Mars&Jupiter

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風邪と花粉症のダブルパンチ、そしてツェムリンスキーの交響曲第2番

2007-03-17 23:01:38 | 古典~現代音楽オーストリア編
先週から続いている風邪が治らないので、
仕方なく今日は医者に行った。

朝方から夕方まで咳が止まらず続き、
午後くらいになると花粉症によるくしゃみも続く。

咳が1週間近く続くのは確かにまずい。
しかし、この時期二俣川のクリニックも
患者が多いせいか2時間半くらい待たされた。

帰る途中に買い物ついでに希望ヶ丘まで行き、
そこから二俣川まで歩いた。

今日は風邪を治すことを優先し、
あまり長い距離歩くのは避けた。

ただ、二俣川から希望ヶ丘までの道は、
途中県立公文書館のある場所を経由し、
住宅街を抜けて東希望ヶ丘へ出て、
その後厚木街道に平行して沿っている道を歩いた。

こうして、よく車などで通過する厚木街道を
裏側から見ながら歩くのも不思議なもので、
やはり自分が知っている世界というのは、
ごくごく一部でしかないなと実感するのであった。

今日聴いた曲はツェムリンスキーの交響曲第2番である。
高校生の時にFM放送でハンス・ツェンダーの指揮で、
1楽章だけ流れていたのを録音して何度も聴いていたが、
最近は録音されたいくつかの盤が出ている。

1楽章だけ聴いてもロマンティックな作品であることがわかる。
一部ドヴォルザークっぽい部分もあり、
全体的には(特に4楽章)ブラームスの影響を強く感じる。

この交響曲よりは一般的には叙情交響曲が有名だが、
これはマーラーの「大地の歌」とスタイルは似ているんだなあ。

当時の音楽家には影響力のあった作曲家ではあるが、
しばらく、忘れ去られていた作曲家だったと思う。

人間は過去を忘却することで未来に生きていけるのだろう。
つらい想い出は忘却することで過去から解放されるのでいいが、
有名になった人物は時の人として過去に封印され、
人々の記憶からは消されてしまうんだなあと思う。
コメント
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