Mars&Jupiter

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ジョン・オールディン・カーペンターの交響曲第1番を聴きながら横浜から星川まで歩く

2008-10-22 03:22:26 | 古典~現代音楽北アメリカ編
昨日は横浜から星川駅まで歩きました。
途中聴いたのは1876年生まれのカーペンターの交響曲第1番。
彼の略歴については以前ふれたので省略するが、
彼が作曲した交響曲について触れている話は少ない。
音楽界の時流に合わなかったことや、
日曜作曲家であったこともあって注目されにくかったのだろう。

CDの英文の解説書を参考にすると、
交響曲第1番は、初期の作品の改作であり、
副題が「自然の教訓」が付いている交響曲第1番は、
1916年から17年にかけて作曲されたもので、
そもそも交響曲第1番は長い3つの楽章によるものだった。
指揮者フレデリック・ストックがカーペンターに
シカゴ交響楽団創立15周年の際に委嘱した作品であった。
ここから選んで新しい版として一楽章制の交響曲に改作し、
改作した交響曲第1番の初演は、
1940年10月24日にシカゴ交響楽団の演奏、
フレデリック・ストックの指揮のもとで行われている。
1940年代初めにはフリッツ・ライナーや、
ブルーノ・ワルターなどの指揮者の演奏会で取り上げられた。

曲はモデラート-ソスティヌートの部分は、
ロシアを思わせるようなロマンティックな音楽で始まる。
なつかしさや優しさを感じる音楽は、
やがて金管が加わり活気を持つなどし、
そのあとしんみりとし、ゆったりとした音楽になる。
終わりで激しさを増したあと、幻想的になり、
モデラート・グラツィオーソの部分に入る。
堂々とした音楽に続きオーボエにより情緒的な旋律が奏され、
この旋律は他の楽器にも受け継がれていく。
ワグナー風の音楽が奏され、モデラートの部分に入る。
打楽器などが軽やかなリズムを叩き、夢見るような音楽になり、
その後オーボエ・ソロによる哀愁を持った旋律が奏される。
フルートと弦楽器により始まる甘いモデラートの部分に入り、
ここでは弦楽器による軽快な舞踏的な音楽が奏され、
管楽器が加わり華やかな部分を加えていき、ラルゴの部分に入る。
ここでは冒頭の旋律が再び現れ、音楽はゆったりとした歩調の中、
夢見心地のロマンティックな音楽を奏でていく。
最後は金管楽器を中心に堂々としたクライマックスを築き、
ティンパニの連打の中で静かに終わっていく。
コメント
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