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「第4回 平野郷を着物で歩こう!」が5月25日付け大阪日日新聞に掲載されています。
開催までは、いつもどおり、プレッシャーもありましたが、反響の大きさに、今、達成感を感じています。
関係者の皆様、あらためて、ありがとうございました。
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「平野佛像博物館・絵葉書」 制作発表!
平野区流町の大和正信(峯山)さんは退職後、約20年に渡って、20体の佛像を彫ってこられました。
その荘厳且つ美麗なる作品は、既に、ご趣味の域を越え、仏師の域に達せられたように感じます。
昨夏、私は大和さんに対し、ご自宅にて保管されている佛像を一般公開されてはどうですかとご提案しました。
それを受けて、大和さんは「平野町ぐるみ博物館の全館一斉開館日」に合わせて、8月第4日曜日に限り、ご自宅にて「平野佛像博物館」として、公開されることになりました。
今回は大和さんのお許しを得て、私が撮影した佛像写真を絵葉書にさせていただくことになりました。
絵葉書本体は障がい者福祉に携わる「特定非営利活動法人もなか会 紙再生工房」の制作によります。
環境保全に役立つ大和川のヨシを漉き込んだ独特の風合いある手漉き再生紙を使用しております。
5種1セットで500円。収益は「平野を着物で歩こう!」の活動資金になる他、地域の町づくりや障がい者の仕事づくりに寄与します。
※絵葉書に、制作者・大和さんのお言葉を添えました。
<十一面千手観音菩薩立像>
補陀洛山(ふだらくさん=南インドにあると伝説的に信じられている観世音菩薩の霊場)に住み、人々を救う為、様々な姿に化身される。
千の手と千の目を持ち、人々のどんな願いも見逃さず救済出来る様、いろいろのものを持つ。
優しさを表現するのに努力しました。
<勢至菩薩立像>
人々が迷わない様にする知恵を授ける。
その知恵は阿弥陀如来より授かった知恵で、阿弥陀如来の右脇侍として立つ。
阿弥陀如来の極楽浄土へ人々を迎えるため、今にも動き出す姿を捉えました。
<大日如来坐像>
大日如来は真言密教の教主で、宇宙の真理そのものを仏格化された最高神と位置づけられている。
我が家も宗派は真言宗で、私自身も昭和6年生まれの未年で、守り本尊は大日如来である。
精魂込めて彫りました。
<仁王(金剛力士) 吽形>
もともと金剛杵の威力を人格化したもので、仏陀を守護する力士であったが、仏法を守護し邪悪を退ける像として寺門や須弥壇の左右に阿形像と対に安置される。
忿怒の気持ちを表す事を心がけました。
<阿修羅>
バラモン教の邪心で戦いの神であったが、仏教に帰依して六道の中に数えられ、帝釈天と戦い、八部衆の一尊として知られている。
興福寺像を模刻し、悲しげなあどけなさを意識して彫りました。
昨夏、不思議なご縁で大和さんにお会いできたこと。
念願だった博物館プロデュースをさせていただいたこと。
そして、故入江泰吉さんの仏像写真に崇敬の念を抱いていた私がこれも数奇なご縁で、とうとう、仏像写真の絵葉書を出せたこと。
何もかも、感謝感謝であります。
大和さんの佛像を撮影しながら、作品に込められた大和さんのお人柄と「仏心」を見てとりました。
合掌
尚、絵葉書は平野東商店街、Coffee House アートで購入できます。
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