ワンダースター★航星記

写真を撮るとは、決して止まらない時間を止めること。旅や日常生活のインプレッシブな出来事を綴ったフォトエッセイ集です。

黒部峡谷鉄道 ② ~欅平周辺散策

2020-08-31 | 富山の旅

黒部峡谷鉄道 ② ~欅平周辺散策

 

 黒部峡谷鉄道の終点、欅平駅から、秘湯「名剣温泉」を目指す。

 まず、切り立った渓谷に架かる朱色の奥鐘橋を渡り、岩壁をえぐり取って作られた歩道、「人喰岩」に到着

 その名のとおり、大きく口を開けた岩が人を飲み込むように見える。

 ちょうど、補強工事の最中で、岩壁ではなく、コンクリート壁になるようだ。

 もう、人を喰うことはなくなるが、安全のためとはいえ、ちょっと、寂しい気がしないではない。

 

 

 ヘルメットが用意されていた。のっけから、警告板。

 「こわいと思ったら、ここで引き返してください。」

 

 特に注意すべきは、落石だが、ダムの放水、熊出没にも注意らしい!?

 黒部川のせせらぎはどこまでも、清冽で秘境ムードに溢れている。

 このあたりは白馬連峰、唐松岳の裏側に位置するという。

 

 

 シシウドが咲いていた。

 

 「ミヤマカラスアゲハ」・・・私がもっとも、好きな蝶が出迎えてくれた。

 

 「日本の秘湯を守る会」会員、「名剣温泉」到着。ここから更に奥へ行くと「祖母谷温泉」だが、今回は引き返す。

 

 逆方向に戻って、足湯が名物である河原展望台に到着。左上に見えるのが奥鐘橋。

 

 

 「猿飛峡」を目指す。歩道のいたるところが落石避けのトンネルになっている。

 

 

 

 川幅が狭く、昔、猿が飛び越えたことからその名がついたという猿飛峡。

 残念ながら、そのすぐ手前で通行止めになっていた。

 

 

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黒部峡谷鉄道 ① 宇奈月から欅平へ

2020-08-29 | 富山の旅

黒部峡谷鉄道 ① 宇奈月から欅平へ

 宇奈月駅から欅平(けやきだいら)駅まで、日本一深いV字峡谷の全長20.1kmを片道約1時間20分で結ぶ黒部峡谷鉄道・トロッコ電車。

 黒部峡谷鉄道の歴史は古く、もともとは大正12(1923)年に黒部ダム建設の資材を輸送する作業用列車のために敷設され、昭和12(1937)年に現在の終点・欅平まで開通した。

 その後、昭和46(1971)年に現在の黒部峡谷鉄道株式会社が発足し、一般用のトロッコ電車の運行が始まった。

 オープンタイプの客車(普通車)に乗車し、爽やかな風と鉄路の響きを体感した。
 
 
 
 
 
 
 
 
 中世ヨーロッパの古城のような新柳河原(しんやながわら)発電所。
 
 
 トロッコ電車に乗車すると、富山県出身の女優・室井滋さんの車内アナウンスがあり、見どころやエピソードをガイドしてくれる。
 
 
 
 黒薙駅を過ぎると峡谷の沿線で一番峻険な谷に架かる後曳(あとびき)橋を渡る。
 60mあるという、あまりの谷の深さに後ろに引き下がったことから後曳と呼ばれるようになったそう。
 
 
遺跡のような水路橋。発電所まで送水する。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
終点の欅平駅に到着。
 
 
 

  

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天平たなばた祭り~平城京天平祭・夏2020

2020-08-27 | 奈良の催事・イベント

天平たなばた祭り~平城京天平祭・夏2020

 

 平城宮跡を光で彩る「天平たなばた祭り~平城京天平祭・夏~」が開催された。

 今年は新型コロナウイルスの感染防止のため、電飾付きの貴族の衣装をまとった人々が練り歩く目玉イベント「天平七夕行列」を中止し、代わりに、建築物などに映像を投影する「プロジェクションマッピング」がメインとなった。

 会場の朱雀門広場は幻想的な光景に包まれていた。

 

 

   

   

   

 

   

   

   

   

   

       

       

       

     

  

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緑のコキア・馬見丘陵公園 ~ 風鈴まつり・龍田大社

2020-08-25 | 花めぐり~7・8月

緑のコキア・馬見丘陵公園 ~ 風鈴まつり・龍田大社

 

 関西で一面のコキア群落を見れるスポットは少なかったが、本年より、奈良県馬見丘陵公園のカリヨンの丘で植栽されるようになった。

 このモフモフ感が女子にはたまらないのだという。

 コキアが真っ赤に染まる秋に、また来ようと思う。

 公園では向日葵だけでなく、サルスベリも花盛りだった。

近くに来たので、龍田大社に参拝する。

かつての地元の神社で、ここに来ると時間の伸縮がなくなるような気がする。

人生のさまざまな局面でお祈りに来ていたので、その刻々の想いが一枚の楽譜のように思えてくる。

また、いつか、この地に戻れるように祈った。

風の神様だけあって、風鈴まつりが開催されていた。

 

