僕にとっては恒例になってしまった、「アレッシィでクリスマスプレゼントを選ぶ!」
アレッシィは20世紀はじめにステンレス・金属器メーカーとしてスタートしたそうですが、今では、その技術力を活かしつつ、建築家・デザイナーに食器・キッチン関係のグッズのデザインを任せ、製品化しています。ですからデザインテイストは共通しているわけではないのですが、アレッシィからデザインを依頼されるのはデザイナー冥利に尽きること。当然ガチンコ勝負のように力のこもった作品となっています。年に一回、そういうデザイン色の強いものを手に入れることで、自分の価値観も刺激を受けます。(あくまで妻へのプレゼントということになっているのですが、名目上は)
昨年のピーター・ズントーのデザインによる「ペッパーミル」のことはこのブログでも書きましたが、今年の戦利品はマルタ・サンソーニという若手女性デザイナーによる「鍋敷き」。
ステンレスに不思議な紋様を打ち抜いたシンプルなもの。ところがこれが何とも華やかなんです。鍋敷きとはいえ、上に載せるものをステンレスの鏡面が映しこみ、強い存在感を醸し出します。下の写真は、鍋敷きの上に同じくアレッシィ製のシュガーポットを載せたところ。これがあるだけで空間が引き締まるような感じは、さすがです。
こういう小さな金属器というのは、そう簡単に壊れることもないし、大事に使えば一生モノです。気に入ったモノをひとつずつ。年に一回の楽しみです。今年はサンタさんはこの鍋敷きに巡り合わせてくれました・・・クリスマスに鍋敷き?・・・まあ、いいか。地味な好みが続いていたから、この華やかな一品、嬉しい限りです。
メリークリスマス。