美保関 ~北前船・風待ち港の面影
北は日本海、南には美保湾と中海。
3つの海に抱かれた島根県の美保関は、漁業と海の玄関口として栄えたまち。
江戸時代には北前船の風待ち港として賑わい、一日千隻もの船が出入りしたといわれている。
宿屋を兼ねた廻船問屋が軒を連ね、積み荷を運ぶために、海から切り出した青石を敷き詰めた石畳も整備された。
その路は、「青石畳通り」として往時の面影を今に伝える。
青石畳通りを参道遺構として鎮座するのが、美保神社。
全国のえびすさんの総本社と言われる古社で、本殿は「美保造り」と呼ばれる大社造りのお社がある。
小さな港を望む土産店併設のお店「なかむら」で蕎麦を注文する。
なかなか、出てこないので?と思って、厨房を覗いたら、蕎麦を切っているところだった。
有名店でもないので、 正直、あまり期待していなかったのだが、あごだしが効いた蕎麦は格別だった。
これに、新鮮なイカ焼きをトッピング。たまりません!
ひらめやノドグロがうまいという。港町ならではの光景。
鳥取と島根を結ぶ境水道大橋。