  

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ひまわりの咲くころ ~馬見丘陵公園

2020-08-23 | 花めぐり~7・8月

ひまわりの咲くころ ~馬見丘陵公園

 

 ひまわりが好きな人だった。

 夏の燃え盛るような太陽に向かって、敢然と挑むかのように咲く、ひまわりの花。

 屈託ない笑顔で青い空を背景にすくっと立つ、その姿はまるで、強さの象徴。

 でも、いつのころからか、誰にも見せることがなかった深い哀しみを知る。

 弱さを乗り越えてきたからこそ、強いのだ。

 あの人がひまわりを好きだった理由がわかった気がした。

 

 

 

 

 

 

 赤い品種だけでなく、白いひまわりを初めてみた。

 「ホワイトナイト」というのだそうだ。

 

 (8月10日 撮影)

 

  

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立山 室堂の夏 ⑤ ~残雪の道・最終章

2020-08-22 | 富山の旅

立山 室堂の夏 ⑤ ~残雪の道・最終章

 雄山山頂に至る登山道の中間点、標高 2,700mの稜線に建つ山小屋「一の越山荘」を目指す。
 立山室堂山荘から稜線上の「一の越山荘」を見上げる。

雄山山頂を望む。

 残雪上ルートが多い。それでも、昔と比べると、温暖化のせいか、雪が少なくなった。

 

 

 みくりが池とみどりヶ池が揃ってみえる。

 

 一の越山荘に到着。みくりが池温泉調達のお弁当を開けてみる。

 

 

 ずっしりと重かっただけに期待していたのだが・・・・(これで1000円??)

 

 登山者のオアシス、有料トイレの上に雄山への登頂ルートがみえる。

 ここで残念ながら、膝に違和感あり、下山することにした。

 午前4時半から、あちこち歩きすぎたかな。

 どうも、私は「王道」という言葉が嫌いで、「王道」といわれると道を逸れたくなる傾向がある。

 人生の旅も同じ。

 前回、ここに来たときも、ここから、雄山には行かず、雷電目指して、尾根道を歩いて行った。

 でも、次の機会には、素直に上だけを目指そうと思う。

 

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立山 室堂の夏 ④ ~高山植物の咲くころ

2020-08-21 | 花めぐり~7・8月

立山 室堂の夏 ④ ~高山植物の咲くころ

 

 下界の茹だるような暑さの中で、天空の庭に咲く花々を懐かしく思い出す。

 爽快な空と清冽な風に吹かれて、束の間の夏を謳歌する高原の花。

 ハクサンイチゲ、チシマギキョウ、チングルマ、イワツメクサ、ミヤマキンバイ、トリカブト、ハクサンフウロ、ウサギギク、コバケイソウ、イワカガミ、ツガザクラなど、不明なもの多し。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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立山 室堂の夏 ③ 室堂山展望台 ~北アルプスと立山カルデラ一望

2020-08-20 | 富山の旅

立山 室堂の夏 ③ 室堂山展望台 ~北アルプスと立山カルデラ一望

 

 立山主峰・雄山の直下に見える「室堂山荘」から室堂山展望台を目指す。(左;雄山 右;浄土山)

 まず、目に入るのが「みどりヶ池」。

 

 

 ほどなく、「立山室堂山荘」到着。山荘の脇に前身である「立山室堂」が建つ。

 

 18cに建てられたという室堂は修験者が宿泊したり祈祷を行ったりする堂で山小屋というより、立山遥拝のための信仰施設であった。

 

 ここから、麓の博物館で見た「立山カルデラ」の実物を見るため、標高2675mの室堂山展望台へ。

 

 途中、振り返ると室堂平と歩いてきた道のりが眼下に一望できる。

 

 

 室堂ターミナルが小さくみえる。それにしても、この空は・・・

 

 

 立山連峰の奥に映画にもなったクライマー憧れ「剱岳」の鋭峰がちらりと見えた。

 

 

 

 途中、浄土山山頂分岐に出る。

 「浄土山」・・・立山室堂には天国も地獄もある。

 私はまだ、行くわけにはいかない。

 「浄土山」に向かって、今日、逝く人を送る。合掌。

 

 

 

 ようやく、室堂山展望台到着。

 室堂平とは全く違った景観だ。 巨大な窪地とその周りをとりまく荒々しい断崖絶壁。

 これが、もう一つの立山とも呼ばれる”立山カルデラ”。

 

