「なつかしいモノたち」展 ~奈良大学博物館
奈良大学博物館にて、企画展「なつかしいモノたち」が開催されている。(入館無料、5月15日まで)
ポスターを見ただけで「懐かしい!」と思われる方、「レトロだけど新鮮!」と思われる方、様々だろう。
前者に属する私は「あれも知ってる。これも使っていた。」と過去への郷愁に浸ってしまった。
ここに展示されているモノは、歴史文化遺産やアート作品ではなく、数十年前に庶民が日常的に使っていたモノたち。
高度経済成長の中、モノは次から次へと目まぐるしく進化し、古くなったモノたちは新しいモノたちへと取って換わっていった。
しかし、今、あの頃の「なつかしいモノたち」は、その時代の写し鑑として、貴重な文化財になっていたのだ。
ここに展示されているのは1960~80年代のモノが中心だろうか。
今でも、ときおり、古い街角で見かける「ホーロー看板」。
う~ん。「スバル360」。
「広い室内」がうたい文句だったが、今は「どこが!?」と思ってしまう。
オジサンが所有していて、子ども含めてだが、4人乗りなのに6人くらい押し込まれて、どこか遊びに行った記憶がある。
富山の赤い「置き薬」の箱。
病弱そうな痩せたオッちゃんが何ヶ月かごとに家に訪ねてきては、中身をチェックし補充して帰っていった。
風船とかを置き土産にしてた。(営業努力してた) 箱には、こんな薬が入っていた。
あのころの「ケロリン」や「トンプク」はどこに行ってしまったのだろうか。まだ、残ってないかな。
大阪万博。ほとんどすべてのパンフレットやバッチを集めていたなあ。あれも何処にいったんだろう?
百恵にランちゃん。今はあやつの妻。
もう、遠くへ行ってしまった人もいる。髪がなくなった人もいる。
今は見なくなりました。ペナント。
そして、フマキラーに赤電話。