Mars&Jupiter

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作曲家って、偉いもんだね。そしてトンプソンの交響曲第2番

2007-03-14 20:55:50 | 古典~現代音楽北アメリカ編
ある会での出来事で覚えている体験は、
食事をしながら話していた時に、
私の頭の中にいきなり荒々しい金管による曲が響いたことだ。

その曲はとても印象的な旋律だったので、
私はそのメロディーをしっかり記憶しようとした。

記憶はしたもののそれを楽譜にできるかというと、
それは別の問題で、やるとなったらかなりの時間を要するだろう。

だからモーツァルトやベートーヴェンは偉いのであって、
そこが天才と凡人の違いかなとも思うのである。

今日は横浜から和田町まで歩いた。
聴いた曲はトンプソンの交響曲第2番である。

先日聴いたやんちゃ坊主のようなアイヴズとは違って、
あまりにも手堅く、正攻法で曲を作っており、
曲の展開がわかるので聴いている側としては安心して聴ける。

最後の楽章のクライマックスに来て
アメリカの作曲家らしくロマンティックなメロディーが流れ、
圧倒的な高揚感の中で音楽は終わる。

短い動機をこれでもかこれでもかと調理するので、
頭の中にその動機は記憶されていく。

でもこの曲の作り方、私の頭の中に響いた交響曲と似ている。
おそらく曲として完成させたらこんな風だろうなあ。

でも、決定的なのは頭の中に浮かんだメロディーを
即座に楽譜にできないことだろう。
コメント
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