 北アルプスも一望である。

 左から、槍ヶ岳3180m、赤牛岳2864m、笠ヶ岳2897m、黒部五郎岳2826m。

 

  右にスライドして、笠ヶ岳、黒部五郎岳、薬師岳。

 槍ヶ岳をクローズアップ。右横は奥穂高岳3190m。

 

 

 

  

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「みくりが池温泉」日本最高所の温泉宿 ~心の宿シリーズ ⑤

2020-08-18 | 心の宿

「みくりが池温泉」日本最高所の温泉宿 ~心の宿シリーズ  ⑤

 

 標高2,410mの「みくりが池温泉」は日本最高所にある温泉宿というだけでなく、みくりが池と剱.立山連峰、浄土山、地獄谷と大日岳など一望できる絶好のロケーションに建つ。

 開業は1957年。登山者向けの山小屋であったが、開業当初から崖下にある『地獄谷』と呼ばれる源泉地から引き湯している。

 その湯は源泉掛け流し、加水なし、加温なしの白いにごり湯だ。

 日本秘湯を守る会の会員宿でもあり、山小屋というよりは「温泉宿」に近い。

 

 なかなか、予約が取れない超人気宿で、私にとっては、永年、憧れの的だったが、今回は予約なしの飛び込みで宿泊できた。

 

 

 開放的なテラスには、ときおり、雷鳥も現れるという。

 

 フロントは旅館的だが、横にある乾燥室と登山靴置き場が、山小屋ムードを醸し出す。

 部屋は6畳個室と8人部屋の2段ベット室。

 コロナ感染防止のため、この日は8人部屋を二人で使わせていただく。

 ベッドはYHっぽいが、お値段は、「心の宿シリーズ」これまでで最高値。  

      (といっても、税込12000円程。)

 

 

 料理はこれにローストビーフがつく。

 山小屋としては、まずまずだろう。

 

 さて、お目当ての温泉の水素イオン濃度は6.6で、温泉ゆう出地の泉温は45℃。

 単純酸性泉だが、酸性にありがちなピリピリ感はなく、まろやかな肌触りだ。

 

 

 宿前のテラスから、地獄谷に沈む夕陽を望む。

 

 日の出を見ようと翌朝は午前4時半に起きたが、朝焼け雲の立山連峰を拝めただけだった。

 

  

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立山 室堂の夏 ② ~地獄谷・血の池・りんどう池

2020-08-16 | 富山の旅

立山 室堂の夏 ② ~地獄谷・血の池・りんどう池

   みくりが池湖畔に建つ「みくりが池温泉」の北西直下にガスの激しい噴出音が響く。

 草木は一本もなく、各所から硫気孔が開口し、まさに地獄のような異様な光景が広がっている。

  温泉の源泉でもある「地獄谷」である。

  遊歩道が整備されており、昔、訪れたときはハンカチで口を押さえながら、散策したものだが、2011年から有毒ガスの濃度が高まっているため、立ち入り禁止となっている。

  温泉を上がったところにエンマ台という展望台があり、大日連山をバックに全貌を見ることができる。
 
 
 
 
 
 
 みくりが池とリンドウ池に挟まれた窪地には、池面が真っ赤な群集池「血ノ池」が不気味な表情を見せている。
 池が赤く見えるのは酸化鉄を多く含有しているからだが、こちらも、血の池地獄を彷彿とさせる。
 
 
 
 
 
雷鳥沢方面に向かう途中に見える「りんどう池」。
 
地獄谷の噴気が包む先には雷鳥荘がある。
 
 
 
 

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立山 室堂の夏 ① ~「みくりが池」のミステリアス・ブルー

2020-08-15 | 富山の旅

立山 室堂の夏 ① ~「みくりが池」のミステリアス・ブルー

 

 室堂ターミナル周辺の室堂平一帯は、国内でも3指に入る私のお気に入りスポット。

 整備された遊歩道があり、スニーカー履いた観光客と重そうな登山靴履いたクライマーが交錯する場所。

   下界のうだるような暑さが嘘のような清清しいアナザワ―ルド。

 まず、「立山玉殿の湧水」で喉を潤して、自然の一部になる。

 

 

 

 そして、室堂のシンボルである立山火山の火口湖である「みくりが池」。

 空と山々を映して、光や風によって刻々と変化する、ミステリアス・ブルーは見飽きることがない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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平和への祈りと悪魔の埋み火 ~ピース大阪 ②

