「闘う前に負けること考えるバカいるかよ!」 ~プロレスラー墓名碑2022・アントニオ猪木 ④
1990年2月10日、TOKYOドームのメインは、アントニオ猪木、坂口征二VS橋本真也、蝶野正洋。
控室で臨戦態勢に入っている猪木と坂口がインタビューに答えていた。
かつて黄金コンビとして最強を誇った二人だが時は移り、凋落と引退の影が忍び寄っていた。
相対するは、これから絶頂期を迎える若い力の二人。世代交代を印象付けるようなカードである。
アナウンサーが「もし負けるようなことがあったら・・・」と口を滑らせた。
猪木は怒り「出る(闘う)前に負けること考えるバカいるかよ!」とアナウンサーにビンタを喰らわす。
それは、猪木自ら、己を張って、自らに闘魂注入したような一撃だった。
人間誰しも、強大な難敵を迎えなければならないときがある。
そんなとき、この言葉を思い起こし、己に闘魂ビンタを浴びせたい。
これから、私も大きな敵を迎えるのだ。
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