Eddy Bear なんてすてきな日/アンドレ・ダーバン・作 角田光代・訳/学研教育出版/2009年
ぴかぴか堂は、町で一番有名なおもちゃやさん。ショーウィンドーには、すてきなおもちゃがならんでいます。
お店から、人がいなくなると、ぬいぐるみたちは まくらなげをしてあそびます。お月さまは、ぬいぐるみたちが なかよくあそんでいるのをみるのが楽しみで、ショーウィンドーの前にすわります。
ある日、ふたりの男の子が、くまのエディのとりあいをし、エデイのちいさな耳はとれてしまいました。つぎの日、店長は、売り物にならない耳のとれたエディを すててしまいました。そんなエディを 救ってくれたのは ちいさなねずみ。ねずみは、仕立て屋のトッドさんを 紹介してくれました。エディは、トッドさんから耳をつけてもらいました。また、お店の窓にかざられたエディでしたが、だいすきだった友だちは、いませんでした。
そのうち、ちいさな男の子が、いつもいつも窓の外をとおるのをみました。エディは男の子がとおるのが 楽しみになり、男の子もエディを見かけると、にっこりと笑いかけます。やがてエディは、エドワードといっしょに くらすことになりました。
そして、学校の「おもちゃの参観日」に、エドワードにつれられていくと、そこには、ぴかぴか堂の仲間たちが、たくさんいたのです。
優しくやわらかな色使いは落ちついた感じ。
エディがみんなと遊んでいるのは春、そして再会するのは冬。雪玉合戦です。