どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

アリと バッタと カワセミ

2023年12月14日 | 紙芝居(昔話)

    アリと バッタと カワセミ/脚本・絵  イ・スジン/童心社/2010年(12画面)

 

 アリとバッタ、カワセミが いまの姿になった韓国の由来話。アリがずんどうで、まだバッタに髪の毛が生えていて、カワセミのくちばしが短かかったころの話。


 三人?が遊んでいて腹が減ると アリが おかみさんの足にかみつき、こぼれたむぎめしをパクパク。

 バッタが もっといいものを とってこようと、やってきたのは 湖。ところが、さかなにパクリと呑み込まれてしまいました。さかなのおなかで暴れ回るバッタ。そこにカワセミが とんできて、「あれ あんなところに、いきのいい さかながいるぞ。みんなに ごちそうしてあげようっと。」パクリすると、アリのもとへ かえりました。バッタくんが かえってこないから、さきにたべようと おさかなの おなかを ひらくと、「あー、あつかった。」と、バッタがでてきました。バッタは、このさかなを とってやったんだと、おでこの汗をふきふき、いいました。カワセミは、じぶんがとってきたんだと、ぶつぶつ 文句をいいました。

 バッタは おでこを ふきすぎたので、ふさふさだった髪が 全部抜け、カワセミは、文句を言いすぎて、くちばしが、ながくなりました。そして、それをみたアリが、はらをよじってわらったので、こしが ほそくなりました。

 

 笑って 痩せられるなら最高。やや強引すぎますが、最初と最後の、三匹の姿を比較しながらみると 楽しい。