昨日は西谷駅から二俣川まで歩きました。
途中で聴いたのは1899年生まれのドーソンの作品。
(CDの解説書では1898年生まれと書いてあるが、
1899年生まれがどうやら正しいようである。)
今回からは、交響曲北アメリカ編の補足版に入る。
アラバマ州アニストンの貧しい黒人の家庭に生まれた彼は、
13歳の時にタスキーギの教育機関に入り、音楽を知り、
シカゴ音楽大学、アメリカ音楽院で学んだあと、
シカゴ市民管弦楽団でトロンボーン奏者を務め、
1931年から1955年の間にはタスキーギ大学で、
教鞭をとったようで、その間に作曲活動も行った。
主要作品にはヴァイオリン、チェロ、ピアノのための三重奏曲や、
ヴァイオリン・ソナタや合唱曲などあるが、
最も知られているのがニグロ・フォーク・シンフォニーのようだ。
ニグロ・フォーク・シンフォニーは、
1931年に作曲され、1952年に改訂されている。
この年に作曲者は西アフリカへの旅行をしたようで、
そこで体験したアフリカのリズムを活かして改訂したようだ。
この交響曲は、レオポルド・ストコフスキーの指揮、
フィラデルフィア管弦楽団の演奏で、
1934年11月16日に初演されたようだが、
今回聴いたCDの指揮はストコフスキーで同じだが、
演奏はアメリカ交響楽団によるものである。
第一楽章アダージョ-アレグロ・コン・ブリオは、
「アフリカの絆」という題名がついている。
冒頭ホルンがほのぼのとした民謡調の旋律を奏して始まる。
その後オーボエがその旋律を再び奏し、
その他の楽器が変形したその旋律を引き継いでいく。
やがて別の旋律も登場して展開されていくが、
聴いているとドヴォルザークの交響曲を聴いているかのように
素朴で明るい感じで、金管楽器が活躍し楽しい曲だが、
リズムについてはシンコペーションなど使い、個性的なところがある。
情熱的でどこか懐かしい感じを与えるアメリカらしい音楽である。
最後は打楽器と金管楽器によって華々しく終わる。
第二楽章アンダンテ-アレグレット(アラ・スケルツァンド)は、
「夜中の希望」という題名がついている。
ゆったりとした黒人霊歌風の旋律がオーボエによって奏され、
他の楽器に引き継がれていくが、その物悲しい感じと、
軽快で民謡風ののびやかな旋律が対照的である。
曲はこれらの旋律を繰り返しながら情熱的に進行していくが、
終わりの方で登場する太鼓は、アフリカ的なものなのだろうか。
素朴でありながら、この曲の中では異質で、太古の世界を感じさせる。
第三楽章アレグロ・コンブリオは、
「O, le’ me shine, shine like a morning star!」という題名がついている。
「朝の星と同じように、私を輝かせて!」というような意味だろうか。
これまでに使われた主題を使いながら展開していく。
こういったところは、ベートーヴェンの交響曲第9番の手法である。
しかし、旋律の素材からみるとドヴォルザークの
交響曲第9番にも共通したところがあるといえる。
最後は華々しく明るく終わるが、それにしてもアメリカらしい。
途中で聴いたのは1899年生まれのドーソンの作品。
(CDの解説書では1898年生まれと書いてあるが、
1899年生まれがどうやら正しいようである。)
今回からは、交響曲北アメリカ編の補足版に入る。
アラバマ州アニストンの貧しい黒人の家庭に生まれた彼は、
13歳の時にタスキーギの教育機関に入り、音楽を知り、
シカゴ音楽大学、アメリカ音楽院で学んだあと、
シカゴ市民管弦楽団でトロンボーン奏者を務め、
1931年から1955年の間にはタスキーギ大学で、
教鞭をとったようで、その間に作曲活動も行った。
主要作品にはヴァイオリン、チェロ、ピアノのための三重奏曲や、
ヴァイオリン・ソナタや合唱曲などあるが、
最も知られているのがニグロ・フォーク・シンフォニーのようだ。
ニグロ・フォーク・シンフォニーは、
1931年に作曲され、1952年に改訂されている。
この年に作曲者は西アフリカへの旅行をしたようで、
そこで体験したアフリカのリズムを活かして改訂したようだ。
この交響曲は、レオポルド・ストコフスキーの指揮、
フィラデルフィア管弦楽団の演奏で、
1934年11月16日に初演されたようだが、
今回聴いたCDの指揮はストコフスキーで同じだが、
演奏はアメリカ交響楽団によるものである。
第一楽章アダージョ-アレグロ・コン・ブリオは、
「アフリカの絆」という題名がついている。
冒頭ホルンがほのぼのとした民謡調の旋律を奏して始まる。
その後オーボエがその旋律を再び奏し、
その他の楽器が変形したその旋律を引き継いでいく。
やがて別の旋律も登場して展開されていくが、
聴いているとドヴォルザークの交響曲を聴いているかのように
素朴で明るい感じで、金管楽器が活躍し楽しい曲だが、
リズムについてはシンコペーションなど使い、個性的なところがある。
情熱的でどこか懐かしい感じを与えるアメリカらしい音楽である。
最後は打楽器と金管楽器によって華々しく終わる。
第二楽章アンダンテ-アレグレット(アラ・スケルツァンド)は、
「夜中の希望」という題名がついている。
ゆったりとした黒人霊歌風の旋律がオーボエによって奏され、
他の楽器に引き継がれていくが、その物悲しい感じと、
軽快で民謡風ののびやかな旋律が対照的である。
曲はこれらの旋律を繰り返しながら情熱的に進行していくが、
終わりの方で登場する太鼓は、アフリカ的なものなのだろうか。
素朴でありながら、この曲の中では異質で、太古の世界を感じさせる。
第三楽章アレグロ・コンブリオは、
「O, le’ me shine, shine like a morning star!」という題名がついている。
「朝の星と同じように、私を輝かせて!」というような意味だろうか。
これまでに使われた主題を使いながら展開していく。
こういったところは、ベートーヴェンの交響曲第9番の手法である。
しかし、旋律の素材からみるとドヴォルザークの
交響曲第9番にも共通したところがあるといえる。
最後は華々しく明るく終わるが、それにしてもアメリカらしい。