彷徨する鬼たち ~節分会
「節分」は、旧暦で言う大晦日で、立春の前日にあたる季節の変わり目で、悪い気が入りやすい日=鬼門の日だとされている。
鬼門の日には、その字の通り、鬼が出入りするという。
鬼とは邪気の象徴で、本来は目に見えないもの、この世のものではないもの、という意味だった。
「節分」では、炒った豆で鬼を追い払うが、その理由の1つには穀物には邪気を払う力が宿っていると考えられていたこと。
そしてもう1つは豆は魔目(まめ)、鬼の目という意味で、鬼の目に豆をぶつけて鬼退治するという意味から来ているという説。
また、鬼が滅びるという「魔滅(まめ)」の語呂合わせから来ているという説などがある。
いずれにせよ、2月3日には日本中の鬼たちが豆をぶつけられて、彷徨する。
大和神社の鬼はちょっと、くたびれている!?
大阪堂島薬師堂の鬼は変質者っぽい。
信貴山朝護孫子寺の鬼は何故かフレンドリー。
興福寺の鬼は邪気そのもの。
かわいい巫女さんの豆攻撃に転げまわる鬼たちがユーモラス。(八幡市石清水八幡宮)
行き場がなくなった鬼たちの居場所づくり。「鬼はうち!」。吉野山の鬼。
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