朝起きて、リビングの窓から窓の外をふと見ると、ある光景に目がとまりました。庭に置かれている信楽焼きの鉢のなかの水がキュッと寒さで凍って、白い花が氷のなかでとても鮮やかに見えたのでした。これだけ朝も冷え込むと、たしかに屋外の水が凍るのも不思議ではありませんね。
昨日は造園屋さんが、庭木の手入れに来てくださいました。時折、草花も手入れをしてくださって、その都度この信楽焼きの鉢や、鉄でできたバードバスの置物に、庭の草花をなにか添えていってくださいます。今回の作品(!)はこれ。水が凍りついたおかげで、一晩たってもとても鮮やかに浮かんでいるのでした。
冬の庭はやはり寒いですから、なかなかゆっくりと庭で過ごすことはありません(笑)。ですが時折こうしてゆっくりと庭を眺めると、冬の植物ならではの渋い色合いに、はっとする瞬間があります。
絵本画家だったターシャ・テューダーさんの庭は、そのナチュラルガーデンとしての魅力に多くのファンがいますね。僕もそんな庭の雰囲気にあこがれる一人ですが、よくよく自然の姿を観察すると、いろいろな発見があり、とても楽しいものです。自然の姿に、遊びごころを加えながら楽しむ庭。寒い季節には、暖かく居心地の良い窓辺からそんな雰囲気を眺める。小さなスペースでも、そんな楽しみに満ちた家づくりができるといいなあ。