もうすっかり寒くなってきた晴れた日、竣工して間もない「奥沢の家」を訪れました。
植栽も整い、枕木の敷かれた前庭を通って玄関にアプローチするのが、とても楽しい雰囲気です。
このあたりの住宅街はすべて防火規制がかかりますが、その規制線をかわしながらプランニングし、木製の玄関ドアがついています。
多目的に使える土間から前庭を見返すと、とても広々と感じます。
やがて5月には、紅葉の鮮やかは眺めを楽しむことができるでしょう。
その大きなシンボルツリーの紅葉を囲むようにして、家のカタチはできあがっています。
低く抑えられたダイニングの窓と、屋根の形をした斜めの高い天井。
重心の低い落ち着きと、開放感の両方が、ちょうどよく調和したようで、嬉しくなりました。
明るくて穏やかな空間。じんわりと居心地の良い家になることを願ってつくった家です。