どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

ウズベクの民話・・その出だし

2013年05月22日 | 昔話(ヨーロッパ)

 翻訳ものでは、日本の発端句のような出だしがないと思っていたら、やはり探せばあるもので(株)ぎょうせいから出版されている「シルクロードの民話3 ウズベク」の中の話の出だしが

「今は昔、今はもうない・・・」
「昔はむかし、帰らぬ昔・・・」
「二度と帰らぬ昔むかし・・・」

などとはじまるので、親近感をもって読むことができた。終わりの言葉がなかったのが残念。

そのなかのグリムの昔話と同じような「羊と狼」は

「今は昔、今はもうない・・・腹ぺこたちが腹いっぱいだったって、そんな昔があったとさ・・」

リズム感にとんだ出だし。

ちなみに、この本の訳者は池田香代子さんと浅岡泰子さん。
ウズベクは、1991年、ソビエト社会主義共和国連邦からウズベキスタン共和国として独立しています。

*これ以降、さまざまな発端をみることができています。(2014.12.30)


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