アリと バッタと カワセミ/脚本・絵 イ・スジン/童心社/2010年(12画面)
アリとバッタ、カワセミが いまの姿になった韓国の由来話。アリがずんどうで、まだバッタに髪の毛が生えていて、カワセミのくちばしが短かかったころの話。
三人?が遊んでいて腹が減ると アリが おかみさんの足にかみつき、こぼれたむぎめしをパクパク。
バッタが もっといいものを とってこようと、やってきたのは 湖。ところが、さかなにパクリと呑み込まれてしまいました。さかなのおなかで暴れ回るバッタ。そこにカワセミが とんできて、「あれ あんなところに、いきのいい さかながいるぞ。みんなに ごちそうしてあげようっと。」パクリすると、アリのもとへ かえりました。バッタくんが かえってこないから、さきにたべようと おさかなの おなかを ひらくと、「あー、あつかった。」と、バッタがでてきました。バッタは、このさかなを とってやったんだと、おでこの汗をふきふき、いいました。カワセミは、じぶんがとってきたんだと、ぶつぶつ 文句をいいました。
バッタは おでこを ふきすぎたので、ふさふさだった髪が 全部抜け、カワセミは、文句を言いすぎて、くちばしが、ながくなりました。そして、それをみたアリが、はらをよじってわらったので、こしが ほそくなりました。
笑って 痩せられるなら最高。やや強引すぎますが、最初と最後の、三匹の姿を比較しながらみると 楽しい。