1月3日にNHK総合「タモリと鶴瓶の新春特番」の中で「山名屋浦里」が話題になって以来、このブログの「山名屋浦里」関連のページへのアクセスが集中していたが、やっと今日は鎮静化したようだ。
今年の大河ドラマ「べらぼう」は初回から、命を落とした遊女の全裸遺体が折り重なるという投込寺のショッキングな映像が物議を醸しているようだ。花柳病にかかっても治療も受けられなかったり、食事もろくに与えられず栄養失調で命を落とす遊女なども多かったようで、「吉原」はけっして夢の国ではないことを端的に表現したものだろう。
ところで、「亡八」の中に扇屋宇右衛門という楼主が登場する。この男がくだんの「山名屋浦里」の原話である「扇屋花扇」の楼主である。なかなかの文化人で、遊女たちの教育にも熱心だったらしいが、「花扇」というのは「扇屋」の代々の花魁名で、四代目というのが名代の花魁だったという。
「べらぼう」には喜多川歌麿が登場するので彼が描いた「花扇」の話もきっとあるだろう。誰が「花扇」を演じるかも今後の楽しみだ。
歌麿が描いた花扇
花魁道中
今年の大河ドラマ「べらぼう」は初回から、命を落とした遊女の全裸遺体が折り重なるという投込寺のショッキングな映像が物議を醸しているようだ。花柳病にかかっても治療も受けられなかったり、食事もろくに与えられず栄養失調で命を落とす遊女なども多かったようで、「吉原」はけっして夢の国ではないことを端的に表現したものだろう。
ところで、「亡八」の中に扇屋宇右衛門という楼主が登場する。この男がくだんの「山名屋浦里」の原話である「扇屋花扇」の楼主である。なかなかの文化人で、遊女たちの教育にも熱心だったらしいが、「花扇」というのは「扇屋」の代々の花魁名で、四代目というのが名代の花魁だったという。
「べらぼう」には喜多川歌麿が登場するので彼が描いた「花扇」の話もきっとあるだろう。誰が「花扇」を演じるかも今後の楽しみだ。
歌麿が描いた花扇
花魁道中
なんだか、前回も今回もショッキングな映像からスタートしましたね。
私は今回はなぜか、スーっと見続けることができたようでしたが・・・。
>扇屋宇右衛門という楼主が登場する。・・・遊女たちの教育にも熱心だったらしいが・・・
前にこちらでコメントしましたっけ?
銀座あたりの一流のクラブのホステスさんは、かなり知的だと聞きますが、私は共通するように想像してしまいます。
私はそもそも「花魁」は載せてある写真のようなイメージしか持っていませんでしたが、ググってみると「吉原遊廓の遊女で位の高い者のことをいう。現代の高級娼婦、高級愛人などにあたる。」という言葉にたどりついて、初めて「花魁」のいろはの「い」の上に立った気になりました(汗)
>誰が「花扇」を演じるかも今後の楽しみだ。
これで「べらぼう」の興味が沸いてきました。
有難うございました。
吉原の影の面を視聴者に知ってもらった上で物語を進めて行こうという制作サイドの意図が感じられました。
遊郭は究極の接客業ですから、今の京都の舞妓さん教育にもつながるものがあると思います。礼儀や所作、言葉づかいに始まり、舞、唄、囃子、三味線、茶道、華道etc. に加え世事に通じていることが求められます。
花魁は、何千人もいた遊女の中の一握りのトップ層ですから、まさに選び抜かれた存在だったのでしょう。