nodatchのブログ

鉄道が好きな旅行作家が、取材や出版などの個人的な話を書いていきます

札幌中島公園と渡辺淳一文学館

2014-10-09 21:44:00 | 国内旅行
札幌市電を中島公園通電停で途中下車。信号を渡って東に2~3分歩くと中島公園です。都会のオアシスのような緑豊かな場所で、中にはコンサートホールKitaraがあり、落ち着いた雰囲気でした。

それよりも、公園入り口に、渡辺淳一文学館の案内があったので、ちょっと気になり覗いてみることにしました。喫茶室もあるようなので、休憩したかったこともあります。

渡辺淳一氏は、北海道出身で札幌医大を卒業、本業は医者で、ちょっと前に亡くなった直木賞作家ですが、日本経済新聞に連載された「失楽園」「愛の流刑地」が大ベストセラーとなったことで話題となりました。まあ、ストーリーが不倫を扱った上に相当エロチックな内容でしたからね。それで映画やテレビドラマ化されて注目を集めたので、知らない人はいないでしょう。

文学かどうかや内容は別にして、物書きとしては、あれだけ売れれば満足でしょうね。文学館の1階は書棚のあるティールームで、話題となった著作が山ほど並べてありました。





せっかくなので、2階の展示室も見てみました。年表やら生原稿が陳列してあり、「あっ・・」「ふゆか・・・」などという読むと恥ずかしくなるような場面の原稿が堂々と飾ってあるとは、さすがというか・・・・。

 撮影禁止なので、文章だけですが、「ツーショット写真集」というコーナーもあり、黒木瞳、川島なお美、松坂慶子などという錚々たる女優さんたちと渡辺淳一氏との2人だけの写真が多数並んでいました。かなりにやけた表情の渡辺センセー。幸せ者ですなあ(笑)

休憩後は、中島公園通電停から再び市電に乗り、終点のすすきのへ。めでたく札幌市電完乗となりました。


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1 コメント

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Unknown (railway)
2014-10-18 03:24:55
 こんばんは。渡辺惇一は医師だったのですね。日本の女性医師第一号の荻野吟子を描いた「花埋み」や、野口英世を取り上げた「遠き落日」など、私には官能小説家というより伝記モノ作家のイメージがあります。
 ずいぶん前に、荻野吟子が北海道開拓のために入植した瀬棚に行き、廃線となった瀬棚線跡の碑、荻野の診療所跡を示す碑を見たことがあります。
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