9年前の公開時に見逃した映画「舞妓はレディ」を今日BSPで放映していた。初見だったが予想以上に面白かった。周防監督の映画はほとんど見ているが、この作品は古都京都の物語をミュージカル仕立てとした発想が面白い。主演の上白石萌音はこの当時まだ未知数だったと思うが、この7年後には朝ドラヒロインを務めるなど今や人気女優の一人となった。興味深いのはこの映画を製作した9年前の時点で舞妓のなり手がいないことが物語の発端となっていること。3年前から起きたコロナ禍の影響で舞妓の人手不足が問題になっているという話を聞くが、これは古くて新しい問題なのだろう。
この物語の舞台となっている花街・下八軒は明らかに京都五花街の一つ上七軒がモデルになっている。ロケは現地では難しいのでほとんどセットを組んだらしいが北野天満宮や上七軒歌舞練場などが出てくる。上七軒と言えば熊本の舞踊団花童を主宰する中村花誠さんの鳴物の師匠は中村寿誠さん。寿誠さんは熊本のご出身で、上七軒の鳴物師範をしておられたので、その縁で山鹿の八千代座で行われていた「山鹿をどり」には上七軒の芸舞妓さんが特別出演されていた。「山鹿をどり」はコロナ禍のため2020年から中断しており、早い復活を期待している。
「山鹿をどり」2018年4月15日 山鹿八千代座
(立方)京都上七軒歌舞会:梅葉・市こま・梅智賀 (地方)本條秀太郎・本條秀五郎・本條秀英二
この物語の舞台となっている花街・下八軒は明らかに京都五花街の一つ上七軒がモデルになっている。ロケは現地では難しいのでほとんどセットを組んだらしいが北野天満宮や上七軒歌舞練場などが出てくる。上七軒と言えば熊本の舞踊団花童を主宰する中村花誠さんの鳴物の師匠は中村寿誠さん。寿誠さんは熊本のご出身で、上七軒の鳴物師範をしておられたので、その縁で山鹿の八千代座で行われていた「山鹿をどり」には上七軒の芸舞妓さんが特別出演されていた。「山鹿をどり」はコロナ禍のため2020年から中断しており、早い復活を期待している。
「山鹿をどり」2018年4月15日 山鹿八千代座
(立方)京都上七軒歌舞会:梅葉・市こま・梅智賀 (地方)本條秀太郎・本條秀五郎・本條秀英二