雨続きの日々。
そんなときには、雨に降られ続けたベルリンの写真はちょっと小休止。
かわりにカラリと晴れたときの写真を。
ある日の自由が丘の家の写真。
6年経って、少しずつ庭に増えていくモノ。
草木。いつの間にかぐんぐん伸びる。
そのひとつひとつが影となって、なにやら予感めいた感じ。
FANTASMA. ~幽霊~
たしか、ジョージア・オキーフの家の写真集に、影を指してそんなことが書いてあったな。
オキーフの家のように土でできた家ではないけれど、ここは日本、モノクロームの美学で勝負だ!とばかりに、自由が丘の家は白と黒の漆喰で塗られている。それももう6年経って、まだらになってきた。なかなかいい味だ。でも、その壁や床にくっきり映り込む影は鮮烈だ。美しい。そして謎めいている。明るく、透明なものにはない。
そんな予感と謎の中をぐんぐん進むのは、ロビン王子。彼には影の美しさなんかおかまいなしだろう。いや、もしかしたらわかっているのかも、人間より。
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