023-02-05 | 平野の伝統行事

お多福のような笑顔で ~平野・全興寺・節分の日 ②

 

 全興寺の節分祭に参詣すると、開運「守り札」、「福豆」、「お多福面」を授与される。

 厄をはらってくださった昨年の「お多福面」を返納する。

 決して、下膨れになりたいとは思わないが、お多福面のように笑顔でいられたら。

 

 

 

 

 

 

 境内は蝋梅、山茶花が花盛り。

 

 

 

 

 商店街を抜けて、「ふるまいぜんざい」の会場へ。

 

 

 

 

 

 

 

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平野・全興寺・節分の日 ① ~御祈祷とお砂踏み

2023-02-04 | 平野の伝統行事

平野・全興寺・節分の日 ① ~御祈祷とお砂踏み

 

 2月3日は節分ということで、平野区の全興寺でも節分祭が執り行われた。

 御祈祷と四国八十八か所お砂踏みがあり、たくさんの方が参られた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この日は地獄もお休みなんだ~。働き方改革かな。

 

 

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「人の疫れい、泥の海へさしのけい!」 ~杭全神社・御田植神事2020

2020-04-18 | 平野の伝統行事

「人の疫れい、泥の海へさしのけい!」~杭全神社・御田植神事2020

 約650年継承されている杭全神社の御田植神事だが、新型コロナウイルスの影響で本年度は無観客及び最低限のご奉仕者により、例年通り、4月13日に執り行われた。 

 私も昨年まで、6年にわたり、ご奉仕させていただいていたが、本年は自粛と相成った。

4.13:御田植神事  現在コロナウイルス禍によりホボ色々な行事が自粛となって居る中、杭全神社に於いて約650年の歴史を繫ぐ神事奉納を行う事が出来ました。・奉納者;シテ・地方・神官・後見各1名と神社側;宮司様、禰宜様で総計6名にて神社大門閉門の上、風雨の中拝殿全開にての奉納でありました。
シテの台詞一節に『牛のやまふ、人のゑきれ以、萬あしき事熊野乃奥能泥の海へさしのけ以』;豊作の予祝台詞と共に疫病退散が語られて居ります。杭全神社は旧くは祇園社・権現社と呼ばれていましたが貞観4年に牛頭天皇が勧進され祇園社が祀られ、建久元年熊野の山伏が役小角の彫った熊野本宮証誠大権現の尊形が入った笈をもたらし、熊野権現を祀ったのがその謂れであります。  (藤岡様のFB記事から拝借)

 上記記事にもありますように、私も「牛の病、人の疫れい、よろず悪しきこと、熊野の奥の泥の海へさしのけい!」とのシテの台詞が大好きでありましたが、今年ほど、この言霊に勇気づけられたことはありません。

 ※疫癘(えきれい):悪性の流行病。疫病

 人より、牛の方が先に来るところが、いかにも農耕民族らしく微笑ましいですね。

   

 

 

 

 

 (上記5葉の画像は後見人の藤岡様より、いただきました。)

 下記は過去写真と動画でありますが、あの名セリフを今、再たび、ご鑑賞ください。


シテは田を鋤く前に農耕の大切なパートナー、牛さんと会話をします。
シテ「西宮の尉(ぜぜ)が」
牛=地方が代弁「月に三度の雨、月々(2ヶ月)に六度の雨、モオーウ」
「西宮の尉」とは、雨乞いの祈祷をする人ではないかということです。
ここで、シテが名台詞を発します。
「牛のやまう(病)、人のえきれい、萬(よろず)悪しきこと、熊野の奥の泥の海へさしのけい」
庶民の幸せを願う気持ちが強く顕れていて、何だか、ほっこりとした気持ちになります。
シテは「させい、ひょうせい、ひょうせい」と繰り返しながら、牛を引き、唐鋤で田を鋤きながら拝殿をゆっくりと廻ります。

このパートは2幕目ともいうべきシーンです。

ご興味ある方は、こちらの全シーン解説をどうぞ。

御田植神事ガイダンス

 

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加美・旭神社 夏祭り ② ~宮入

2019-07-21 | 平野の伝統行事

加美・旭神社 夏祭り ② ~宮入

 各地域のだんじりは、夫々に個性的である。

 平野区においては大きく5圏域、校区的には22地域に分かれるが、祭りひとつとっても、育まれてきた文化と歴史が異なるため、夫々の特色を感じられ、各地域の祭りを渡り見る者としても興味深い。

 加美北東だんじりは毎回、女性パワーのパフォーマンスに圧倒される。

 

 

 いえいえ、男性パワーも負けじと・・・。

 

 正覚寺だんじりが宮入を先行し、これから、宮入する北東だんじりと並び立つ。

  正覚寺だんじりは男組。

 

 

 

 

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加美・旭神社 夏祭り ① ~加美北東だんじり

2019-07-20 | 平野の伝統行事

加美・旭神社 夏祭り ① ~加美北東だんじり

 7月16日、加美の旭神社で恒例の夏まつりが催行された。

 夕刻には、くすの大樹の前で、まず、龍踊りが奉納された。

子どもたちも、お祭りモードに。

宮入する北東だんじりが現れる。子どもだんじりと競演。

 

さらに、ミニだんじりまで登場。

 

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