Mars&Jupiter

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ジョン・ハービソンの交響曲第3番を聴きながら星川から西谷まで歩く

2008-10-21 07:52:14 | 古典~現代音楽北アメリカ編
昨日は星川駅から西谷駅まで歩きました。
途中聴いたのは1938年生まれのバービソンの交響曲。
ジョン・ハービソンはニュージャージー州のオレンジで、
12月20日に生まれ、1954年16歳で
名誉あるBMI財団の学生作曲賞を獲得した。
バーバード大学で音楽を学び、グリークラブに所属して歌い、
そのあとプリンストン大学で学び、作曲はウォルター・ピストンや
ロジャー・セッションズに師事したということである。
のちに彼はマサチューセッツ工科大学の音楽教授に任命されたようだ。
ジェームズ・レヴァインのデビュー25周年のために
メトロポリタン歌劇場が彼に作曲を委嘱したのが
オペラ「グレイト・ギャッツビー(華麗なるギャッツビー)」であり、
この作品は1999年12月20日に初演されている。

CDの解説書で書いてあることを読むと、
交響曲第3番は、1990年に作曲された。
初演は1991年2月26日ジンマンの指揮、
ボルティモア交響楽団によって行われている。
曲はおおきく5つの部分に分かれるようで、
スコンソラート(やるせなく)-
ピュ・モッソ(今までよりも速く)の部分、
ノスタルジーコ(なつかしく)の部分、
ミリタンテ(過激的に)の部分、
アパッショナート(熱情的に)の部分、
エスベランテ(あふれるばかりに)の部分から成る。

冒頭の部分は指定通りやるせない感じの
ため息のような音楽であるが、
一方でバルトーク風の激しい音楽が奏される。
弦楽器を中心に奏される旋律は、メランコリーである。
中国風なフレーズが木管楽器によって奏される。
このフレーズはなつかしい感じを思わせる。
金管楽器の厚みのある音楽と協奏的に展開される。
曲は金管楽器・打楽器を中心に激しさを増していく。
打楽器の激しい部分はアフリカ的な響きも感じさせる。
その後弦楽器と金管楽器・打楽器との対話のような音楽が続き、
フルートとファゴット・クラリネットが加わる部分から、
幻想的な世界を一瞬感じさせ、様々な楽器のやりとりのあと、
音楽は再びバルトーク・ストラヴィンスキー風になっていく。
打楽器によるリズミックな動きと、弦楽器のしなやかで叙情的な旋律と、
荒々しい金管楽器の吹奏のバランスが聴いていて興味深い。
あるところはヴァレーズも感じさせ、金管楽器を中心に、
打楽器や弦楽器も加わり、荒々しさ、激しさを残しつつ終わる。
コメント
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