昨日は横浜から和田町まで歩きました。
途中聴いたのは1923年生まれのローレムの交響曲。
略歴については器楽曲・室内楽曲編で触れたので省略する。
交響曲第1番は1948年に第一楽章の作曲にとりかかり、
1950年には完成した作品で、翌51年にはウィーンで、
指揮者ジョナサン・スタンバーグが初演しているが、
その後それほど演奏される機会の少ない作品である。
作曲者自らがいうように交響曲というよりは組曲的な要素が強く、
自由なスタイルで書かれている作品である。
第一楽章マエストーソは、ファンファーレ風の音楽で始まり、
叫ぶような金管楽器の旋律は木管楽器に受け継がれ、
やがて弦楽器が加わり、叙情的で印象主義的な音楽が展開される。
フランスで学んだこともあってか、この曲はアメリカらしくない。
第二楽章アンダンティーノは、木管楽器のソロが活躍する中で
牧歌風の音楽が、おだやかなテンポで展開されていく。
フルートやオーボエのソロが特に美しく感じる。
フォーレのように幻想的で風景描写的でもある。
第三楽章ラルゴは、フルート・ソロから始まるおだやかな曲。
この旋律も美しく、様々な楽器に受け継がれていく。
中間部ものどかな感じで、ゆったりと時が過ぎていく。
三部形式で書かれているようで最初の主題が登場する。
盛り上がりのある部分もあり、フォーレを感じさせる。
最後は美しいフルート・ソロとハープが加わり、
弦楽器の演奏で静かに消えるように終わる。
第四楽章アレグロは、リズミックで軽快に始まる。
第二主題はローレムがモロッコ滞在中、ラジオから聴いたアラブの
結婚式の曲から採ったようなことが、CDの解説書に書いてある。
楽しい感じであるが、終わりにかけてはフィナーレらしく、
金管楽器や打楽器も加わり、華やかに盛り上がって終わる。
交響曲第2番はニコライ・ソコロフというロシア系アメリカ人の
指揮者の委嘱を受けて、1956年にニューヨークで作曲された。
第一楽章大らかに、モデラートは、冒頭の前合奏のあと、
暗く思いつめたような主題が弦楽器を中心にユニゾンで奏される。
この曲の雰囲気は、アメリカ的でロマンティックな部分がある。
その一方で軽快な音楽の部分にはフランス音楽の影響もみられる。
他の楽章が短いのに対し、この楽章だけは長く15分以上かかる。
最後木管楽器群が活躍する中、大きな盛り上がりをみせて終わる。
第二楽章トランクィロは、フルート・ソロで始まる愛らしい旋律は、
いかにもアメリカ的であり、3分ほどの短い楽章ではあるが印象的だ。
力強い部分が金管楽器で奏される一方で、
弦楽器中心に奏される甘い旋律はロマンティックで、
孤独な荒野の中に取り残されたかのような感じでもある。
第三楽章アレグロは、打楽器が荒々しいリズムを叩く中、
軽快な旋律が弦楽器などによって奏され、
ピアノも加わり、リズミカルな音楽が展開される。
3分ほどの短いフィナーレ楽章で、途中盛り上がりを見せるが、
最後は意表をつかれたかのようにあっけないほどあっさり終わる。
途中聴いたのは1923年生まれのローレムの交響曲。
略歴については器楽曲・室内楽曲編で触れたので省略する。
交響曲第1番は1948年に第一楽章の作曲にとりかかり、
1950年には完成した作品で、翌51年にはウィーンで、
指揮者ジョナサン・スタンバーグが初演しているが、
その後それほど演奏される機会の少ない作品である。
作曲者自らがいうように交響曲というよりは組曲的な要素が強く、
自由なスタイルで書かれている作品である。
第一楽章マエストーソは、ファンファーレ風の音楽で始まり、
叫ぶような金管楽器の旋律は木管楽器に受け継がれ、
やがて弦楽器が加わり、叙情的で印象主義的な音楽が展開される。
フランスで学んだこともあってか、この曲はアメリカらしくない。
第二楽章アンダンティーノは、木管楽器のソロが活躍する中で
牧歌風の音楽が、おだやかなテンポで展開されていく。
フルートやオーボエのソロが特に美しく感じる。
フォーレのように幻想的で風景描写的でもある。
第三楽章ラルゴは、フルート・ソロから始まるおだやかな曲。
この旋律も美しく、様々な楽器に受け継がれていく。
中間部ものどかな感じで、ゆったりと時が過ぎていく。
三部形式で書かれているようで最初の主題が登場する。
盛り上がりのある部分もあり、フォーレを感じさせる。
最後は美しいフルート・ソロとハープが加わり、
弦楽器の演奏で静かに消えるように終わる。
第四楽章アレグロは、リズミックで軽快に始まる。
第二主題はローレムがモロッコ滞在中、ラジオから聴いたアラブの
結婚式の曲から採ったようなことが、CDの解説書に書いてある。
楽しい感じであるが、終わりにかけてはフィナーレらしく、
金管楽器や打楽器も加わり、華やかに盛り上がって終わる。
交響曲第2番はニコライ・ソコロフというロシア系アメリカ人の
指揮者の委嘱を受けて、1956年にニューヨークで作曲された。
第一楽章大らかに、モデラートは、冒頭の前合奏のあと、
暗く思いつめたような主題が弦楽器を中心にユニゾンで奏される。
この曲の雰囲気は、アメリカ的でロマンティックな部分がある。
その一方で軽快な音楽の部分にはフランス音楽の影響もみられる。
他の楽章が短いのに対し、この楽章だけは長く15分以上かかる。
最後木管楽器群が活躍する中、大きな盛り上がりをみせて終わる。
第二楽章トランクィロは、フルート・ソロで始まる愛らしい旋律は、
いかにもアメリカ的であり、3分ほどの短い楽章ではあるが印象的だ。
力強い部分が金管楽器で奏される一方で、
弦楽器中心に奏される甘い旋律はロマンティックで、
孤独な荒野の中に取り残されたかのような感じでもある。
第三楽章アレグロは、打楽器が荒々しいリズムを叩く中、
軽快な旋律が弦楽器などによって奏され、
ピアノも加わり、リズミカルな音楽が展開される。
3分ほどの短いフィナーレ楽章で、途中盛り上がりを見せるが、
最後は意表をつかれたかのようにあっけないほどあっさり終わる。