2020-08-15 | 博物館・美術館

平和への祈りと悪魔の埋み火 ~ピース大阪 ②

 大阪空襲は1944年12月に始まり、府内で約1万5千人が犠牲になった。

  100機以上の爆撃機による襲来が大阪大空襲(計8回)と呼ばれ、最も被害が甚大だったのは1945年3月13~14日の大空襲で約4千人が死亡、約50万人が被災した。

  また、京橋駅空襲の惨状は今も語り継がれている。

  戦争の終焉を翌日に控えた1945年8月14日正午過ぎ、陸軍造兵廠を狙った数十機のB29爆撃機が飛来した。

  折しも、到着した上下各列車そして付近の防空壕に向かって数個の1トン爆弾が襲いかかった。

 一帯は屍山となり断末魔の叫び飛び交う地獄となった。

 その犠牲者は500人とも600人とも言われている。

 

 

 

 京橋駅の死体処理。

  大空襲で御堂筋は炎の川。

 一トン爆弾

 一トン爆弾と焼夷弾。

 道頓堀通りと戎橋。

 赤が被災した地域。

 焼野原になった大阪。

 ピース大阪内部の展示

 模擬原爆

 1945年7月26日、東住吉区田辺に落とされた原爆模擬弾。

 防空壕

 ピース大阪を出ると、猛烈な蝉時雨と真夏のかんかんの陽射しが降り注いでいた。

 大阪城公園では、家族連れや恋人たちが楽しそうに闊歩している。

 戦争は過去のこと。平和は成ったと思えてくる。

 だが、果たして、そうだろうか。

 内外に目を向けると、またぞろ、リンピオの仮面を被った輩の不穏な動きが各所にあるではないか。

 気付かぬうちに、悪魔の埋み火が、あちこちで、くすぶっている。

 そんな気がしてならない。

 

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語り継ぐ大阪空襲 ~ピース大阪 ①

2020-08-15 | 博物館・美術館

語り継ぐ大阪空襲 ~ピース大阪 ①

 

  森ノ宮駅から西へ400m、大阪城公園の一角に「ピース大阪」(大阪国際平和センター)がある。

    1945年(昭和20年)の空襲で焼き尽くされた大阪の街と人々の記憶を語り継ぐことで、平和の情報発信基地たらんとして設立されたミュージアムである。

    この町の片隅にも、きっと、すずさんはいた。

 

 

 

   軍医だった祖父は、父を連れて満州に渡った。

 やっと、帰国できたと思った束の間、祖父母は天王寺で空襲に遭い焼け出された

 大阪城の歩兵工廠近くに住み、戦局悪化のため、田舎に疎開した母。

   ちなみに母方の祖母の名は、すず。

 ピース大阪に展示されている記憶は家族の記憶と重なる部分がある。

 

 満蒙開拓団、壮行会

 

 

 疎開

 

 ピース大阪 内部

 

 

 

 

 いもがゆは米に、さつまいもやじゃがいも、かぼちゃと様々な雑穀をまぜて、かさましした、おかゆ。

 すいとんは小麦を練っただんごと野菜のつるや野草等を煮てつくった汁物。

 

 

 空襲警報を実際に聞いたような気がする。

 それは、親にさんざん聞かされたからなのか、それとも、夢をみたのか、はたまた、TVのシーンにそんなのがあったせいなのか、わからない。

 その記憶があまりに生々しいので、前世では空襲で亡くなっているのではないかと思うようになってきた。

 ☆☆☆

 戦局は悪化の一途。ついには無差別爆撃へ。

 

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天狗平から室堂平 ② ~ミヤマキンバイの咲くころ

2020-08-12 | 花めぐり~7・8月

天狗平から室堂平 ② ~ミヤマキンバイの咲くころ

 室堂ターミナルに近づいてきた。

 と同時に立山連峰とそれを取り巻く秀峰たちが威厳をもって迫ってきた。

 高山植物もチングルマやイワカガミだけではなく、多彩を極めてきた。

 なかでも、黄色が目立つミヤマキンバイは可憐な花だ。

ヨツバシオガマ、アオノツガザクラ、イワイチョウ、ツガザクラなど

山稜に流れる雲。

足跡を振り返れば、遥かな道。

 

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天狗平から室堂平 ① ~チングルマ・イワカガミの咲くころ

2020-08-10 | 花めぐり~7・8月

天狗平から室堂平 ① ~チングルマ・イワカガミの咲くころ

 高原バスは弥陀ヶ原を過ぎると立山連峰の勇姿が目前に迫ってくる。

 車窓から、称名川に注ぎ込むソーメン滝がみえる。

 殆どの乗客は終点・室堂までの乗車だが、私ひとり、ひとつ手前の天狗平で下車した。

 ランドマークである室堂のバスターミナル(立山高原ホテル)が遥か彼方に見える。

 なだらかであるが、標高差は150mある。

 ここで降りたのは、高山植物が豊富であると聞いたからだ。

さっそく、チングルマとコイワカガミが迎えてくれた。

これは、オタカラコウかな。

これは、ハクサンボウフウ?

高山植物の宝庫である。

2450mの目指す室堂も目前だ。

 

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