どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

目が十ある鬼の昔話・・ウガンダ アチョリ人の民話

2013年09月19日 | 昔話(アフリカ)

   のうさぎとさいちょう/ウガンダ アチョリ人の民話/オコト・ビテック 北村美杜都穂・訳/新評論/1998年初版
 

穴が七つあるものなーにというなぞなぞ。
 答えは頭で鼻や耳も数えて確かに七つ穴がある。

 目が十あると顔中、目だらけというイメージが浮かぶが、こんなキャラクターが出てくる昔話がウガンダ アチョリ人の昔話。

 目が十ある鬼がでてくるのが
 (ラギティンと鬼たち)
 (オチュガの実を摘みに行った十人の女の子)
 (のうさぎとラグート鳥と鬼)

 さらに、目が二十ある鬼
 (のうさぎとラグート鳥と鬼)

 読んでいる限り身長は人間なみのようなので、顔中が目だらけか。

 ところでこの本には33の話がのっているが、このうち12話は「のうさぎ」が主人公となっている。数多くの中から選択されたものがのっていると思うが、その結果3分の一に「のうさぎ」がからんでいる。

 アチョリ人にとってのトリックスターなのでしょうか。


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