大磯の現場では、家の形や窓の位置がだいたい見えてきたところで、施主を交えて庭づくりの打ち合わせを行いました。
桂離宮のようにジグザグと雁行する間取りに絡むように、雑木の庭をつくっていく予定です。
工事の途中から何度も植栽の打ち合わせをする機会は多くはないけれど、やはりじっくり時間をかけて案をつくっていくことで、とても良い庭になりそうです。
庭づくりを担当してくださるのは、アトリエたね さん。
大磯の風土にあった樹種を選んだり、管理するうえでのポイントを丁寧に説明してくださいます。
そして、ぼくが一人で考えていても出てこないようなアイデアを出してくれて、楽しい暮らしの場がイメージされていきます。
うーん、この家もヒュッゲになりそうだ。
資料集やイメージスケッチ、事例写真、素材サンプルを交えながら、暑い中でも楽しい打ち合わせになりました。
大磯の現場を後にし、向かった先は都内の経堂の現場。
この日は棟上げでした。
35度は超えようかという猛暑のなか、日陰も無い現場で一日中作業に取り組んでいただいた現場の皆さんには本当に頭の下がる思いです。
ええ、地獄でしたよ~、と笑顔で話される工事監督のOさん。
いやあ、夕方にのこのこやってきてすみません・・・。
この家は住宅街のど真ん中に建ちます。2階建てですが、角地で圧迫感がないように建物のプロポーションに気を配りました。
1階の大きな屋根の下は回廊になっていて、行ったり来たり移動するのが楽しい空間になりそうです。