どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

つきよのくろてん

2023年12月23日 | 絵本(日本)

    つきよのくろてん/手島圭三郎/絵本塾出版/2015年

 

 冬の終わりの満月の夜、森で繰り広げられるクロテンと、ウサギ、モモンガ、シマフクロウなどの狩りの情景が、静かに展開します。

 狩りをするものが、狩りの対象になる生存競争のなかで、いかに獲物をとらえるか、そして狩りから逃げ延びるか、緊張感が漂います。

 版画であらわされた鳥、木の樹皮や枝、雪の下の影などのギザギザ感。夜行性のクロテンがモモンガに飛びかかる場面や、羽を大きく広げたシマフクロウがクロテンに襲い掛かる場面は圧倒的です。

 クロテンの逃げ足は早い。雪の穴に逃げ込み、がれきの向こうから顔を出し、シマフクロウを翻弄する場面はユーモアも。雪が解けたら、逃げのびられるのか?。

 

 ”クロテン”は、イタチ科テン属に属し、猫ほどの大きさ。漢字だと黒貂。文字だけだとわかりにくいのですが、絵本だと明瞭です。


地面に何が?

2023年12月23日 | 日記

 このところ タマネギ以外は なくなったわずかな畑に、スズメが大量に飛来し、地面を年を突っついています。人の目には見えない虫が目当て?。

 すずめだけでなくジョウビタキも。

 いつもは柿をあさりにやってきますが、今年は何故か柿のほうはまだまだ被害?に合わずにいます。今年の柿は豊作で、干し柿もまあまあ。